2017年8月22日火曜日

ACL 準々決勝第1戦 川崎フロンターレ戦に向けて

サッカーが好きでJリーグを見ている。
浦和レッズが好きでレッズサポーターをかれこれ5年半やっている。

今年のレッズは毎月話題に事欠かないほど次から次へとJリーグ界隈を騒がせている。
直近の話題で言えば何と言っても5年半もの長きに渡り監督を務めたミハイロペトロヴィッチ監督の解任であり、今はその後任にあたる堀監督の手腕が注目を集めている。
ペトロビッチ監督に対する思い出などはまた別の機会に語るとして、今は堀監督について。

新監督就任後、2勝1分け。
リーグ戦ではないがスルガ銀行チャンピオンシップのシャペコエンセ戦も含めれば3勝1分けここまで負けなし。
我々Jリーガー必須のバイブル能田達規先生の「マネーフットボール」によれば「監督解任ブーストなど無い」とのことだが、解任後の成績の上向き傾向は事実として漫画の中でも認めている。
監督解任後に「突如強くなること」ではなく単純な成績の復調を「監督解任ブースト」と呼ぶなら間違いなく今はそのブーストが活きている。

復調の要因として主に言われているのが前任者のサッカーの弱点だった守備の改善。
確かに試合を見ればそれが改善されたのはよくわかる。

・攻から守への素早い切り替え
・ボールを失ったら奪い返すよりまず帰陣
・簡単に失点しなくなったセットプレー

他にもあるがこれだけでも目に見えて守備が向上したことは明らか。
但し、サッカーは相手があってこそ。
ここまでの相手は、大宮、甲府、FC東京。
今季のそれぞれの対戦成績は以下。

■前半戦
浦和 0-1 大宮
浦和 4-1 甲府
浦和 1-0 FC東京

■後半戦
浦和 2-2 大宮
浦和 1-0 甲府
浦和 2-1 FC東京

大宮戦とFC東京戦は1失点増え、甲府戦は失点が減った。
2勝1敗が2勝1分けになって勝ち点的には成績は向上したが失点数自体は増えている。
何が言いたいかというと今の時点で守備力の改善・向上を謳うには早すぎるということ。
言っちゃ悪いが監督解任後ここまで対戦した3クラブは大した攻撃力ではない。
残留争いをしている大宮・甲府は言うに及ばずFC東京とてリーグ戦総得点数は中位だ。

その点今週水曜にACL準々決勝で当たる川崎は先月4-1で大敗している相手だけに、今のレッズの守備が本当の堅守かどうかを試される好機と言える。
ちなみにJリーグ23節終了時点での川崎の総得点数は43得点、ACLでは15得点。
かたや我らがレッズはJリーグで50得点、ACLでは21得点とどちらも圧倒的。
5月末の済州戦から実に2ヶ月半ぶりのACL。
前監督の置き土産を無にしないためにも本当の堅守を見せつけて勝ちたい。

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