2017年10月23日月曜日

2017 J1リーグ 第29節 ヴィッセル神戸戦

スターティングメンバー

■1失点目
前半4分。
GKキムスンギュからのゴールキック。
例によってレッズのディフェンスラインの背後を狙ったボールだが中央へ蹴ったため右サイドの小川が斜めに走り込んでくる。
小川の正面にいた宇賀神は小川が反応したため中央へ走る。
ボールの落下点は小川のほうが遠かったにもかかわらず宇賀神の足が遅く外から宇賀神を追い抜く小川。
競り合いに負けた宇賀神をノーファウルで倒し2バウンド目でボール収めた小川。
あとは西川との1対1を冷静に対処しゴール右隅へ流し込んで先制点。
鳥栖戦の完全再現。
本当に何も修正していないことが浮き彫りになった失点。
ここまでくると練習を非公開にしてるのも何も対策していないことが明るみになることを恐れてのことではないかと勘繰ってしまいそう。

■1得点目
前半19分。
敵陣内センターサークルで受けたマウリシオは正面の柏木へパス。
柏木はすぐ傍にいた青木へマイナスのパス。
青木は右サイドのズラタンへ斜めのパス。
青木へ出してすぐ走っていた柏木のコーチングで前方のスペースへパス。
斜めに走り込んだ柏木がダイレクトでクロス。
逆サイドの藤谷がクリアしたボールはペナルティエリア外に弾き出されるも後ろから詰めた宇賀神がダイレクトでシュート。
誰も触れなければ枠外へと飛び出していたであろうグラウンダーのシュートは、その軌道上に矢島がいてダイレクトの右足インサイドで合わせたボールは角度だけ変えてゴール左隅に吸い込まれる。

■ベストプレーヤー
武藤雄樹
神戸がやたらと右から(レッズの左から)攻めてくる上に小川、藤谷のコンビが機能していたので武藤は常に下がって対応に追われた。
かと言って、後ろに残って攻撃をサボらず前に残って守備をサボることもなく非常に献身的。
出し手のパスが雑になってやむなく危険な受け方をした時も相手のタックルから体を張ってボールを守っていた。
さぞストレスの溜まる展開だったと思われるが最後まで踏ん張ってくれた。

■ワーストプレーヤー
宇賀神友弥
実に2ヶ月ぶりの公式戦出場、不慣れなサイドバック。
同情すべき要素があったのは確かだがそれは普段の練習で補えないのならば永久に試合に出られないことになる。
失点に絡んだプレーのみを指してワーストに挙げているわけではなく、なんでもないショートパスをしっかり受けられないシーン等、攻守に渡りミスが目立った。
失点シーンもそうだがひょっとすると瞬発力が異常に衰えているのだろうか?
同点弾を演出したシュートも矢島が触っていなければ枠外のミスキックだった。
リスクの高い早い時間のDFの交代が何を意味するかは宇賀神自信がよくわかっているはず。
今シーズンリーグ戦は残り5試合。
挽回できるチャンスは少ない。

■総評箇条書き
  • ザ塩試合
  • よく言われる「どこかで入る攻撃のスイッチ」とやらはこの日は終始オフのまま
  • 直近のドローになった鳥栖戦磐田戦と違い、この日は相手にボールを持たせて凌ぐ時間が長く、その割に相手に決定機らしい決定機を作らせなかったのはまあまあ評価
  • これが次のACL上海戦を見据えた予行演習というのならもっと評価してもいいが上海戦1stレグとは明らかに動きが違うので単に省エネ運行なだけだろう
  • ズラタンってスタメンで出ると本当に役に立たない
  • 今のフォーメーションになってから右WGでズラタンが出るのはこれが初めてのようなのでこのポジションはラファエルならできてもズラタンには無理なのだろう
  • 失点シーンは怪我から復帰し久々のスタメンで試合勘も鈍っているであろう宇賀神に任せるのが悪い
  • と思ってたけどゴール裏からのアングルで見たら宇賀神一人だけラインからズレて後ろに残ってるので鳥栖戦の遠藤パターンだった
  • なので100%宇賀神が悪い
  • 他のチームならあれはオフサイドを取りにいくべきシーンだろうし、それをせず後ろに残って対応するなら責任を持って1対1で絶対に勝たなければならないシーン
  • 走り負け、当たり負け、あっさり失点し前半だけで交代した宇賀神の今後が心配
  • 結論は「頼むからまずオフサイドトラップの練習して監督」でした!
  • 相変わらず守備面での危なっかしさは健在ながらも攻撃面ではズラタンより見せ場を作って躍動した森脇
  • あの体たらくで宇賀神の交代は至極妥当だが代わりに入った平川も小川の対応には手を焼いていて左サイドの守備は専ら武藤が奮闘
  • この日マウリシオはシュート3本を放つ。しかもうち2本はバイタルエリアから
  • 3本目は無回転のミドルで神戸GKキムスンギュはキャッチできず横に弾くほどの威力。こんなの持ってたのマウリシオ
  • らしくないことにこの日は興梠までもがミス連発だった。やはり年間20ゴールの大台は意識せずにはいられないのだろうか
  • 攻撃面で何も期待していなかった矢島が今季初ゴールというのは朗報
  • 次の課題は90分走り切れる体力。特にこの日は後半消えていたので

<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=31110

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