2017年11月13日月曜日

2017 J1リーグ 第31節 サンフレッチェ広島戦

スターティングメンバー

■1得点目
後半16分。
敵陣ミドルサードの左サイドで興梠から浮き球のパスを受けた宇賀神。
中を向いたままラファエルへパス。
3人に囲まれそうになりながらも青木へマイナスのパス。
ミドルサード中央で受けた青木は右サイドを駆け上がる遠藤の前方スペースへ出す。
ゴールラインギリギリで追いついた遠藤は右足のダイレクトでクロス。
この時中には遠藤に近い順に武藤、長澤、興梠の3枚がボックス内に進入していて、ど真ん中の長澤の前にピタリと合ったボールを右足のボレーでゴールに突き刺した。
記念すべき長澤の浦和レッズ初ゴール。

■ベストプレーヤー
遠藤航
DFの攻め上がりというのは、常に失点とワンセットで語られるくらいレッズサポーターからすると恐ろしいものだが、この日の遠藤は実に効果的にサイドを駆け上がり、武藤や柏木と連動し相手ゴールを脅かした。
アタッキングサイドは右に偏り、スプリント数はチーム2位の数字にもそれがよく表れていた。


決勝点をお膳立てしたクロスも勿論最高だが、ディフェンスラインから一気に前線を狙う鋭い楔のパスも絶品。
だが84分のミス、フェリペシウバにシュートを打たれたあのシーンだけはいただけない。
もしあれで失点していたらあのワンミスだけで戦犯だった。
次点で完全復活を遂げた宇賀神。
彼が穴になるか否かは単純にマッチアップの問題なのだろうか?

■ワーストプレーヤー
武藤雄樹
武藤に限らずこの日の攻撃陣は及第以下。
興梠とラファエルは決定機で決めきれず、長澤はゴールシーン以外あまりボールに絡めず、柏木は守備に奔走し、武藤はいつも通り足元の技術がない。
足元がおぼつかないせいでミスした回数をカウントしていくと自然と武藤の採点が悪くなる。
そのせいでこのブログでは度々武藤がワーストプレーヤーに選ばれてしまう。
あとちょっとでいいので武藤に足元の技術さえ備わってさえいれば、と何度夢想したことだろう。

■総評箇条書き
  • 序盤の広島はかなり前からプレスに来ていてレッズはビルドアップに苦労していた
  • 武藤が右サイドで浮いていて槙野のサイドチェンジから武藤へのフィードが何本か通っていた
  • 柏木は後ろまで下がってビルドアップに参加し前線へボールを供給していたが長澤は前半消えていた
  • 前半途中で武藤とラファエルを左右入れ替えた意図が不明、結局後半は元に戻してるし
  • 武藤と同じポジショニングをラファエルが取ればサイドチェンジからの個の打開に期待したのかも、残念ながらそんなシーンは無かったが
  • プレスに慣れたのか守備意識の高さからか、前半終盤には奪われても即奪い返す守備ができていた
  • 神戸戦で完全に株を落とし今シーズンは休業状態かと思われた宇賀神は完全復活を思わせる前半の活躍ぶり
  • この日のスタメンは恐らくACL決勝1stレグを見据えた布陣と思われるが、宇賀神がこの調子なら当日もこの布陣で行く可能性は高いか?
  • ラファエルはファウルを貰おうとするようにコロコロ倒れるプレーが目に付いた
  • 興梠とラファエルにそれぞれ決定機があったがこの日はどちらも決めきれず
  • ボールは支配したが決定機はそれほど作れなかった前半だった
  • 後半はラファエルが高い位置でフリーでボールを受ける場面が何度か見られた
  • ハーフタイムでの監督の修正が効いたのかも?
  • 青木は前節ハンドでFK与えて失点したというのにこの日もまたバイタルでハンド、狙われてやられたのかどうかわからないが2戦連続というのはいただけない
  • 後半先制後、何度かカウンターチャンスがあったものの攻撃に人数をかけずシュートはゼロ
  • 監督の指示が徹底されての戦い方だとは思うがやはり個人的には好きではない
  • 西川はこの日2度のビッグセーブがあったが、反面フィードの精度はかなり酷かった、強風があったにしても目に余るレベル
  • 正直広島はミスが多く、ゴール前に迫っても単発で攻撃に関してはあまり怖さは無かった

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