2017年12月28日木曜日

【遠征メモ】アブダビ遠征 準備編

10月25日(水)
ACL決勝1stレグアウェイアル・ヒラル戦のツアーの申し込みが気が付いた頃には受付終了していた。
その悔しさから、ACL優勝しCWC出場したあかつきには絶対アブダビまで応援に行くと誓った。
この日早速準備に取り掛かる。
まずは試合のチケットが既に売っていたのでFIFA公式にアクセスし、そこからリンクが貼られていたTicketmasterにて12月9日の試合のチケットを押さえた。
この時点で出場はまだ決まっていないので最悪3000円ドブに捨てる覚悟で購入。
アウェイでもホームでも常にメインにしろバックにしろ中央指定席を選択するため中央寄りのカテゴリー1を選択。

11月21日(火)
深刻な問題発覚。
なんとパスポートの期限が切れていた。
※しかも今年の10月
真っ先にやらねばならないのが戸籍の取得。
実は本籍が父の実家(他県)にあり一日かそこらで即取得とはいかない。
諸々準備を整え速達で申請書を郵送。
初めて速達なるものを使ったがなんと2日後には戸籍が到着。
事前に24日に有休申請しておいたためパスポートセンターへ申請に。
あとは次の日勝ってCWC出場を決め1週間後にパスポートを受け取るだけ。

11月25日(土)
ACL優勝。
ACL決勝のチケット争奪戦に敗北したためこの日は泣く泣く家でTV観戦。
その代わり優勝した瞬間即代理店でツアーを予約。
まだパスポートの受け取りが済んでいないためパスポート番号なしで予約できるかが不安だったものの後からメールで連絡でも問題は無いらしい。
ツアーは色々悩んだ挙句12月8日成田発、12月11日帰国のスケジュールに決定。
週明けに会社で8日、11日の有休申請。

12月3日(日)
11月26日に降格の決まった大宮アルディージャのお膝元、大宮のソニックシティにあるパスポートセンターにてパスポートの受け取りを完了。
帰りは選手やサポーターも訪れるという「GREAT ESCAPE」にてランチ。
エッグバーガー 1100円

2017年12月24日日曜日

2017 J1リーグ 第34節 横浜F・マリノス

スターティングメンバー

■1失点目
後半8分。
自陣左ハーフウェイライン手前から柏木が前線の高木を狙ったフィード。
これを中澤が胸で落とし前方の前田へ寄せてきた宇賀神を飛び越す浮き球のパス。
後ろから宇賀神、前から柏木が寄せてきた前田は中町のコーチングで柏木の背後のスペースへスルーパス。
少し中央へ前進しアタッキングサードに差し掛かるあたりで左にいたバブンスキーへ中町の横パス。
バブンスキーは左斜め前の山中へパス。
完全にフリーで受けた山中はノープレッシャーで中へ折り返すグラウンダーのクロスを入れる。
ペナルティアーク中央でこれまたフリーの前田がダイレクトで左足のインサイドキックでゴール左隅を狙い済ましたシュート。
ガンバ戦2失点目で見せたような相変わらずのバイタルスカスカ問題もさることながら、あの位置で山中がどフリーで受けノープレッシャーでクロスを入れていることも深刻な問題。
平川は山中の外から上がろうとしていた下平を警戒していたので山中へプレスに行けず。
阿部、槙野、宇賀神はウーゴと中町を警戒しラインを下げられた。
山中と前田間のパスコースを切ることもできず一人浮いていた青木のポジショニングが最も致命的なミスに繋がったように見える。
もっとも、直前に前田へのコーチングで入れ替わり外に上がった中町と、中央にスペースを見つけポジションを修正しフリーになった前田の動きが優秀だったのは紛れもない事実。

■ベストプレーヤー
槙野智章
宇賀神と平川の両SBが度々攻め上がっていて攻撃時はCBの2人と青木を含めた3バックを形成。
この日の槙野のタスクはウーゴヴィエイラを抑え込むこと。
そしてそれは完璧に遂行して見せた。
失点シーンもウーゴにはしっかり付いていたし、あれはポジションを放棄して浮いていた青木のせい。
やはり槙野は「○○を徹底マーク!」といったシンプルなタスクに限定すると驚異的なパフォーマンスを発揮する。
SBに配置すると決定的な仕事ができなくても攻め上がりたがるが、その気持ちに蓋をして守備に徹した時の槙野は代表クラスの働きぶりを見せる。
しかし槙野をCBに配すると左SBは宇賀神にせざるを得ないのが悩ましい。
次点で複数回のビッグセーブを見せた西川。

■ワーストプレーヤー
堀監督
フィールドプレーヤーとしては消えていた矢島やボールロストの多い高木や通らないフィードを繰り返した柏木などが目に付いたが、今回は就任後からこの日までのリーグ戦の評価諸々含めて総括的な意味であえて監督をワーストに挙げさせてもらった。
一週間後にCWCを控えているとは言え勝つ気があると思えなかったスタメン。
今シーズン最初の失点を完全再現するかのような失点シーンには「前回対戦のおさらい」的なミーティングとかやっていないのかと。
シーズン中は難しいとは言え結局最終節まで減らせなかった失点と、見えてこなかった攻撃の形。
サポーターが今抱えている不安はただの杞憂なのかどうか。
「このレッズなら来季必ずやれるはずだ!」
そう言い切れるような最終節を期待したのだが。

■総評箇条書き
  • 最終節にして突然の平川スタメン発表には非常にザワついた(今季限りで引退を表明する選手が多数いただけに「まさか」と)
  • 序盤はレッズがポゼッションしながらサイドを中心に丁寧に繋ぎながらアタッキングサードへ進入、オフサイドでノーゴールになったものの前半早い時間に2度決定機を作る
  • 一方マリノスは前目からプレスに来るものの縦に長く間延びした陣形のせいか中盤が空いていてレッズは自由にそこを使って繋いでいた
  • 前半は宇賀神が左サイドで攻守に躍動
  • 前節川崎戦よりは幾分マシにはなったものの未だ完全復活には程遠い高木はこの日も何度もボールロスト、やはり川崎戦同様ボールの奪い所として狙われていた
  • 柏木や矢島は前線へのフィードで興梠や高木の裏抜けを何回か狙ったが、後半は中澤が悉く弾き返していた
  • できれば途中で学習してマリノスの高い壁にこれは通用しないとわかったら別の手を打って欲しかったが現状のレッズには崩しのパターンが他にない
  • 後半ビルドアップに絡む矢島は迂闊なパスが多く何度もカットされた
  • 失点以降はそれまで自由に使えていた中盤を相手がしっかり締めて来たので最終ラインからの縦パスが通らなくなった
  • ラファエルと遠藤ベンチ外、マウリシオと武藤と長澤がベンチスタート、突然の平川スタメンということで、柏木と興梠すらいなかった前節川崎戦よりはマシなメンバーではあるもののやはりベストメンバーとは言えず、前節に引き続き既にCWCへと照準を合わせていたことは明白
  • とは言え、マリノスも天野やマルティノスといった主力を欠いての最終節なので勝てないまでもせめてドローくらいには持ち込めるのではと期待したがマリノスはそこまで甘くなかった
  • 少ないチャンスをものにしたマリノスと前半のうちに決め切れなかったレッズの差が明確に出た一戦となった
  • 試合内容とは関係ないがこの日はDAZNのカメラワークに終始イライラした
  • プレー再開されたら即スイッチしろ!意味不明な選手のアップをダラダラ流す意図は何なんだ!
<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=33272

2017年12月20日水曜日

2017 J1リーグ 第33節 川崎フロンターレ戦

スターティングメンバー

■1失点目
前半14分。
中盤で矢島が長澤へ出したパスを谷口がカット。
少し前進して右サイドの家長へパス。
家長の前から菊池が迫るのを確認するとツータッチ目の右足で菊池の背後へ蹴り出しダッシュ。
虚をつかれた菊池は家長と競り合い倒れるも一瞬時間を稼いだおかげですぐにフォローに駆けつけたマウリシオが間に合い先にボールを拾う。
ところがマウリシオは何を思ったか先に拾えたはずのボールを跨いで追い越してしまう。
その一瞬の処理の誤りを見逃さなかった家長がすかさずボールをかっさらいそのまま前進。
ペナルティエリア右の角まで来ると右足で低いクロスを中へ放り込む。
森脇と阿部の間を絶妙なタイミングで抜け出した小林が右足のダイレクトでゴール右隅へ流し込む。
マウリシオがちょいちょいやらかすのは熱心なサポーターなら気付いていたこと。
ただそれはビルドアップ時やこちらがボールを保持している時のことであって、守備においてはDF陣の中で最も安定したパフォーマンスを発揮していた。
だがこの日は守備においてもついに失点に繋がるミスを犯してしまった。

■ベストプレーヤー
菊池大介
度重なるバックパスでついにはレッズサポーターからブーイングを受ける姿をこの目で見てしまったあの日は、まさか菊池をMOMに選ぶ日がやって来るなどとは夢にも思わなかった。
多くのレッズサポーターに言われるように、堀監督就任後のレッズには攻撃の形が見えない。
縦ポン一発裏抜け狙いか、ラファエルの個の力による突破か、2%くらいの確率で成功するセットプレーかぐらいしか得点パターンが無い。
ただでさえこの日は主力の多くを欠く中、唯一崩しの形を作るきっかけとなっていたのが左サイドで躍動した菊池。
相手を抜き切るシーンこそ殆どなかったものの相対した川崎の選手に何度もいい位置でファウルを貰いFKを獲得していた。
周りももっと菊池に出すときは足元ではなくスペースに出してやれよ!と何度TVに向かって叫んだことか。
次点で攻守に活躍した森脇。

■ワーストプレーヤー
高木俊幸
柏木を超えるプレースキッカーとして密かに期待を寄せていた高木だが、鳥栖戦に引き続いてこの出来では到底その域へ達することはできないと評価を改めざるを得ない。
後半梅崎と交代するまでに何本のFKとCKを蹴ったかわからないがこの日は川崎のファウルが多かったこともあり相当数のFKを80分近くの間に蹴ったはずだが結果として1本もゴールには結びつかなかった。
レッズいち柔らかいタッチから繰り出す神トラップは鳴りを潜め、パスを受けてからの判断の遅さからボールロストを繰り返した。
元々怪我が多いうえにこのムラっ気のある出来は戦力として計算できるのだろうか。
精神的な成長が安定的なパフォーマンスをもたらすのではないかと思っているのだが。

■総評箇条書き
  • ACL決勝の激闘から中3日、さらに次なる舞台CWCへの調整も考慮しラファエル、興梠、柏木、槙野、青木、宇賀神の6人がスタメンから外れる
  • ACLで出番の無かった選手、リーグ戦でも控えに回る選手中心のせいか、前からのプレスと奪ったら早いボール回しで見応えのある前半だった
  • 森脇が序盤から守備で奮闘
  • 失点はマウリシオの致命的なミスには違いないが、そもそも菊池と家長のミスマッチが遠因となったのは明らか
  • とはいえ、今年ここまでの試合で最低に近い評価だった菊池があの家長相手にあそこまで対等にやれるとは思っていなかった
  • しかも後半の菊池は出色の出来で左サイドで何度もチャンスメイクしてはファウルを貰いFKを獲得していた
  • 同じく自分の中では評価の低かったズラタンが武藤のスルーパスで抜け出しCKに持ち込んだ流れも美しかった
  • ただ、いつもながら空中戦勝率があまりに低いのが返す返すも残念
  • 前半何本か矢島のいいフィードがあった、やはり矢島は前ではなく後ろに配置したほうが活きるのでは?
  • 普段青木が務めているあのポジションは守備タスクが重いのでやはり今の矢島にはまだまだ荷が勝つということだろう
  • この日のように後ろまで下がって前線へ供給するか、いっそ3バック・ダブルボランチに戻すのも手では
  • 前半早い時間に致命的なミスから失点したマウリシオだが、その後引きずる様子もなく楔やサイドチェンジ等で攻撃の起点となっていた
  • ただ後半は雑になりビルドアップで相手にボールを引っかけられるシーンが何度か見られた
  • その雑になった時間帯は何度も阿部のフォローに助けられていた
  • 高木はこの日も可能性を感じるけど途中で引っかかるクロスと、遅い判断からのボールロストが目立ち低評価
  • 判断が遅いからなのか何なのか、高木はボールを奪う穴として何度も狙われていた
  • 後半森脇がちょいちょい左サイドに顔出していたのは監督の指示?ただ効果は無かった
  • 槙野投入以降彼を狙ったクロスを何本も入れていたがゴールには至らず
<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=33147

2017年12月14日木曜日

ACL2017 決勝 2ndレグ アル・ヒラル戦

スターティングメンバー

■1得点目
後半43分
ズラタンが自陣右サイド深い位置でファウルを受けレッズのFKから。
おそらく西川のロングフィードはアタッキングサード右あたりでズラタンに競り勝ったジャハファリが跳ね返す。
こぼれ球をセンターサークルの前で武藤が拾いワンタッチで前線のラファエルへ供給。
ハウサウィを背負うラファエルの足元へ出したボールをラファエルより先に触ろうとしたハウサウィがラファエルの前に出て右足を出すも触れず空振りラファエルに入れ替わられる。
反転したラファエルはそのままゴールへ向かう。
ペナルティエリア内に進入したタイミングで迷わず振り抜いた右足一閃でゴールニアサイドをぶち抜きバーを叩いたボールは地面へ跳ね返りゴールネットを揺らした。

■ベストプレーヤー
長澤和輝
いつもの採点方式で評価すれば攻守に渡って活躍した長澤であることに疑いの余地はない。
1stレグでレッズの守備の穴として散々狙われたものの2ndレグではしっかり修正して攻撃時にはサイドを駆け上がり効果的なクロスを上げた宇賀神も評価できる。
その1stレグでやられた宇賀神を信頼し策を授け見事に修正して見せた堀監督も勿論評価できる。
88分これといっていい所の無かったラファエルシルバを最後まで交代せず使い続け最後の最後に決定的な仕事をさせたことも堀監督の我慢強さが実った結果と言える。
そして何よりこの大舞台を一貫した見事なレフェリングで90分試合をコントロールして見せた主審のイルマトフ氏も高く評価したい。
寡聞にして存じなかったのだが「アジア最高の主審」の名に恥じない完璧なレフェリングだった。
Jリーグの審判には是非見習ってもらいたいし、レッズの一部の選手の「手を使った守備」はいい加減反省してもらいたい。

■ワーストプレーヤー
なし!
10年ぶりの偉業達成に野暮は言いっこなし!

■総評箇条書き
  • 日テレとサカダイはレッズのフォーメーションをいつも通りの4-1-4-1と表記していたが実際は柏木が1列下がって青木と並んだ4-2-3-1
  • 決勝1stレグで完全に守備の穴となっていたためこの日は外されるだろうと予想されていた宇賀神がまたもスタメン
  • まさかこの期に及んで堀監督は大博打を仕掛けたのかとキックオフ前から動揺しっぱなし
  • オープニングはシュート2本を放った長澤の独壇場
  • 一方守備においては執拗にボールチェイスを繰り返した柏木の奮闘が目立った
  • 相手がラインを見ていないのか、珍しくレッズのラインが統率されていたのかわからないがこの日はオフサイドがよく取れていた
  • (1stレグは1度も取れなかったのに)
  • 不安視された宇賀神は致命的と呼べるミスはせいぜい前半の早い時間に貰ったイエローカードくらいで、前回散々いいようにやられたアルブライクへのサイドチェンジにもこの日は問題なく対応
  • むしろ攻撃面では質の高いクロスを入れ複数回決定機を演出し見せ場を作った
  • 同じく槙野も早い時間のイエローカードを貰い(宇賀神が貰った場面に比べると必要性を感じないファウルだったが)どうなることかと心配したが最後まで集中を切らさずしっかり蓋をした
  • 後半残り10分くらいの槙野は疲労からか判断力が鈍くボールロストするシーンが何度かあった
  • 武藤はこの日もイージーなミスが多く度々ボールロストしていた、つまり良くも悪くもいつも通りのプレーだった
  • ただし後半15分に敵を背負いながら前線の柏木へボールを繋ぎチャンスメイクしたり、決勝ゴールのアシストをしたりと決定的な仕事を複数回こなして見せた
  • ただでさえこの日は1列下がりIHでやっていたのもあってこの日の柏木は守備に忙殺
  • ただ前半に比べると後半はポゼッションが上がるにつれ前回同様柏木の無謀なワンタッチパスを相手に引っ掛けるミスが徐々に増えていった
  • 興梠も攻撃面ではあまり目立てず、自陣深い位置まで戻っての守備に追われた
  • 遠藤が守備面の貢献度が高いのはもうわかったから頼むからクロスの練習をしてくれ
  • まあシーズン中に4バックに移行してからSBに配置されたこと自体が緊急措置だから今でもまあまあよくやってるのは認めるけど
  • ラファエルはこの日もいつも通り独善的なプレーが多く仕掛けてはボールロストを繰り返したが、最後の最後に劇的決勝ゴールを決め決定的な仕事をして見せただけでもう全てチャラ
  • 上海上港戦から数えてここまで3試合3ゴールをラファエルがもぎとっている時点で個人的にはACLのMVPはラファエルシルバ

<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=32980