2021年9月20日月曜日

今の浦和レッズは本当に堅守かどうか

J1リーグ戦は29節を終え残り9試合になった。浦和レッズは15勝8敗6分け勝ち点51で6位。直近5勝1分けで6試合負け無し。しかも天皇杯、ルヴァンカップ共に勝ち残っている。絶好調と言っていい。だからこそあえて警鐘を鳴らしておきたい。リーグ戦を4分の3終えたレッズが本当の意味で試されるのはここからだということを。

今のレッズ好調の要因はリーグ戦直近6試合で8得点1失点のスコアを見て分かる通り守備にあると言っていい。スコアだけを見れば堅守と言って差し支えない守備力だが本当に堅守かどうかはここからの9試合の結果を見てから判断するべき理由が以下の表になる。


この表は今の順位を得点数で並び変えたものだが、レッズは今季ここまでの得点数上位5クラブとの試合をまるっと残している。今季ここまで得点を稼げていないクラブ相手なら最悪引き分けでもクリーンシートで終えることは可能かもしれないが、順位こそレッズより下であっても40得点以上稼いでいる今季得点数上位5クラブを相手にそれができるかどうか。真の堅守が試されるとはそういう意味になる。事実、得点数6位の鳥栖には1失点。ルヴァンカップでは得点数1位の川崎相手に2戦合わせて4失点している。無論目的は勝つことであり無失点に抑えることではないためどちらも目的は達成できていることを思えば悲観的になる必要はない。

ちなみにレッズは33得点で12位だが、6位から10位までの5クラブのうち札幌以外の4クラブに勝っていること。うち3試合がクリーンシートであることもポジティブな材料と言える。得点数で言うと昨日が6位のセレッソ、次節が5位の東京、さらにその次が4位の神戸、11月には川崎、鹿島、マリノスと上位3クラブとの3連戦が組まれているのはまるでこうなることを見越して組んだかのような日程で、日程くんの調整力には恐れ入るばかり。

個人的な一番の楽しみは今のレッズと全く同じ33得点で得点数11位を記録しながら3位につけている名古屋との試合。しかもこれがなんと最終節というのもこれまた何の因果か。失点数は名古屋が22でレッズが26の4点差。勝ち点にしてたったの2差。東欧から加入した新戦力は公式戦9試合7ゴールでブレイク中と何から何まで親近感を覚える成績ぶり。来季のACL出場権を賭けて争うことにでもなった日には万難を排して最終節は現地参戦したいが果たして世情が許すかどうか。もっともコロナ収束が見込めなければACLに出場できても楽しさ半分以下なのでやはり一日でも早いコロナ収束を願うのが先か。

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