2024年2月21日水曜日

2024 J1リーグ 順位予想

今季の順位予想するにあたって参考にしたデータは「移籍収支」「離脱」「昇格組との相性」の3つ。「移籍収支」は今オフの移籍がプラスかマイナスか。「離脱」は怪我と移籍とそしてU-23やA代表招集によるチーム離脱予想。「昇格組との相性」は文字通り昇格した3クラブとの相性。中でもチーム離脱予想は怪我は難しいが移籍と代表招集は確度高く予想できるものと踏んで重視した。

■予想順位

1位 浦和レッズ
説明不要。例年通り。サポーターとしての義務。

2位 サンフレッチェ広島
移籍収支:ベンカリファを放出して大橋が加入。多分プラス
離脱:山崎のU-23招集と大迫、川村のA代表招集。満田、東の海外移籍

満田のいるいないによって出た結果の差が激しすぎて彼が海外移籍するかしないかが広島の生き死にを決めるようにしか思えない。

3位 横浜Fマリノス
移籍収支:一森(レンタルバック)、角田を放出してポープ、渡邊が加入。即戦力としては天野、山村。プラス
※ここにきて西村離脱が決まったのでマイナスかも
離脱:植中のU-23招集、山根陸の海外移籍

昨季の予想時にも同じ事を書いたがどのポジションで何分出てた選手を放出しようと大体なんとかしてしまうのがマリノスなので川崎のような脱落は現時点では予想できない。山根の海外移籍はワンチャンあると思っている。

4位 川崎フロンターレ
移籍収支:山根、登里、宮代、シミッチを放出して際、三浦(甲府)、ブラジル人3人、山本が加入。微マイナス
離脱:高井のU-23招集と三浦のA代表招集、橘田と遠野は年齢的に海外移籍あるかも

川崎のブラジル人ガチャの引きの良さには定評があるので3人のうち2人くらいは最初から戦力として計算できそう。放出した選手の穴埋めはなんとかなったように思えるがACLを戦いながら8位に終わったシーズンの巻き返しが可能なスカッドかどうか。

5位 ヴィッセル神戸
移籍収支:900分以上出場した選手の放出が無くJ1から即戦力を何人も獲得しているのでプラス
離脱:前川のA代表招集、佐々木の海外移籍はありそう

目立った主力の放出も無く即戦力を何人も獲得しているので割引く理由が見当たらない。強いて言えば外国籍枠が埋まっていないこととシーズン後半からのACLをこなしながらリーグ戦もやれるかどうかだが夏の補強に定評ある神戸なので大崩れすることは考えられない。

6位 鹿島アントラーズ
移籍収支:ピトゥカ、広瀬を放出して外国人2人(ともに右WGらしい)加入。外国人が1人メディカル破談で来れなくなったのもあってマイナス
離脱:松村のU-23招集と佐野のA代表招集と海外移籍

10年以上5位内をキープし続けている鹿島にこの順位はかなり大胆な予想と言える。だがそれ以上に上位5クラブをこのスカッド、この監督で上回れるイメージがどうしても湧かない。

7位 ガンバ大阪
移籍収支:クォンギョンウォン、山本悠樹を放出して中谷、鈴木徳真が加入。出てった選手で1000分越えは2人だけなのでプラス
離脱:中野、半田のU-23招集。半田の海外移籍を予想

昨季の惨状と今回の補強を見てこの予想は正気を疑われても仕方ないが大幅に予想を修正したくなるほどPSMでの仕上がりが良かった。浦和サポーターでなければ余裕で優勝予想しているであろう広島を相手にあの試合内容はこれくらいの順位を期待したくなる。

8位 セレッソ大阪
移籍収支:ヨニッチ、山中を放出して田中、ルーカス、登里が加入。微プラス
離脱:西尾のU-23招集と毎熊のA代表招集。毎熊の海外移籍を予想

得点力不足という2022シーズンの課題をそのまま持ち越してしまったセレッソだが課題解決はヴィトール・ブエノに託されたと思っていいのだろうか。未だに評価が難しい監督だが怪我人さえ出なければもっと上を狙える監督だと思っていいのだろうか。疑問ばかりで答えが出ない。

9位 FC東京
移籍収支:スウォビィク、渡邊、アダイウトンを放出して遠藤、小柏、荒木、高が加入。プラマイゼロ
離脱:野澤、佳史扶、松木のU-23招集と松木は海外移籍

ただでさえスウォビクという2年間正GKを務めた主力を放出しているのにその次の候補野澤はU-23に招集されそうだし他にも2人U-23招集で離脱しそうで今年一番オリンピックの影響を受けそうなFC東京。海外移籍にも定評あるFC東京なので松木はオリンピック終了次第そのまま海外直行も十分あり得る。

10位 サガン鳥栖
移籍収支:判断不能
離脱:本田、樺山、横山のU-23招集はあるかどうか微妙

例によって出し過ぎ入れ過ぎな鳥栖は移籍情報ガン無視予想でこの順位。2021年から7位、11位、14位と毎年順位を落とし続けていることは気がかり。

11位 北海道コンサドーレ札幌
移籍収支:田中、福森、ルーカス、小柏を放出して家泉(いわき)、高尾、近藤、鈴木が加入。マイナス
離脱:近藤、馬場のU-23招集

5位以内をキープしてきた鹿島同様大安定の10~12位の中位キープ力に今年も期待してこの順位予想。

12位 アビスパ福岡
移籍収支:ルキアン、山岸、井手口、中村を放出してベンカリファ、岩崎、松岡(清水)が加入。マイナスでは?(井手口中村の放出が特に)
離脱:松岡、鶴野、重見のU-23招集

2年連続チーム内トップのゴール数だった山岸の放出もさることながら井手口中村の同時放出もかなりの痛手のように見えるが、同じようなことを昨季の予想時にも言っていたらまさかの7位フィニッシュ。つまりスカウトがしっかりしているからパッと見頼りなさげな補強に見えて秘めたポテンシャルとそれを引き出す監督の手腕が秀でているということでは。

13位 名古屋グランパス
移籍収支:中谷、藤井、森下を放出して井上(甲府)、成瀬(水戸)、ハチャンレ、山中が加入。前線の即戦力が増えているのでプラス
離脱:成瀬、倍井のU-23招集はあるかどうか微妙

合計1万分以上の出場時間を稼いだ中谷、藤井、森下の3人のDFが抜けているがどちらかと言えば今オフの移籍で力を入れたのは中盤から前線にかけての選手に見える。最後まで解決できたように見えないマテウスが抜けた穴を誰が埋めるのかもわからないままで移籍情報だけ見ていても今年の名古屋がどうなるかさっぱり読めない。

14位 町田ゼルビア
移籍収支:省略
離脱:藤尾、平河のU-23招集

昇格組は移籍情報を見ず離脱しそうな若手とフォーメーションと保持率だけチェック。4-4-2でボールは持たない方らしいので柏以上、鹿島未満くらいと見てこの順位。

15位 アルビレックス新潟
移籍収支:三戸、高、渡邊を放出して小野、長谷川(甲府)、遠藤(いわき)が加入。微マイナス
離脱:小見のU-23招集と小島とトーマスデンのA代表招集

シーズンを通して優れた修正力を発揮する監督と主力が離脱しても的確に補うフロントの二人三脚で今年も残留は堅そうな新潟。

16位 柏レイソル
移籍収支:山田、椎橋、仙頭を放出して木下とJ2から3人MF加入。微マイナス
離脱:細谷のU-23招集と海外移籍

広島同様柏の生き死にを決めるのは細谷のような気がしているが、新潟同様中断期間を経て立て直しに成功しているのでなんとか残留には成功するのでは。

17位 湘南ベルマーレ
移籍収支:大橋、石原、タリクを放出してルキアン、鈴木が加入。石原の穴埋めがいないので微マイナス
離脱:田中と畑と平岡のU-23招集と畑は海外移籍ワンチャンあるかも

毎年のように主力が引き抜かれているイメージのある湘南だが13ゴールも稼いだスコアラーが引き抜かれた例は実は無い。J2からJ1に昇格した2017年のオフに移籍したジネイですら12ゴールだった。それ故大橋移籍のインパクトは決して軽くはないはずだが町野や大橋のようなストライカーがいなくても残留し続けてきたのが湘南なのでギリギリ残留するものと予想。

18位 ジュビロ磐田
移籍収支:省略
離脱:鈴木海音のU-23招集

近年のJ1での成績の悪さにどうしてもイメージが引っ張られ昇格組は移籍情報無視と言いつつついつい見てしまったらブラジル人ガチャ4連というのが横浜FCを想起させられ生き残れる気がしない。

19位 京都サンガ
移籍収支:パトリック、木下、井上、若原を放出してブラジル人、鈴木冬一、J2からCB2人、クソンユン(完全移籍)が加入。微マイナス
離脱:川崎のU-23招集

チーム内トップの10ゴールを稼いだパトリック放出に目を奪われがちだが24節以降ゴールが無かったためフロントも放出問題なしと判断したのでは。取り立てて致命的にマズいと思える要素も大きく飛躍させるような要素も見当たらないのだが勝ち負けを予想した結果このような順位に。

20位 東京ヴェルディ
移籍収支:省略
離脱:山田楓喜U-23招集

J2を3位で終えプレーオフを経てギリギリ昇格という時点でJ1との力の差はかなりあるものと見ている。昇格組の中で一番少ない57得点というのも気になる。失点も一番少ないとは言え。

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