2024年4月11日木曜日

2024 J1リーグ 第7節 サガン鳥栖戦の感想

6節FC東京戦は4節湘南戦同様まともに視聴できなかったため感想を断念し7節の感想。

開始4分でいきなり先制してしまったためもう少しイーブンの時間が長ければどうなっていたかわからないがこの日のレッズの守備は前からのプレスがかなり上手くハマっていた。1分に敵陣左サイドで奪い、14分に敵陣右サイドで奪い、23分に敵陣中央で奪い、31分に敵陣左サイドで奪う他、GKまで何度もボールを戻させ蹴らせてラインを割らせてレッズのスローインにしていた。ただ14分のショートカウンターなどはシュートまで打ててはいたもののこれらのショートカウンターから決定機自体は多く作れなかった。

全ての前プレスで必ず奪い切るなどということは不可能なので網を抜け出されることもあったが、肝心なところで相手にミスが出ることとそのミスを見逃さずに素早い切り替えで帰陣した選手がボールを奪うなど、こと守備においての意識の高さは際立っていた。

前半で相手に作られた危険な形として12分にブロックの外で原田が受けて菊地に斜めに出しエリア内で折り返しを許しそうになったシーンがあるが、その後31分に似たようなシーンでは松尾が下がって5-4-1のような形を作って対応。37分には飛び出して穴を空けた渡邊の裏を堀米に使われたもののホイブラーテンがカバーし事なきを得た。どちらも見事に修正してセーフティに対応していた。

HTに鳥栖はヴィニシウスと福田を交代し富樫と横山を投入。キャラクターが変わったこともあって前半より鳥栖のプレスは強みを増す。しかしレッズは簡単に引かず前半から引き続き前に出続け後半開始5分でエリア内からシュートを2本放つどころか52分には松尾の追加点まで生まれる。

その後も55分に敦樹の決定機、73分に松尾と交代で入った中島のシュート、75分にもミートしなかったものの敦樹の決定機、79分にも中島の決定機と鳥栖にはチャンスを作らせずペースを握り続けたまま迎えた82分には前田と交代で入った大久保の追加点で3-0にする。

試合終了まで流れを渡さず最後までレッズが試合を支配したまま3-0で快勝した。

点差以上の圧倒的な試合内容で久々にこんなワンサイドゲームを見た気がする。先制されても流れを握られたままでも相手が変化を見せず、或いは変化したものの効果を発揮しなかったためレッズとしては何一つ試された感が無かったように思える。ただ相手の調子が悪かった、チームとして仕上がっていなかったとしてもそんな相手にすら勝てないよりはずっといいのは言うまでもないことなので内容と結果を伴って勝てたことは称賛するべき。

6節で生まれた課題の解決については8節でまた検証していきたい。

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