2021年4月3日土曜日

2021 J1リーグ 第6節 川崎フロンターレ戦

■スタメン
レッズは前節からの入れ替えは阿部が宇賀神に、明本が敦樹に代わったのみ。川崎も三笘と家長のFW2人が小林と長谷川に代わったのみ。

■ボール保持
この日のポゼッションは前半後半ともに高め。右からボールを前進させようとすると宇賀神がいい位置に浮いていてそこから前線へ展開することが多々あった。対照的に逆サイドの山中はポジショニングが悪いせいか山根の警戒が高いせいか度々山中へのボールをカットされた。ただその山中へのボールの出し手は概ね小泉だったので予見できない小泉も同罪。相変わらずアタッキングサードまでボールを運んでからは何も出来ずシュートすら打てていないことが気になる。

■ボール非保持
サポーターの間で概ね好評な前半は前からのプレスも上手くハマり自陣に引いて構えた際も集中力高く守れていた。問題はやはり後半でCBとSB間のチャンネルを使われて易々失点した3失点目が一番致命的に思われる。何度見てもシュートこそ上手かったものの相手は特別なことを何もしていない。

■攻→守
序盤に敦樹のいい守備が目立つ。いい位置にいて相手のミドルパスをひっかけたり、飛び出してかわされた岩波の尻拭いで全開スプリントでボール奪ったり。ただマリノス戦での課題として浮き彫りになったネガトラ対応の弱さがそのまま残っていることが再確認されてしまった。連戦続きで修正する時間もなく当然と言えば当然だが。

■守→攻
相手のボールを奪うシーンこそ前半に何度も見られたもののそこからのカウンターはほぼ不発。何か起きそうに見えたのは7分に相手を自陣へ引きつけて槙野から小泉へのフィードが通った疑似カウンターのシーンくらい。

■失点
カウンターでの失点が3本とセット守備での失点が2本。

―まとめ―

■ポジティブ
前半に守備面で相手に自由に攻めさせなかったこと。

■課題
やはり依然としてアタッキングサードでの前線の振る舞いに改善の兆しが見られないこと。ポゼッションも上回り比較的試合を優勢に進めていたとされる前半でさえレッズのシュート数はたったの2本。川崎は5本。今季ここまでの試合を振り返るとシュート数が相手を上回ったのは開幕FC東京戦のみであとは勝った試合も負けた試合も引き分けた試合も全て相手のシュート数が多い。川崎のゴール前での振る舞いと比べるとレッズの選手にはまだ迷いがあるかの如く一瞬の躊躇いが見られる。見てから、考えてから、次の行動を決定しているのでは。そこが整理されオートマチックに動けるだけでももう少しシュート数が増えるのではないかと。守備においても相手は迷いが無く即パス即クロス即動き出すことができているから何でもないようなプレーに見えてあっさり失点してしまうのでは。シュート数が全てではないがシュートが打てなければゴールも生まれない。改善のための模索の跡は見られるしようやく開幕からの7連戦がこの試合で終わるので期待している。

■気になった選手
杉本
攻撃において長いボールを何度もつなげ、守備においても長い距離を走って他の選手の空けた穴をカバーした。
山中
11分の杉本がボレーを合わせたクロスを上げたあのシーンと7分に汰木がアーリークロスを上げる前にインナーラップして相手を2人引きつけたシーン以外何もできなかった。
伊藤敦樹
ネガトラにおいていい守備が目立ち何度も相手のボールを奪った。
金子
敦樹同様中盤での守備に加え後方からのビルドアップでも落ち着いて相手のプレスをかわすシーンが見られた。


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