6節FC東京戦は4節湘南戦同様まともに視聴できなかったため感想を断念し7節の感想。
開始4分でいきなり先制してしまったためもう少しイーブンの時間が長ければどうなっていたかわからないがこの日のレッズの守備は前からのプレスがかなり上手くハマっていた。1分に敵陣左サイドで奪い、14分に敵陣右サイドで奪い、23分に敵陣中央で奪い、31分に敵陣左サイドで奪う他、GKまで何度もボールを戻させ蹴らせてラインを割らせてレッズのスローインにしていた。ただ14分のショートカウンターなどはシュートまで打ててはいたもののこれらのショートカウンターから決定機自体は多く作れなかった。
全ての前プレスで必ず奪い切るなどということは不可能なので網を抜け出されることもあったが、肝心なところで相手にミスが出ることとそのミスを見逃さずに素早い切り替えで帰陣した選手がボールを奪うなど、こと守備においての意識の高さは際立っていた。
前半で相手に作られた危険な形として12分にブロックの外で原田が受けて菊地に斜めに出しエリア内で折り返しを許しそうになったシーンがあるが、その後31分に似たようなシーンでは松尾が下がって5-4-1のような形を作って対応。37分には飛び出して穴を空けた渡邊の裏を堀米に使われたもののホイブラーテンがカバーし事なきを得た。どちらも見事に修正してセーフティに対応していた。
HTに鳥栖はヴィニシウスと福田を交代し富樫と横山を投入。キャラクターが変わったこともあって前半より鳥栖のプレスは強みを増す。しかしレッズは簡単に引かず前半から引き続き前に出続け後半開始5分でエリア内からシュートを2本放つどころか52分には松尾の追加点まで生まれる。
その後も55分に敦樹の決定機、73分に松尾と交代で入った中島のシュート、75分にもミートしなかったものの敦樹の決定機、79分にも中島の決定機と鳥栖にはチャンスを作らせずペースを握り続けたまま迎えた82分には前田と交代で入った大久保の追加点で3-0にする。
試合終了まで流れを渡さず最後までレッズが試合を支配したまま3-0で快勝した。
点差以上の圧倒的な試合内容で久々にこんなワンサイドゲームを見た気がする。先制されても流れを握られたままでも相手が変化を見せず、或いは変化したものの効果を発揮しなかったためレッズとしては何一つ試された感が無かったように思える。ただ相手の調子が悪かった、チームとして仕上がっていなかったとしてもそんな相手にすら勝てないよりはずっといいのは言うまでもないことなので内容と結果を伴って勝てたことは称賛するべき。
6節で生まれた課題の解決については8節でまた検証していきたい。
2024年4月11日木曜日
2024年4月2日火曜日
2024 J1リーグ 第5節 アビスパ福岡戦の感想
立ち上がり、レッズのボール保持で福岡はビルドアップの要グスタフソンには主にザヘディが張り付きCBには岩崎と紺野がプレスをかける。佐藤もホイブラーテンも運べないためコースを切りながらの相手のプレスに苦戦。酒井、渡邊のSBに出しても出足のいい相手のWBが迎撃。結局大きく蹴り出しセカンドボール回収からのトランジション勝負をするレッズ。
4分には永石のパントキックを跳ね返してグスタフソンが前田に出してカウンター。渡邊のクロスをサンタナが頭で合わせる決定機は残念ながら枠外。直後の6分にも西川のロングフィードからサンタナが中盤で収めて1人かわしてからのミドルは永石が弾き出す。
一方福岡のビルドアップは松岡か前にボールが入ったら敦樹や岩尾が一気にプレスをかけて無理めのワンタッチパスを出させて回収するやり方で8分に2度ボール奪取に成功。
10分以降は互いに蹴っ飛ばし合い互いに球際で激しく削り合い頻繁に試合が止まる退屈な時間になる。次第にレッズのキックの精度が怪しくなり徐々に福岡が押し込み始める。しかし決定機は作らせず水際で耐えるレッズ。18分あたりから岩尾が下りてビルドアップに絡み始めると19分にはこの日初の後ろから繋ぐビルドアップが成功。22分には福岡も負けじと繋いでビルドアップを成功させる。ただ互いにシュートまでは至らない。
24分にビルドアップのミスから福岡のショートカウンター。エリア内で紺野がこの日福岡の初シュート。すると26分には押し込んでいたレッズに対しボールを奪った福岡のロングカウンター。湯澤の縦パスを渡邊が後逸するとザヘディが拾ってゆうに30m以上はあるかという距離から強烈なミドルシュートを放ちこれがニアに決まり福岡先制。
先制されて以降のレッズは岩尾が下りる前の拙いビルドアップに戻り相手のプレスに屈し西川までボールを戻し苦し紛れのロングボールに逃げるのが2回。36分にはまたもロングカウンターを食らい佐藤がザヘディにかわされあわや2点目のシーンも。(ラストパスは酒井がカット)41分にもグスタフソンが中盤で岩崎に奪われてまたカウンター。紺野のループ狙い?のシュートは西川がキャッチ。ただ奪われたら即カウンターを食らうほどの前掛かりになっていたのは事実でその甲斐もあってか42分から前半終了までに3本のシュートを計上。
後半は開始直後の46分に一度だけ攻め込まれたきりで以降はひたすらレッズがボールを握って攻め続ける時間が続く。52分の岩尾のミドルは枠外。56分サンタナのシュートは目の前のブロックに跳ね返される。決定機こそ無いもののシュート数も重ね着実に相手ゴールに迫っていた。
58分に福岡はザヘディと宮を交代しウェリントンと井上を投入。レッズも大久保が交代し大畑が投入される。61分には渡邊がエリア内でシュートを放つ決定機。交代直後こそ抜けた大久保のポジションにそのまま入った大畑だったが63分以降は渡邊と入れ替わり本来のポジションにつく。すると直後の64分には酒井の山なりファークロスに渡邊がワンタッチボレーで合わせて同点ゴールが決まる。お世辞にも綺麗なゴールとは言えないものの直前の決定機やポジションの入れ替わり等、ゴールに至るまでの伏線は十分過ぎるほど効いていた。
後半ずっと重心が低いまま前に出てこようとしなかった福岡だが同点直後はさすがに前への圧を強める。だが肝心なところで長いボールの精度を欠きボールを失ってしまう。すると68分には佐藤から岩尾への楔が入ると田代の裏へ大きく蹴るとこれが前田に通り右ペナ脇からエリア内に進入し速く鋭いクロスをファーサイドへ放り込むとブロックに入った井上の右腕に当たりOFRによりこれがPK。サンタナがゴール右に思い切り叩き込みレッズが逆転。
74分に福岡は湯澤と紺野が交代し小田と金森を投入。76分には中島と敦樹を交代するレッズ。その後ポゼッションこそ少し回復し敵陣でボールを持つ時間も増えるもののシュートが遠い福岡。この時間の福岡はウェリントン狙いのクロスしか攻め手が無さそうだった。80分にFKからのホイブラーテンのバックヘッド、直後の中島のクロスに酒井が中で合わせる決定機と対照的にシュートを増やすレッズ。86分にも岩尾の浮き球スルーパスに酒井が抜け出しチャンスメイク。88分にも中島の決定機。
ATに岩尾の背中に当たってディフレクトした難しいシュートを西川が弾き出す危ないシーンを作られたものの最後まで攻め続けたレッズがホーム初勝利を収めた。
結果論に過ぎないかもしれないが結果的には交代で入った選手がポジションチェンジで効果を発揮したレッズと、交代で入った選手が失点に絡んでしまった福岡で明暗が分かれた。開幕からの福岡の4試合を見ていないので憶測になるが元々ボールを持たないサッカーを志向していたとは言えさすがに簡単にボールを渡し過ぎではと思った。先制こそされたものの試合全体を振り返るとレッズにとって危険なシーン、福岡にとっての決定機も殆ど作らせない安全な試合だった。
4分には永石のパントキックを跳ね返してグスタフソンが前田に出してカウンター。渡邊のクロスをサンタナが頭で合わせる決定機は残念ながら枠外。直後の6分にも西川のロングフィードからサンタナが中盤で収めて1人かわしてからのミドルは永石が弾き出す。
一方福岡のビルドアップは松岡か前にボールが入ったら敦樹や岩尾が一気にプレスをかけて無理めのワンタッチパスを出させて回収するやり方で8分に2度ボール奪取に成功。
10分以降は互いに蹴っ飛ばし合い互いに球際で激しく削り合い頻繁に試合が止まる退屈な時間になる。次第にレッズのキックの精度が怪しくなり徐々に福岡が押し込み始める。しかし決定機は作らせず水際で耐えるレッズ。18分あたりから岩尾が下りてビルドアップに絡み始めると19分にはこの日初の後ろから繋ぐビルドアップが成功。22分には福岡も負けじと繋いでビルドアップを成功させる。ただ互いにシュートまでは至らない。
24分にビルドアップのミスから福岡のショートカウンター。エリア内で紺野がこの日福岡の初シュート。すると26分には押し込んでいたレッズに対しボールを奪った福岡のロングカウンター。湯澤の縦パスを渡邊が後逸するとザヘディが拾ってゆうに30m以上はあるかという距離から強烈なミドルシュートを放ちこれがニアに決まり福岡先制。
先制されて以降のレッズは岩尾が下りる前の拙いビルドアップに戻り相手のプレスに屈し西川までボールを戻し苦し紛れのロングボールに逃げるのが2回。36分にはまたもロングカウンターを食らい佐藤がザヘディにかわされあわや2点目のシーンも。(ラストパスは酒井がカット)41分にもグスタフソンが中盤で岩崎に奪われてまたカウンター。紺野のループ狙い?のシュートは西川がキャッチ。ただ奪われたら即カウンターを食らうほどの前掛かりになっていたのは事実でその甲斐もあってか42分から前半終了までに3本のシュートを計上。
後半は開始直後の46分に一度だけ攻め込まれたきりで以降はひたすらレッズがボールを握って攻め続ける時間が続く。52分の岩尾のミドルは枠外。56分サンタナのシュートは目の前のブロックに跳ね返される。決定機こそ無いもののシュート数も重ね着実に相手ゴールに迫っていた。
58分に福岡はザヘディと宮を交代しウェリントンと井上を投入。レッズも大久保が交代し大畑が投入される。61分には渡邊がエリア内でシュートを放つ決定機。交代直後こそ抜けた大久保のポジションにそのまま入った大畑だったが63分以降は渡邊と入れ替わり本来のポジションにつく。すると直後の64分には酒井の山なりファークロスに渡邊がワンタッチボレーで合わせて同点ゴールが決まる。お世辞にも綺麗なゴールとは言えないものの直前の決定機やポジションの入れ替わり等、ゴールに至るまでの伏線は十分過ぎるほど効いていた。
後半ずっと重心が低いまま前に出てこようとしなかった福岡だが同点直後はさすがに前への圧を強める。だが肝心なところで長いボールの精度を欠きボールを失ってしまう。すると68分には佐藤から岩尾への楔が入ると田代の裏へ大きく蹴るとこれが前田に通り右ペナ脇からエリア内に進入し速く鋭いクロスをファーサイドへ放り込むとブロックに入った井上の右腕に当たりOFRによりこれがPK。サンタナがゴール右に思い切り叩き込みレッズが逆転。
74分に福岡は湯澤と紺野が交代し小田と金森を投入。76分には中島と敦樹を交代するレッズ。その後ポゼッションこそ少し回復し敵陣でボールを持つ時間も増えるもののシュートが遠い福岡。この時間の福岡はウェリントン狙いのクロスしか攻め手が無さそうだった。80分にFKからのホイブラーテンのバックヘッド、直後の中島のクロスに酒井が中で合わせる決定機と対照的にシュートを増やすレッズ。86分にも岩尾の浮き球スルーパスに酒井が抜け出しチャンスメイク。88分にも中島の決定機。
ATに岩尾の背中に当たってディフレクトした難しいシュートを西川が弾き出す危ないシーンを作られたものの最後まで攻め続けたレッズがホーム初勝利を収めた。
結果論に過ぎないかもしれないが結果的には交代で入った選手がポジションチェンジで効果を発揮したレッズと、交代で入った選手が失点に絡んでしまった福岡で明暗が分かれた。開幕からの福岡の4試合を見ていないので憶測になるが元々ボールを持たないサッカーを志向していたとは言えさすがに簡単にボールを渡し過ぎではと思った。先制こそされたものの試合全体を振り返るとレッズにとって危険なシーン、福岡にとっての決定機も殆ど作らせない安全な試合だった。
登録:
投稿 (Atom)