2026年1月11日日曜日

2025 J1リーグ 順位予想結果

上位3クラブ、降格3クラブ当てたら3連複とかあってもいいように思えてきた。

2025 J1リーグ 順位予想

浦和レッズ
予想 1位
結果 7位


ACLとかCWCのせいにするのはもうやめたい。

サンフレッチェ広島
予想 2位
結果 4位


昨季の新井に続き今季は前田。2年連続で開幕後の同カテゴリからの引き抜きを敢行した広島。海外移籍すると予想した4人は誰も出て行かず満田のみ予想をアップした1週間後にガンバへレンタル発表。リーグ4位。ACL2ベスト8。天皇杯ベスト4。ルヴァンカップ優勝。リーグ戦の順位こそ落としたものの全60試合こなしてこの結果なら十分では。タイトルも獲ったしスキッベ監督の花道を飾れたのでは。

鹿島アントラーズ
予想 3位
結果 1位


9年ぶりに優勝した鹿島。確かに優勝請負人となる監督や得点ランキング2位のブラジル人を補強できたことは大きかったように思えるがそれ以上に夏に海外移籍する選手がいなかったことの方がより優勝を手繰り寄せるのに重要だったように思える。

ヴィッセル神戸
予想 4位
結果 5位


年間全56試合で広島同様のハードなシーズンを5位で終わった神戸。予想時に痛手と表現した初瀬の移籍だが案の定セットプレーからのゴールは昨季と比較し7ゴールも減ったのでこの穴は埋められなかった模様。武藤が腰を負傷したことも響いたか。

町田ゼルビア
予想 5位
結果 6位


何せ20人OUT、17人INというド派手なストーブリーグだったので下手をすると大崩れの可能性もあった町田だが天皇杯で初タイトル。ACL初挑戦で現在グループ2位。昨季の3位からは少し落としたもののリーグ6位ということでこれまた上々のシーズンだったのでは。海外移籍を予想した藤尾も林も残った。課題はピッチの外か?

横浜Fマリノス
予想 6位
結果 15位


過酷なハードスケジュールの影響は翌年に出るのでは、と予想したら残留争いすることになってほんとうに地獄を見たマリノス。とは言えそれが本当に昨季の日程のせいなのか永戸アンロペヤンマテエウベルといった主力が抜かれまくったせいなのかは要検証。5月末にクラブワースト7連敗して選手が抜かれて監督も交代になったら少し上向いたので選手離脱の影響は軽微?

FC東京
予想 7位
結果 11位


予想時に「ディエゴと荒木が抜けてヒアンと佐藤で埋め切れるかどうか」って書いたらゴール数でしっかり上回ったヒアンと佐藤。ならなんで順位が昨季の7位から落ちてるのかというと映像は見ていないので数字だけで判断すると必要なピースが夏の補強でようやく埋まったといったところか。それくらいシーズン前半までの成績は悪かった。

アビスパ福岡
予想 8位
結果 12位


シーズン序盤4節から10節まで6勝1分け。11節から19節まで5敗4分け。28節から32節まで5連敗と非常に不安定なシーズンを過ごした福岡。新監督のせいかと言われると毎年勝てない時期があるのでそうでもない。リーグ最少得点の課題も解決には至らず。解決は次の監督に委ねられる。

名古屋グランパス
予想 9位
結果 16位


マリノスに続く大崩れクラブ第2弾。マリノスと違ってシーズン中盤に復調したのは選手の離脱も監督交代も無かったことが原因か。課題は前線のゴールゲッター不在。

ガンバ大阪
予想 10位
結果 9位


「移籍収支はマイナスで課題は得点力」って予想に書いたらリーグ6位の53得点。新加入のデニスはともかく山下やジェバリも揃って7ゴールというのは監督か選手本人が何か掴んだということ?或いは激増した失点が物語るように守備バランスを多少崩してでも攻撃に振ったとか?結果的に順位を落としたとは言えポジティブな変化にも見えるがポヤトス監督は契約満了で退任。3年も任せれば十分とも言えるし監督交代にはこれ以上ないタイミングでもあるし。

東京ヴェルディ
予想 11位
結果 17位


予想時に書いた唯一の懸念、2年目のジンクスが発動し昨季から大きく順位を落とし17位でギリギリ残留したヴェルディ。こう見えて降格圏に落ちたのは開幕直後の2節終了時点だけで他は14位前後をウロウロしていたので意識していなかった側からすると「いつの間にこんなギリギリに?」という感想。昨季との違いは主力4人が夏に離脱していることか。

柏レイソル
予想 12位
結果 2位


勝ち点1差の準優勝である意味優勝チームよりも大きな衝撃を与えたと言える昨季17位だった柏。予想時に「課題は得点」と書いたがエース細谷の11ゴールはともかくまさか小泉に7ゴールも取らせるとは恐れ入った。優勝した鹿島との差は引き分けの多さか。リーグ3位の60ゴールを稼いだ柏がセットプレーからのゴールがたったの4ゴールで昨季セットプレーから9ゴールだったレッズが今季14ゴール。すなわちサヴィオの抜けた穴をどう埋めるかが優勝への鍵かも。

川崎フロンターレ
予想 13位
結果 8位


昨季が66得点57失点で今季が67得点57失点。「沢山点を取らなければサッカーじゃないじゃん」とでも言うかの如く毎試合ド派手なシーソーゲームを演じることに定評ある川崎だったが監督が代われば少しは落ち着くかと思いきや特に変わらず今年も元気に複数得点複数失点を繰り返した。とは言え昨冬の補強は物足りなかったうえに夏に3人も欧州へ旅立ったにもかかわらずこの成績は伊藤の大ブレイクのおかげに他ならない。課題は分かり易く守備だけども、ここはもう川崎のアイデンティティになってそうなので課題解決よりも持ち味をさらに伸ばす方向へ比重を置きそう。

セレッソ大阪
予想 14位
結果 10位


昨季得点ランキング2位だったレオセアラが抜けた穴埋めに命運を託された3人の助っ人外国人は見事ラファエルハットンがその大役を果たして見せた。しかし得点は昨季から17点も増えたものの失点も9点増えてしまい順位は据え置き。やはりポステコグルーの系譜は諸刃の剣。ハットンのレンタルバックという超悲報にまたも見舞われるセレッソを救うのは誰か。

ファジアーノ岡山
予想 15位
結果 13位


昇降格を繰り返す横浜FCやジュビロ磐田と違ってJ1初昇格で読めない岡山の予想にしてはいい線いってたのでは。課題はベタに得点力と言いたいところだけどここはあえて期限付き移籍で加入した選手の多さと言ってみる。降格もなく何のタイトルもかからない秋までの半期はわざわざ使うメリットが薄いはずの期限付き移籍選手だが現時点で既に5人延長し新たに1人加わった。6人全員が主力として定着し秋には全員引き上げられでもしたらどうなってしまうのか。

横浜FC
予想 16位
結果 18位


昇格したシーズンでJ2最少失点だったことを理由に残留を予想し実際今季は清水が51失点、岡山が43失点、横浜FCが45失点。リーグ10位の失点数なので本来なら降格するほどではないはずがリーグワースト2位の得点があまりにも少な過ぎた。J2でゴールを稼いだ選手が昇格したら得点できなくなるのは普通にあるあるだとは思うが昨季チーム内トップの2人が揃って不発になるのは想定外だったかも。というかその2人はそもそも今季全然試合に出れなかったのはどういうこと?

京都サンガ
予想 17位
結果 3位


個人的に最も大きなサプライズをもたらされたのが京都。実際予想と結果の乖離が一番大きいのも京都。ラファエルエリアスという当たりガチャを引いただけではこの順位に来れないことは近年のJリーグを見てきた人ならよく理解しているはず。昨季と比べ得点は19点増え失点は15点も減った。得点は誰がゴールを稼いだか調べれば分かり易いが失点減はそうもいかない。パッと思いつくのはカードコレクターだったアピ久の出番が減ったこと?

アルビレックス新潟
予想 18位
結果 20位


ただでさえ16位でギリギリの残留だったのに監督抜かれて選手もゴッソリ抜かれてそりゃ厳しいだろうと予想したが19試合勝ち無しで19位とは勝ち点8差のブービーとは。オフの移籍もさることながら夏にも5人主力が抜かれてるから誰が監督やっても新潟の残留は無理ゲーだったのでは。秋山の海外移籍も予想的中。

湘南ベルマーレ
予想 19位
結果 19位


唯一の予想的中はオカルト予想。札幌は8年、鳥栖は13年、湘南は10年。それぞれJ1に定着した年数だがなんだかんだで落ちないだろうと思われていたクラブがまたも落ちた。新潟同様夏に主力が抜けたもののこちらは主に海外移籍中心。福田の海外移籍は予想通り。

清水エスパルス
予想 20位
結果 14位


中上位には勝てないものの下位相手にはしっかり勝つ。これを徹底するだけでこの順位でしっかり残留。ただ13位から17位までの勝ち点差はたったの2なのでこのままでいいとは思っていないはず。落ちた3クラブとの一番の差は夏に主力流出が無かったこと。

2025年7月18日金曜日

2025 J1リーグ 第20節 京都サンガ戦の感想

4/16(水) 19:30 埼玉スタジアム2002

前回2月の試合からひと月半と余りに早い再戦となった京都サンガとのホームゲーム。京都との試合ではハイプレスとマンマークをどうかわすかを問われるのがボール保持におけるお決まりのテーマ…ではあるものの低い位置ではそれほど苦労せず繋いでも蹴ってもビルドアップを完結出来ていたのが2月のアウェイゲーム。この日はどうかというとスタメンが入れ替わっていたせいかアウェイゲーム時よりも京都のプレスが早くアウェイゲーム時よりもレッズは余裕が無く立ち上がりから自陣で何度か相手にボールを奪われる。

というわけで立ち上がり流れを掴んだのは京都。とは言えシュートを打つには至らずにいると14分にサヴィオのスルーパスに抜け出した松尾のフリックに長沼が合わせる決定機が唐突に訪れる。須貝のタックルによりディフレクトしたボールは鈴木の手に当たり主審は即ペナルティマークを指さしPK獲得。OFRによりPK無しになったもののここから流れはレッズに傾き19分に松尾のミドル、21分にサヴィオのミドルと立て続けにシュートを放ち23分にはCKから松尾の2試合連続ゴールを決めて先制に成功。

この先制ゴールの理由を探すとすればレッズ側よりは京都側に求めたほうが分かり易い。京都は肝心なところでファウルをしてしまいチャンスをふいにするためせっかく立ち上がりに掴んだ流れを自ら手放していた。長沼の1stシュートも自陣でグスタフソンがファウルを受けてからのクイックリスタートで作ったチャンスだった。

京都は立ち上がりからひたすら縦に急ぐだけのボール保持だったが先制されたことによって逆に落ち着きを取り戻したかビルドアップで何度も後ろからやり直すようになって繋いで前進しようとする。京都のビルドアップ時に松尾と渡邊のプレスは無理にCBに食いつかず川﨑へのパスコースだけは必ず切りつつ外へ誘導するようにプレスをかけていたが29分にこの2人の背後に立つ川﨑への縦パスが通ると前を向いて一気にカウンター。米本のフィードを原がエリア内で落としてエリアスが石原を突き飛ばしながら合わせるも西川が足でなんとかセービング。

その2分後に米本がサヴィオへファウル。傾きかけた流れをまたもファウルで手放してしまう京都。ファウルをしなければ止められない、ボールを奪えないほど相手が上手いのはあるにしても京都目線だと勿体ないと言わざるを得ない。

とは言えレッズもヒヤリとしたのは事実のようで前からのプレスを強めてCBへ食いついてしまうと相変わらずハイプレスは下手なままなので奪い切れずプレス網を抜けられて押し込まれてしまう。ファウルの減らない京都とハマらないプレスに焦るレッズで終盤ややオープン気味になりながらもなんとか1-0のまま前半終了。

HTに京都は米本と佐藤を下げて福岡と福田を投入。46分エリア内で金子のマイナスクロス。47分バイタルから金子のミドル。その30秒後にグスタフソンのポケット突撃からのクロスは僅かに渡邊に届かない。相手の交代の意図を探るよりも先に立て続けにチャンスメイクするレッズ。

それまで一方的に攻め込まれていたはずの京都が唐突に同点ゴールを決めたのが54分。アドリブ的に左サイドに人数をかけて崩し切ってエリアスがエリア内であっさり決めた。布石は見当たらないものの後半立ち上がりから何度も作ったチャンスを決め切れずにいた罰をレッズが受けたということか。

追いついて息を吹き返した京都と追いつかれて危機感が高まったレッズで互いにボールホルダーへのプレスが強くなりボールの奪い合いが激しくなる。プレスが下手なレッズには分の悪い勝負に見えたが58分にまたも京都は自陣でサヴィオへファウル。ここで得たFK自体は得点に結び付かなかったものの直後の60分に渡邊の勝ち越しゴール。どうしても迂闊なファウルが流れを手放しているように見えてしまう京都。

直後に渡邊と金子を下げて松本と原口を投入するレッズ。京都も奥川を下げてマルコを投入。勝ち越しゴールによってレッズが落ち着きを取り戻した、というよりは落ち着いてボールを運べないしファウルも減らない京都はレッズにボールを握られ流れを引き寄せられない。とは言え同点ゴールも流れが無い中で唐突に決めた京都には一発の怖さがあるためレッズも気は抜けない。

74分に松尾とサヴィオを下げて長倉と関根を投入。直後に原を下げてムリロを投入し交代枠を全て使い切る京都。すると徐々に流れは京都へ。ボールキープに長け相手のファウルを誘発できるサヴィオを下げたことにより京都のボール保持が改善されたように見えた。

85分にカウンターチャンスを作って長倉と松本が抜け出したあたりでもう一度落ち着きを取り戻すレッズ。一方的にボールを握り倒すわけにはいかないものの危険な場面を作らずに試合をクローズ。

現地で見た際には「また交代で流れを悪くしている」などと悪態をついたが時間にしてみれば終盤に相手の流れになった時間は10分も無いくらいなので気にし過ぎるほどのことでもないのは事実だが意思統一がなされているかどうかは再確認すべきだと思った。交代で下げる選手と全く同じ役割を果たせる選手などそういないのでそれは仕方ないにしても特徴が似通っている選手ばかりベンチに揃えているように見えたことは気になった。交代枠が余っているにもかかわらず落ち着いてボールを持てる大久保を最後まで使わずに終わったことも含めて。とは言え今季初の連勝。ここから始まるホーム5試合に向けて弾みをつけられたことは喜びたい。

2025年7月11日金曜日

2025 J1リーグ 第10節 町田ゼルビア戦の感想

4/13(日) 14:00 国立競技場

まず立ち上がりの主導権は町田が握る。町田の攻撃のキーはやはり相馬。縦に突破しようとするのも相馬。クロスを入れるのも相馬。ただ本人も打開しにくかったと語る通り用意した相馬対策がほぼ完璧だったレッズ。3分のシーンでは安居と石原の2人で挟んで奪った。5分のシーンでは石原から金子にマークを受け渡し中山のオーバーラップを警戒。ただ相馬は抜き切らなくとも鋭いクロスを放り込めるのでそこは2CBを中心に粘り強く跳ね返し続けた。10分には中山のアーリークロスを西川が弾いてこぼれ球を林のダイビングヘッドで町田が先に決定機を作る。

一方この日はカウンターが冴えるレッズ。1分に安居の縦に渡邊フリックに金子抜け出し。7分に相手のパスミスをグスタフソンが奪ってサヴィオが中央爆走。13分に右サイド深い位置からロングカウンター。どれもシュートまで打てていないもののエリア内まで持ち込むことは成功。13分のロングカウンターの直後に長沼のミドルが相手に当たって獲得したCKからレッズの先制点が生まれたので一連のカウンターにも意味があったと言える。

レッズ先制後も状況は大きくは変わらない。町田はロングボールもショートパスも使いながらゴールに迫り24分には相馬のクロスから西村が長沼の頭上で合わせる決定機。直後の西川のフィードからサヴィオが頭で裏へ出すと渡邊が抜け出しGK谷と1対1の決定機を作る。直後の町田のビルドアップを金子が高い位置でひっかけてショートカウンター。直後の町田のビルドアップでパスミス。レッズが決定機を作ったことと前からのプレスを強めたことで徐々にプレッシャーを受け始める町田。かと思えば直後にグスタフソンやボザのミスから町田に危険なシーンを作られる。34分にはまたも裏抜けに成功した渡邊が決定機でシュートを放つ惜しい場面もあり互いに全く安定しない様子を見せる。

レッズ的には許容したくないオープンな展開になり始めた矢先の37分、レッズに追加点が生まれる。西川の低弾道フィードが一気にセンターサークル内の渡邊まで届き渡邊はフリックで松尾へ。そのまま1人で一気にエリア内まで持ち込みGKだけを飛び越えるループ気味のシュートで松尾の今季初ゴールが決まった。

41分に下田のインナーラップから相馬のスルーパスでレッズを崩しこの日最大のチャンスを作る町田だが西川決死のセーブで辛くも難を逃れるレッズ。前半無失点のまま後半へ。

HTにオセフンと林を交代でデュークと藤尾を入れる町田。後半立ち上がりに2発のシュートを浴び劣勢に陥るレッズ。特に2発目はエリア内どフリーでデュークに打たれているため町田からすれば決定機だったがここでシュートブロックしたのは石原。直後の相馬の突破を抑え込んだのも石原。この時間帯に守備での奮闘が際立った石原。

55分に後半3本目のシュートを打った西村にアクシデント発生でナサンホ投入。60分には下田のスルーパスにナサンホが抜け出しエリア内で受ける危険なシーンも。が、その直後の64分のシュートも滑ってミートできなかったように依然として降り止まない雨のせいかミスが出てしまい決め切れない町田。

この危険な時間帯をレッズが耐え切ると町田の攻勢も沈静化し試合は膠着状態へ。72分に白崎OUT仙頭IN。74分に金子OUT松本IN。77分に安居OUT原口IN。互いに交代カードを切るも流れは変わらない。そのまま決定機を作られるようなシーンもなく無難に試合をクローズしたレッズの勝利。

セットプレーで今季初得点。いつも状況を悪化させていた交代カードで流れを変えずに勝利。首位を相手に勝利。アウェイゲームで今季初勝利。しばらく結果が出ていなかった国立での勝利。幾つか課題も残るもののそれ以上に初初尽くしで内容を伴って結果を出せたことを評価したい。

2025年7月7日月曜日

2025 J1リーグ 第9節 アビスパ福岡戦の感想

4/6(日) 14:00 ベスト電器スタジアム

スタッツ的にはボールを握ったのはレッズだけど相手を押し込んで敵陣でポゼッションできたわけでもなければシュートを打ちまくったわけでもないので数字ほどの主導権を握った感は無い前半立ち上がり。むしろ3分の松岡のミドルはいいとしても9分のザヘディの裏抜けエリア内枠外シュートで決定機を作られ先制パンチに成功したのは福岡の方。

これに味を占めた福岡は12分にも村上がレッズのCB裏にザヘディを走らせるロングボールを蹴るも2回目はしっかり修正したボザが対応し石原に繋げた。そもそも9分のザヘディ裏抜けが成功したのはこの日のレッズが直近の数試合と違って福岡CBに前からプレスをかけていたためハイライン気味になっていて裏にスペースが出来ていたことが原因とみられる。9分の1回だけ出し抜かれたもののそれ以外はハイプレスで蹴らせて後ろで回収が概ね成功していたレッズ。

30分を過ぎたあたりから徐々に流れが福岡に傾く。きっかけとなりそうな変化としては松岡が田代と安藤の間に下りてビルドアップを始めるようになったことや、岩崎と前嶋が左右入れ替わっていたことや、レッズの前からのプレスがハマらなくなり福岡が簡単に蹴らなくなったこと。特に右に大きく開く前嶋と見木の連携が巧みでレッズは何度も押し込まれてしまう。3つ目のプレスがハマらなくなったのは相手がかわし方を覚えたというよりは松尾、サンタナ、松本の前3人のハイプレスに後ろがついてこれなくなっていることが原因のように見えた。

この時間帯相手のシュートこそ2本に抑えたものの誰の目にも明らかな劣勢のレッズはなんとかスコアレスで前半を終える。

HTの選手交代は互いに無し。人も変わらず立ち位置も変化したように見えなかったがHTになんらかの修正があったせいか前半終盤とは打って変わって福岡を押し込んで攻勢に出るレッズは60分までに4本のシュートを放つ。65分には松本を下げてサヴィオを投入しまさにこれからという時間の67分になんてことないCKから失点。布石があったとすれば押せ押せの時間で少し前掛かりになっていたことと前線へのボール供給に再現性が見られずどこでひっくり返されても不思議ではなかったこと。

反撃に出なければならない筈のレッズだがリズムよくボール回しを出来ても後方自陣内に留まり中盤より先にボールを届けられず自陣でボールを奪われ逆にシュートを打たれてしまう。互いに交代カードを切り合うも流れに変化無し。唯一可能性があったとすれば相手が敵陣でファウルをしてくれるので何度かFKを得られたこと。だがゴールには繋げられず逆にFKからオフサイドで無効になったものの幻の追加点を決められてしまうレッズ。そのまま見せ場もシュートも無いまま試合終了。

スコアこそウノゼロという僅差ではあるものの90分を振り返ると内容的に勝利に相応しかったのは福岡の方だったように思える。レッズにとっての流れのいい時間より福岡の時間の方がトータルでは長かったから。とは言えこの試合一番流れが来ていた後半立ち上がりには決定機も作れていたので決して負けるべくして負けた試合だったとは思わない。あれを決め切れていれば逆の絵が見れていた可能性も十分あった。

だがやはり気になるのはセットプレーによる失点が減らないこと。湘南戦、鹿島戦、清水戦でそれぞれ1点ずつCKから失点している。一度も披露したことの無いパターンで所謂初見殺しのような緻密にデザインされた形による失点なら仕方ないのかもしれないがそういう失点はこの日も含めて無かったのでは。往々にして選手も「やり続けるしかない」としかコメントしようがないのもセットプレーの守備なのでこちらとしても「前迫コーチ頼む!」としか言いようがないが。

2025年6月7日土曜日

2025 J1リーグ 第8節 清水エスパルス戦の感想

4/2(水) 19:30 埼玉スタジアム2002

まるで前節やられた鬱憤を晴らすかのように開始3分の先制に成功したレッズ。清水は元々のスタイルなのか前節から中3日というスケジュールからそうしたのかはわからないが失点したからといって遮二無二ハイプレスをかけて奪おうとせず、かと言ってレッズもそこまで積極的に前進しようとしないため終始ギアがローのままの前半。

この日はベンチスタートの関根に代わって入った石原がビルドアップで上手く絡めず右サイドからの前進はいつもよりぎこちないレッズ。それはグスタフソンに代わってスタメンに入った渡邊にも同じ事が言えて上手く前線にボールを供給できず引っかけられたりパスがズレたり前を向けないままバックパスが目立った。ベンチスタートの金子のポジションにサヴィオが入りいつものサヴィオのポジションにはスタメンで入った松尾は2人と対照的に荻原、松本と上手く連携してビルドアップの出口になっていた。

そんなビルドアップの拙さを狙われて強く前からかけられたわけでもないプレスに負けて自陣深い位置で奪われエリア内でアフメドフにシュートを許したのが10分。ズルズルラインを下げさせられて苦し紛れのロングボールを自陣で奪われたのが12分。ここは清水の時間。

一方清水のビルドアップはと言うと、ここ数試合の中盤で構えてミドルブロックを組むレッズの守備が安定していて後ろから繋いでクリーンに前線にボールを供給とはいかない。10分、12分のようなカウンターかロングボール放り込みが目立つ清水。拙いビルドアップと対照的に守備では安定感を見せる石原、渡邊の2人。清水はWBの2人を高い位置で幅を取らせてサイドチェンジを放り込んで来るため吉田と石原は何度もマッチアップするのだがサヴィオとのいい連携もありレッズの右サイドが破られることは無かった。

逆に左サイドが破られることもなく清水の前半のシュートを4本に抑え、ボールは持たせつつも肝心なところはやらせずじっくり構えてカウンターからあわよくばの追加点を狙う理想的なリード後の試合運びで前半を終えるレッズ。

清水はHTに前線のアフメドフ、西原、中原を一気に3枚替えして3-0で快勝した前節スタメンの北川、乾、松崎を投入。自陣で不用意なファウルでFKを献上する松尾や前半と変わって前から食いつく守備をしてしまったり活性化した相手の前線に翻弄され早速ミドルシュートを4本被弾し落ち着かない後半立ち上がり。

ようやく保持でも非保持でも落ち着きを見せてきた58分レッズに追加点。石原のクロスを宇野がクリアし切れず後ろにそらしファーでボレーを合わせたサヴィオが待望の移籍後初ゴール。

その後押し込まれつつも時折カウンターを見せる前半と同じような流れになっていた71分、サヴィオと松尾を下げて関根とグスタフソンを投入するレッズ。清水も宇野OUT矢島IN。この交代にどんな意図があったかはともかく全く落ち着かずにどんどん危険なシーンを作られ劣勢に陥るレッズ。たまらず76分には渡邊と松本を下げて大久保と原口を投入するレッズ。直後にグスタフソンのミスから乾の決定機をボザ渾身のクリア。直後のCKをあっさり決められ遂に失点。

ここから大崩れになるかと思われたが押し込まれ決定機も作られたものの辛くも逃げ切り成功。

到底結果オーライとは言い難い余りにも拙い試合運びを見せてしまったレッズの課題は明白。クローザー不在。止めを刺すチャンスで決め切れない決定力。特に前者は致命的ではあるものの1人の力でピッチ全体を支配できるわけではないのでチーム全体で意思統一を図ることが最優先。それはスコアが動いたり選手交代で試合の流れに変化が生まれそうになった時に重心をどこに置くかといった繊細な微調整であって「逃げ切ろう!守り切ろう!」といった大雑把な指示でまとまるものではなさそう。安易にキャプテンやらベテランやらのリーダーシップに頼るのも違う。力の入れ方抜き方といった緩急や強かさが何より必要だと思う。

2025年6月3日火曜日

2025 J1リーグ 第7節 セレッソ大阪戦の感想

3/28(金) 19:00 ヨドコウ桜スタジアム

前節鹿島戦で見られたようなGK、CBにはプレスに行かずまずジッと見る落ち着いたプレスはあまりにも早すぎる失点に焦ることもなくこの日も継続できていた。7:50から11:50くらいまでは何故か前から食いついてしまいそれを外され危うい時間帯になったもののそれ以外の時間では中盤でじっと構えてミドルブロックで上手くボールを絡めとっていた。

但しこれは相手が後ろから繋いできた時の話。先制点の立役者でもあるチアゴアンドラーデが25分アクシデントで柴山と交代すると先制点のシーン以来封印していた関根の裏へのロングボール大作戦を復活させて29分には畠中が、33分には登里がそれぞれ柴山を関根の裏に走らせるボールを蹴っていた。しかもこれがよく効いていて29分はなんとかタッチラインに逃げてCK献上。33分も何とかクリアしてスローイン献上。他にも何度か柴山にやられ相手がかなり裏抜けが上手いにしても前半の関根はまさに大炎上。

一方レッズと対照的にGK、CBにも前からプレスをかけようとするセレッソ。金子やサヴィオが幅を取って大外からの前進は中をしっかり固めて安易な放り込みを悉く跳ね返していたセレッソとしては許容しているように見えた。何度も左右に振ってやり直しを繰り返し西川からグスタフソンへの縦で上手くターンして楔をサンタナへ通した32分の形が前半一番いい形のビルドアップに見えた。決定機どころかシュートすら打てなかったものの。

前半終盤にカウンターから危ないシーンを作られたものの1-0でセレッソリードのまま前半終了。HTにレッズは松本と交代で松尾投入。追加点で止めを刺したいセレッソと何とか追いつきたいレッズで互いに点を取る気満々の後半立ち上がりはカウンターの応酬になって互いに危険なシーンを作るややオープンな展開。よりゴールに近付きより多く決定機を作ったのはセレッソ。この時間レッズの必死の守備で何とかゴールを守った、というよりは単にセレッソが決め切れなかっただけで完全に命拾いした体のレッズ。

69分にサヴィオとグスタフソンを下げて中島と怪我から復帰した渡邊を投入するレッズ。すると73分にはファウルで無効ではあったもののサンタナがネットを揺らすシーン。74分には金子のエリア内宇宙開発。78分には松尾のゴールを横断するクロス。次々チャンスメイクし確実にゴールに迫るレッズ。たまりかねたセレッソは80分中島と北野を下げて香川とブエノを投入。レッズも82分に金子を下げ原口投入。すると直後右サイドを突破した松尾のクロスにニアで原口が潰れ役になりファーに詰めた渡邊が押し込み同点ゴール。交代で入った3選手によってゴールが生まれ監督の采配ズバリとなった。

その後も逆転弾が生まれてもおかしくないチャンスを作り続けたのはレッズだったもののゴールには僅かに届かず逆転ならず。ドローで終わりセレッソとのアウェイゲームを5連敗でようやくストップできた。

4節までの非保持の振る舞いに比べたらこの日も含めた直近の3試合は守備面は随分マシにはなったと思うものの攻撃面で一番リソースを割いているはずの前半のうちにゴールが奪えないことが問題のように思える。交代で入った選手があれだけの効果的な攻撃を見せたのだから主力の見直しは必須では。

2025年5月27日火曜日

2025 J1リーグ 第6節 鹿島アントラーズ戦の感想

3/16(日) 14:00 県立カシマサッカースタジアム

前半立ち上がり、ボールを握ったのは鹿島だったものの決定機どころかシュートすら打たせず逆にレッズは11分までに4本のシュートを計上。鹿島は2CBからビルドアップを開始するがこのCBがボールを持っている間はプレスに行かずジーっと見る。柴崎、樋口らボランチへの縦はバリバリ警戒。但しCBのラインまでボランチが下りるのは許容。SB、SHがブロックの外で持つのも許容。ブロックの外側から前進してタッチライン際で持った鹿島の選手がどうするかというとアーリークロスを放り込むか裏に走らせるスルーパスを出すかでどちらも成功率が低かった。特にレオセアラにボールを出した時のホイブラーテン、ボザのマークが徹底していて列を下りても裏に抜けようとしても絶対に通さんとばかりに先にボールに触ってブロックしていた。

一方レッズは流れを掴んではいたものの後ろからクリーンに繋いでシュートまで辿り着けることは無く11分までの4本のシュートはセットプレーかカウンターから。この日のビルドアップで目立ったのはSHが下りる動きを囮にして相手のボランチを釣り出して空いたスペースを使うやり方。7分はサヴィオが下りて樋口を引き付けグスタフソンがドリブルで抜き去り、20分は金子が下りて樋口を引き付け関根からサンタナへワンタッチで繋ぐ、26分には松本が下りて樋口を引き付け関根の縦をスルーし金子からのレイオフを受けて逆サイドへ展開していた。

28分あたりから鹿島のビルドアップに変化が見られシュートこそ打たせないもののやや危険なシーンが増える。外回りの前進をやめて出来るだけ中央か内側のレーンから繋ぐようになる。28分に関川から小池へ縦、33分に安西から鈴木へ縦、35分に関川から鈴木へ縦。特に28分の中央を割る縦パスとレイオフと半身で受けてのターンからさらに縦パスを出す流れは敵ながら実に見事。ラストパスをカットするホイブラーテンのタックルで命拾いした瞬間だった。

この時間に失点しなかったことが命運を分けたのかもしれない。前半AT48分。唐突にレッズに先制点が生まれる。西川のロングボールを金子が頭で後ろにそらし関根が拾ってエリア内でファークロス。松本が飛び込んで押し込み移籍後初ゴール。布石はほぼ無し。強いて挙げれば金子がそれまでに何度か空中戦で勝っていたことくらい。

HTに選手交代は互いに無し。雨のせいもあってかファウルが増える後半立ち上がり。前半の立ち上がりのようにボールは鹿島が握りつつもシュートはレッズの方が稼いでいく。54分にはカウンターからサンタナの決定機。直後に小池、松村、柴崎を下げて知念、師岡、チャヴリッチを投入する3枚替え。61分にまたもカウンターからサンタナのミドル。

71分サヴィオを下げて松尾投入で1枚目の交代カードを切るスコルジャ。75分樋口を下げて舩橋投入。80分にレオセアラを下げて徳田投入で最後の交代カードを切る鬼木監督。82分に松本と関根を下げて原口と井上投入で明確に逃げ切り体勢を整えるスコルジャ。押し込まれても無理に食いつかず切るべきコースを切って中を固めるレッズ。

89分荻原が自陣で不用意なファウルからFKを献上。知念に決められ同点に追いつかれる。AT5分は互いに決定機を作れないまま試合終了。

追加点で仕留めるチャンスがあったにもかかわらずそれをフイにしてしまい結果的にはその報いを受けるというサッカーあるあるで幕を閉じた1戦。首位相手のアウェイゲームでこっちは前節ようやくの初勝利で13位。ドローで終われたのは上々の結果とも言えるが大部分で試合をコントロール出来ていただけにどうしてもこちらが勝ち点2を失ったように見えてしまう。疲労が冷静さを失わせることは十分あり得るもののギリギリの勝負になるほど最後に勝敗を分けるのは細部にこだわれるかどうかになる。それが出来ない選手を周りが気にかけフォローするか交代させてそのリスクを回避するか。やれることはあったはず。「仕方なかった」で終わらせていい試合ではないことだけは確か。