2019年7月13日土曜日

2019 J1リーグ 18節 ベガルタ仙台戦

実はこの日は現地観戦していたがウノゼロで勝ったにもかかわらず正直かなりフラストレーションの溜まる試合だった。
先制する前も後もあまり効果的に相手のゴールを脅かすプレーをできているように見えなかったため。
ただ、帰宅後冷静になって仙台の直近の試合を振り返ってみると、
・直近4試合全てで先制
・直近4試合全てでポゼッションで劣る
・3位、12位、1位、5位に勝利(ただし名古屋はジョー不在、松本は前田不在、東京は久保不在、札幌はチャナティップ不在)
そんな仙台を相手に大学生相手とは言えミッドウィークに天皇杯をこなした連戦の中で、12位のレッズがこれまでの対戦相手同様ポゼッションしながら先制を許さず逆に先制点を挙げ、その後も相手にチャンスらしいチャンスを与えずしっかり試合をクローズして見せたことは十分賞賛に値する結果ではないかと思えてきた。

そもそも仙台は1位、3位、5位を相手にポゼッションを許しながらどうやって勝ったのか。
興味がそっちに移ってきたためその4試合をできる範囲で確認してみることにした。
これを書き上げている7月9日現時点で既に名古屋との試合は見れないし、見れたとしても90分×4試合全てはさすがにチェックし切れないので「ハイライト」と「スタッツ」と「戦術ブロガーたちのレビュー」を頼りにどんな試合だったのかをそれぞれ振り返ってみた。

現地で見ていた感想としては「これだけポゼッションしてチャンスらしいチャンスも与えなければ勝って当たり前」くらいのものだったが、仙台の直近3試合を振り返るとそれは誤りであったことがよくわかる。
何故なら仙台は相手を押し込んでいたり優勢に試合を運べている時間帯でなくとも前後の脈絡なく点を取って勝っていたから。
こう書くとセットプレーに異様に強いか、切れ味鋭いカウンターが持ち味なのかと思いたくなるがそうでもない。
長いクロスを放り込んできた時の精度の高さ、一番の脅威はそれができる永戸。
永戸ばりのコントロールを持ちながらさらに圧倒的なデュエル勝率を誇るシマオマテ。
そしてJリーグ屈指の高さを誇る長沢は長いボールの絶好のターゲットになる。
長沢や石原がポストした時にボックス内で仕事ができるのが絶好調の関口。

まず目に付いたのはレッズのプレッシングの速さ。
これはやはり誰が持った時に誰が行くかがはっきりしていたということか。
被カウンター時に石原や長沢等の危険な選手に入ったボールも槙野やマウリシオがきっちり潰して危険の芽を摘んだ。
これはレッズの守備の話。
一方の仙台の守備の第一印象はやたら荒い。
松本、東京、札幌の3試合と比べてもこの試合は特別に荒い。
レッズのファウル数10回に対して仙台は19回と数字にもはっきり表れている。
何故ああいう試合の入りをしたのか、そこに戦略的な意図があったかどうかまではわからなかった。
だが仮にあったとしてもそれは仙台にとって有利に働いたようには見えなかった。

次に攻撃の時。
前半序盤は最終ラインから宇賀神や橋岡のWBをターゲットに長いボールのダイレクトプレーを選択。
前半中盤あたりから岩波から武藤へ縦にボールが入るようになるもそこに橋岡やファブリシオが絡んでもフィニッシュまで辿り着けない。
前半終盤にようやくこの布石が結実し岩波からの楔を武藤がターン一発で2人かわしスルーパスでもう1人出し抜きエースの美技で見事フィニッシュ。
とにかく武藤はよく動いて相手最終ラインの手前で浮いていたため何度も縦パスが入った。
後半は退場者が出て仙台が一人減ったものの相変わらず押し込んでからの崩しの連係がいまいちで追加点が取れない。
小さな変化として橋岡が仕掛けて強引に突破を試みるようになる。
一方の仙台の攻撃は、最も警戒していた長いボールの放り込みがレッズDFラインの裏をかくようなものではなく単純な中央ブロックで跳ね返すだけで最後まで失点を許さなかった。
セットプレーのほうがシマオマテの危険度が如実に現れていて見ててハラハラした。

以下その他トピック。
  • ファブリシオはシュート4本全て枠外ということでまだまだまだまだリハビリが必要、守備は杉本より献身的
  • この日は珍しくセットプレーから得点の可能性を感じた、右はいいが左から蹴る時のキッカーは再考の余地あり
  • 岩波は昨季好調時のパフォーマンスに戻りつつあるように見えるが浮き球のロングフィードがまだ少なくグラウンダーの楔が目立った
  • 杉本は本当にポストが上手い、ただ守備は途中出場ならもっと動いて欲しいかも
  • 後半の攻撃は実にお粗末な出来、せめてカウンター仕掛けたらシュートまで持っていっていただきたい
  • シュミットダニエルは神セーブ連発でこの日のMOMは彼でもいいと思った、ファウルもしないし
  • 試合に勝ったはいいが次節エヴェルトンと(多分)武藤を欠いた状態で2位の相手との対決は気が重い

2019年2月22日金曜日

2019 J1リーグ 順位予想

いよいよ開幕を明日に控え当初はさらりと終わらせるつもりだったもののこんな時間がかかるとは。
だが急いだ甲斐あってなんとか開幕前に間に合ったよかった。

1位 浦和レッズ
完全にいちサポーターとしての願望。
ただ絶対に不可能だとも思っていない。
それだけの大型補強はしている。

2位 川崎フロンターレ
昨季も大きく崩れない抜群の安定感を見せつけた川崎なら三連覇したとしても何ら不思議ではない陣容。
新加入のブラジル人トリオをキャンプでどこまで仕上げてきたかがスタートダッシュの鍵になりそう。

3位 鹿島アントラーズ
誰もが口を揃えて指摘する鹿島の野戦病院化。
ただリーグ戦を戦っていくうえで鹿島のそれはあまり不安要素にならないと見ている。
昨季終盤にACLを見据えたターンオーバーをリーグ戦で敢行しサブ組中心で見事勝利を収めている。
むしろ有望な若手が多いためシーズン中の海外移籍のほうが懸念としては大きい。

4位 ガンバ大阪
昨季は開幕から27節まで降格圏で低迷していたガンバだが監督交代、今野復帰、小野瀬獲得といった応急処置が間に合い終盤に怒涛の9連勝というクラブタイ記録を樹立。
問題はかなりタフなサッカーを強いられるはずの宮本サッカーだがそれに耐えうる補強がされたようには見えない点。
何気にレギュラー陣の高齢化も懸念が残る。

5位 北海道コンサドーレ札幌
順位予想するにあたり勝ち点の推移と試合日程及び結果を確認して回っているがそれまで札幌はFC東京同様の失速組だとばかり思っていた。
が、よくよく確認してみればシーズン前半と後半でそこまで大きく差がついたわけでもなく、その失速したFC東京より上位の4位でフィニッシュしているのだからペトロビッチ新監督1年目の結果として上々では。
問題はやはり移籍情報で、三好と都倉が抜けたのはかなりの痛手なのでは。
抜けた都倉の穴を鈴木が、三好の穴は岩崎が埋めるのだろうか。
とは言え他ならぬミシャが獲得を希望した選手であれば侮ることはできない。

6位 ヴィッセル神戸
一昨年くらいから移籍の話題の中心は常にこのクラブと言っていいくらいビッグネームの獲得に余念がない神戸。
ポドルスキを獲得しても9位、イニエスタを獲得しても10位、となればビジャを獲得しても中位だろうとの見方もあるかもしれないが個人的には上位を予想。
何故ならクラブオーナーが正しい金の使い方をようやく学び昨季リージョ監督を招聘したから。
あとは戦術の浸透と監督が欲する選手の獲得が肝になりそうだが、西、山口、初瀬の加入は心強いものの、藤田、大槻、高橋らの放出を換算すると移籍の収支は地味にマイナスでは?

7位 清水エスパルス
愛する浦和レッズ以外で今季最も注目しているのが清水。
何故今まで気付かなかったのか自分の目を疑うほど若く有望な20代前半の選手を多数抱えしかもレギュラークラス。
その才能を活かせる監督がようやく見つかりヤンヨンソン体制2年目となる今季は勝負の年。
勝手に心配していたそれら主力の放出も白崎一人に留まり優勝チームからエウシーニョという飛び道具まで獲得。
若いだけにいつ海外へ飛び出してしまってもおかしくないが他クラブの選手と言えど潰れるより育ってくれたほうがいいに決まってる。
ヤンヨンソンの手腕に期待がかかる。

8位 FC東京
昨季失速組その1。
9節から21節まで広島に次いで2位をキープし続けていたが21節から最終節までの14試合で2勝8敗4分け。
気になるのは長谷川監督が2017年にガンバ大阪でも同じような前半好調、後半大失速といった勝ち点推移を見せていること。
それらが同じ原因かどうかはわからないが昨季のFC東京には既視感を覚えたガンバサポーターも多いのでは。
補強は一気に4人もの外国人選手を獲得しているのが目を引く。
個人的注目は「当たり」の多いタイ人からナッタウット。

9位 サガン鳥栖
2年半務めたフィッカデンティ監督をシーズン中に解任し今季はスペイン人監督カレーラスが就任。
吉田と権田とキムミンヒョクという守備の要を同時に失ったのは非常事態と言っても過言ではない。
即戦力になり得るとしたらクエンカと原だがどちらもDFではない。
新監督が組織的守備を構築できる監督であることを期待するしかない。
かなり贔屓目に願望込みでこの順位予想。
監督にお金を惜しまないクラブには成功して欲しい。

10位 セレッソ大阪
ぶっちぎりのストーブリーグ敗者と呼んで差し支えなさそうな選手の大量放出。
都倉、藤田、奥埜といった即戦力を獲得してきっちり補強するところが仙台との差。
最大の注目は新監督ロティーナ。
J2からJ1へ監督の個人昇格というのは例を思い出せないくらいには多分レアケース。
大量放出の遠因になっていそうな監督人事は吉と出るか凶と出るか。
基本的に補強よりも監督の手腕優先で順位が決まると考えているため未知数の新監督は並べて予想。

11位 サンフレッチェ広島
昨季失速組その2。
圧倒的スタートダッシュにより稼いだ序盤の勝ち点により順位こそ常に1位か2位をキープしていた広島だが、昨季終盤は7敗2分けで9試合勝ち無しで川崎に優勝をかっさらわれた。
監督は引き続き城福浩ということで今季も苦戦を強いられそう。
主な主力放出は千葉とティーラシンの移籍。
他にも多くの選手が移籍しているが出場時間的に痛手と言えるのはこの2人。
一方新加入選手は主にJ2からで注目は共に2桁ゴールをあげているドウグラスヴィエイラとレンタルバックの皆川。

12位 横浜F・マリノス
毎年悪い意味で移籍の話題に事欠かないマリノスは昨季イチの出世頭山中を初めとして伊藤やウーゴといった主力らを大量放出。
中澤や中町といった長年クラブを支えたバンディエラもクラブを去り新たな変革期を迎えようとしている。
毎年主力を引き抜かれるということはそれだけいい選手を獲得、育成していることの証左でもあるので新加入のブラジル人コンビはそれだけで脅威になり得る。
浦和お墨付きの即戦力李忠成に加え、三好とティーラトンも実績十分。

13位 名古屋グランパス
昨季は9節から21節まで最下位を独走していた名古屋だがW杯中断期間中の爆買いが実ってか中断明けの8月から怒涛の7連勝を記録。
最終節まで爆買いブーストがもつことはなく26節から失速し連敗を重ねるも7連勝のおつりが効いてギリギリで逃げ切り16位フィニッシュ。
革命家もそれを後押しするフロントも全くブレずに名古屋は今季も突き進むだろう。
不調と見るや夏に爆買いを敢行するのは結構だが名古屋の恐ろしいところは同カテゴリであるところのJ1から主力を引っこ抜いてくるところ。
ダイレクトに他クラブの弱体化と自クラブの強化を同時に、しかもシーズン中にやってのけるのだから恐れ入る。

14位 大分トリニータ
昨季のJ2では1位は松本山雅、2位が大分だったが監督の手腕は片野坂監督のほうが上だと見ている。
あとは保有戦力の差だが片野坂監督のサッカーに慣れ親しんだ複数の主力選手が移籍してしまったのは素直にマイナスだと思われる。
確かに加入した選手は即戦力級だが片野坂監督のサッカーは選手の個人能力よりも戦術への慣熟の方が重要と見ている。
とは言え思い切り私情を挟んでレンタル移籍したオナイウと伊藤のさらなる飛躍に期待し14位予想。

15位 湘南ベルマーレ
曺貴裁体制8年目。
良くも悪くも浮き沈みの無いシーズンだった昨季はついにクラブ初のJ1でのタイトル獲得。
ライザップ1社の支援で予算が大幅にアップすることもなく今年もオフは大量放出大量加入。
目立った大物は見当たらず今季もまずは残留が目標になりそう。
ルヴァンカップでブレイクした杉岡や松田といった若手を引き抜かれなかったことは朗報だが石川の離脱は間違いなく悲報。

16位 ベガルタ仙台
夏にチーム最多ゴール数をあげていた西村がロシアへ移籍しその穴を埋められないまま11位でフィニッシュ。
しかも今オフは多くの主力を放出。
新加入選手で即戦力になりそうな選手も見当たらない。
助っ人外国人シマオマテもフリートランスファーということで過度の期待は禁物。
最大の課題はやはりゴールゲッターの不在か。

17位 松本山雅FC
昨季浦和とは天皇杯3回戦で対戦した松本だがあの時は浦和は中断明け初戦、松本はミッドウィークからの連戦ということでターンオーバー。
あの試合を基準に今季やれるかどうかを測るのは参考にし難い。
初昇格した2015年と今年の移籍情報を比較してみた。
松本はJ1初昇格した2015年は降格しているが当時は船山の離脱が響いたのだろうか?
では今オフはどうかというと石原という主力が抜けている。
おそらく今季もかなりの苦戦が予想される。

18位 ジュビロ磐田
シーズン序盤に主力のムサエフとアダイウトンの2人が揃って怪我のため長期離脱。
ギレルメは試合中の暴力行為によりシーズン中に放出。
昨季のジュビロはとにかく助っ人外国人受難のシーズンだった。
結局残留争いにまでもつれ込んだジュビロの今季に向けた明るい材料が全く見当たらない。
何せJ1でたったの7人しか人の入れ替えがなくこれは今オフJ1クラブで最少人数。
それこそ長期離脱した2人が昨季終盤に復帰できて今季は開幕から試合に出れそうなことくらいが唯一の救いか。

2019年2月8日金曜日

2019年アウェイ遠征計画

昨年に引き続き今年も遠征計画。
以下ピックアップした今年行きたい試合。

3/6(水) ACL ホーム ブリーラムユナイテッド戦
3/9(土) リーグ戦第3節 アウェイ 松本山雅戦
4/9(火) ACL ホーム 全北現代戦
4/14(日) リーグ戦第7節 アウェイ ガンバ大阪戦
4/28(日) リーグ戦第9節 アウェイ 清水エスパルス戦
5/7(火) ACL アウェイ ブリーラムユナイテッド戦
5/12(日) リーグ戦第11節 アウェイ 名古屋グランパス戦
5/21(火) ACL ホーム 北京国安戦
8/10(土) リーグ戦第22節 アウェイ 北海道コンサドーレ札幌戦
8/17(土) リーグ戦第23節 アウェイ ヴィッセル神戸戦
9/28~29(日) リーグ戦第27節 アウェイ サガン鳥栖戦
11/1~4(月) リーグ戦第30節 アウェイ 鹿島アントラーズ戦

W杯イヤーだった昨季と違い今年はリーグ戦でミッドウィークのナイトゲームは無し。
そして我らが浦和レッズは1年ぶりに帰ってきたACLの舞台。
昨季はACLを現地で見れない鬱憤をルヴァンカップで晴らしていた自分も当然行くつもり。

2年連続で参戦しているユアスタは相手に余計な火種を作られたので今年は見送り。
(開幕戦というのは口実であって本音は天皇杯で負けたことを根に持ってるだけかと)
それ以外は概ね例年と同じで今年も専用スタジアムのアウェイゲームを中心に見に行きたい。
松本山雅はJ1初昇格した4年前に行かなかったことを後悔したため今年はなんとしてでもアルウィンに行きたい。
生で顔を拝んでいない鳥栖のトーレスと神戸のイニエスタを見に行くのも欠かせない。
2016年から皆勤してる吹田スタジアムはリーグ戦でまだ一度も勝てていないので今季こそは勝って欲しい。
(ルヴァンカップでは勝ったが)

とは言え、最大のハイライトは何と言ってもブリーラムユナイテッドとのアウェイゲーム。
CWCを見に遠路はるばるUAEまで遠征した経験が動機になっているのは言うまでもない。
GWが怒涛の10連休もあるのにACLは見事にその期間から外れているのが腹立たしいw
バンコクまではどうってことなさそうだけどブリーラムまで行って帰るのが大変そう。
行ければ行きたいのが4月のACLアウェイ全北現代戦。
(北京は専スタじゃないのでスルー)
それとホームマリノス戦とホーム湘南戦。
フライデーナイトJリーグは一度体験しておきたい。
これも行ければ行きたい新国立競技場のこけら落としの予定となっている天皇杯決勝に駒を進めることはできるかどうか?

2019年2月4日月曜日

2018年現地観戦録

1年前にアウェイ遠征計画なるものを立てた。
まずはその計画の達成度から。

○ 3/14(水) ルヴァンカップ ホーム ガンバ大阪戦
○ 4/11(水) リーグ戦第7節 アウェイ ヴィッセル神戸戦
● 4/25(水) リーグ戦第10節 アウェイ 柏レイソル戦
● 5/5(土) リーグ戦第13節 アウェイ 鹿島アントラーズ戦
○ 5/9(水) ルヴァンカップ ホーム 名古屋グランパス戦
○ 5/16(水) ルヴァンカップ ホーム サンフレッチェ広島戦
○ 5/19(土) リーグ戦第15節 アウェイ ガンバ大阪戦
● 8/11(土) リーグ戦第21節 アウェイ サガン鳥栖戦
○ 8/19(日) リーグ戦第23節 アウェイ 清水エスパルス戦
○ 8/26(日) リーグ戦第24節 アウェイ 名古屋グランパス戦
○ 10/7(日) リーグ戦第29節 アウェイ ベガルタ仙台戦
● 11/10(土) リーグ戦第32節 アウェイ 北海道コンサドーレ札幌戦

※○が行った、●が行けなかった

10節柏戦は例によってチケットが取れず断念。
13節鹿島戦は鹿島相手に怖気づき自分の意思で自宅観戦を決断。
21節鳥栖戦は飛行機のチケットの高さが不満でこれも自らの意思で断念。
32節札幌戦は札幌ドームではなく厚別だったので不参加。

そして計画にはなかったものの突発的に参戦した試合が以下。

6/9(土) ルヴァンカップ ホーム ヴァンフォーレ甲府戦
8/1(水) リーグ戦第19節 ホーム 川崎フロンターレ戦
8/15(水) リーグ戦第22節 ホーム ジュビロ磐田戦
9/23(日) リーグ戦第27節 ホーム ヴィッセル神戸戦
12/1(土) リーグ戦第34節 ホーム FC東京戦
12/5(水) 天皇杯準決勝 カシマスタジアム 鹿島アントラーズ戦
12/9(日) 天皇杯決勝 埼玉スタジアム ベガルタ仙台戦

ルヴァンカップ甲府戦はルヴァンカップホーム戦をここまで皆勤してるからということで参戦。
19節と22節はミッドウィークのホーム戦ということでどちらも参戦。
何故16節名古屋戦は行こうと思わなかったのか悔やまれる。
行けばミッドウィークのリーグ戦ホームゲーム皆勤だったのに。
27節神戸戦はまんまとイニエスタに釣られ参戦。(結局出なかったけど!)
最終節は昨季2017年も行ったからということで参戦。
天皇杯準決勝は直近のリーグ戦で鹿島に勝てたためもしかしたらという淡い期待をこめてチケット確保、カシマスタジアム初参戦、そして勝利。
天皇杯決勝は準決勝の試合中にスマホでチケット確保。
2016年のルヴァンカップも2017年のACLもタイトル獲得の瞬間を生で見れなかったからこそまだ勝敗も決していない準決勝の試合中に必死のチケット確保だった。

現地観戦した試合の成績は10勝2敗3分け。
天皇杯の2試合を除くホームゲームでは7勝1敗。
天皇杯の2試合を除くアウェイゲームでは1勝1敗1分け。
ミッドウィークと週末で試合を分けるとミッドウィークが6勝1敗。
週末が4勝1敗3分け。
リーグ戦とカップ戦で分けるとリーグ戦は5勝1敗3分け。
カップ戦は5勝1敗1分け。

こうしてみると平日週末、リーグ戦カップ戦を問わず観戦したホームゲームの勝率が我ながら高かった。
現地観戦して最も印象に残った試合はアウェイ神戸戦。
打ち合いのシーソーゲームに、岩波恩返し弾で初ゴールに、終了間際の勝ち越し弾に、アウェイ唯一の勝ち試合ということで見応えのある試合だった。
ブラジルへ渡った佐々木のゴールも強烈だった。

● 3/14(水) ルヴァンカップ ホーム ガンバ大阪戦
○ 4/11(水) リーグ戦第7節 アウェイ ヴィッセル神戸戦
○ 5/9(水) ルヴァンカップ ホーム 名古屋グランパス戦
○ 5/16(水) ルヴァンカップ ホーム サンフレッチェ広島戦
▲ 5/19(土) リーグ戦第15節 アウェイ ガンバ大阪戦
○ 6/9(土) ルヴァンカップ ホーム ヴァンフォーレ甲府戦
○ 8/1(水) リーグ戦第19節 ホーム 川崎フロンターレ戦
○ 8/15(水) リーグ戦第22節 ホーム ジュビロ磐田戦
▲ 8/19(日) リーグ戦第23節 アウェイ 清水エスパルス戦
● 8/26(日) リーグ戦第24節 アウェイ 名古屋グランパス戦
○ 9/23(日) リーグ戦第27節 ホーム ヴィッセル神戸戦
▲ 10/7(日) リーグ戦第29節 アウェイ ベガルタ仙台戦
○ 12/1(土) リーグ戦第34節 ホーム FC東京戦
○ 12/5(水) 天皇杯準決勝 カシマスタジアム 鹿島アントラーズ戦
○ 12/9(日) 天皇杯決勝 埼玉スタジアム ベガルタ仙台戦

2019年のアウェイ遠征計画に続く。

2019年1月22日火曜日

浦和レッズ2018年シーズン回顧

あくまで後で振り返った時に即座に思い出せるよう自分のためにつける回顧という名の備忘録。

1月
雌伏の1月。
リーグ戦の結果はふがいないものの10年ぶりのACL奪還という偉業を成し遂げた堀孝史監督が初めてシーズン開始から率いることになった2018年。
高木、駒井、梅崎、那須、矢島といった多くの主力の放出。
さすがにもうこれ以上はないだろうと安心していた矢先にラファエルシルバまでもが沖縄キャンプ中に離脱、後に移籍を発表。
2018年新シーズンに向けて非常に不安の残るシーズン始動となった。
一方新加入選手は岩波、武富、マルティノス、柴戸。
山田直輝がレンタルバック、橋岡と荻原がユースから昇格。
今にして思えば放出した選手と加入した選手は釣り合っていなかったように思える。
引き抜かれたことは完全に誤算で最後に発表されたラファエルシルバが残っていたとしてもだ。

2月
いよいよシーズン開幕。
開幕戦の相手はアウェイFC東京。
結果はドローで勝ち点1。
新加入選手の中で唯一スタメン起用されたマルティノスだが初の公式戦ではフィットするのはまだまだこれからか?
この時はそう思っていた。

3月
辛苦の3月。
2月に正式に移籍を発表したラファエルシルバの穴埋めにアンドリューナバウトを獲得。
フロントにとっても青天の霹靂だったはずのラファエルの移籍だがこれほど迅速にこのレベルの選手を獲ってこれる強化部の仕事ぶりは素直に感心。
リーグ戦は2節ホーム広島に負け、3節アウェイ長崎にドロー、4節ホームマリノスに負け、ここまで勝ちなしで開幕前の不安は的中することになる。
90分で1ゴールしか取れない割に失点が減らないことが何より問題だった。
一方ルヴァンカップも開幕し初戦のアウェイ名古屋戦で荻原2ゴールの鮮烈デビュー。
かと思えば2戦目ホームガンバ戦は初戦と逆のスコアで負ける。
レッズはどちらもサブ組を多く起用して臨んだ試合だったが名古屋はサブ、ガンバはガチメンバーで挑んできたことが勝敗に直結したように思われた。

4月
激動の4月。
5節アウェイ磐田戦に敗北した次の日、堀監督解任を発表。
暫定監督にユースの監督を務めていた大槻さんが就任。
その風貌から近年の浦和レッズ関係者としてはあり得ない人気を博す。
そして就任初戦のルヴァンカップアウェイ広島戦こそドローに終わったもののリーグ戦初戦になる6節ホーム仙台戦でリーグ戦今季初勝利をもたらすと、続くアウェイ神戸戦、ホーム清水戦、ルヴァンカップホームガンバ戦と4連勝を飾る。
大槻さんの成果は勝ち点だけではなくシステムを堀監督就任前の3バックに戻し橋岡を右WBで起用し定着させ見事建て直しに成功したこと。
大槻暫定監督最後の試合となった9節ホーム札幌戦をドローで終え、6戦4勝2分けという見事な結果を残し最高のバトンタッチでオリヴェイラ新監督へと繋げた。
ナバウトの補強に続きまたも迅速な動きを見せたレッズ強化部の働きにより堀監督解任からわずか17日後にオリヴェイラ新監督の就任発表。
新体制以降は10節アウェイ柏戦、11節ホーム湘南戦と連敗。

5月
我慢の5月。
12節アウェイ川崎戦は昨季王者で3位の川崎相手ということでフルボッコも覚悟したがなんと0-2のクリーンシートでオリヴェイラ体制初勝利を収める。
だが代償も大きくせっかくフィットしてきたナバウトが川崎GKとの接触で怪我を負う。
13節アウェイ鹿島戦で1本のPKに敗れると続く14節ホーム鳥栖戦、15節アウェイガンバ戦ともにスコアレスドローで勝ちなし。
4月から続いた地獄の15連戦がここでようやく終わる。
一方最後までもつれたルヴァンカップは李忠成の奮闘によってホーム名古屋戦、ホーム広島戦ともに勝利を収めプレーオフ進出決定。
特に名古屋戦は今シーズンマルティノスが最も輝いた試合ではないだろうか。
5月末にはファブリシオの獲得を発表。
正直この時点では「そこ(FW)じゃねーだろ!」と思っていた。

6月
再建の6月。
ルヴァンカッププレーオフは甲府と対戦。
1stレグのアウェイでは2-0で普通に力負け。
2ndレグのホーム戦では興梠一人の力で2ゴールをもぎ取り一時試合を振り出しに戻すも安い失点で敗退。
代表招集により槙野と遠藤を、1stレグのみ年代別代表招集で橋岡が、計3人の主力を欠いていたとは言え2試合を通して見れば決して勝てない相手ではなかった。
ルヴァンカップ敗退の事実よりも興梠の執念の2ゴールが報われなかったことが何より悔しかった。
ルヴァンカップ敗退の傷も癒えないまま21日には山田直輝が練習中の怪我による骨折を発表。
確かルヴァンカップホーム名古屋戦を現地観戦した際、隣に座ったおじさんが試合中しきりに直輝のプレーを「怪我しそうで危ない」と連呼していたことが妙にリフレインされた。
27日から1週間の静岡キャンプ開始。
いよいよオリヴェイラ監督による本格的なチーム再建が始まった。

7月
再始動の7月。
丸一ヶ月以上の中断明け初戦は天皇杯3回戦松本山雅との対戦から。
ルヴァンカップでやらかしたマウリシオによる昨季CWCウィダードカサブランカ戦を彷彿とさせる魂のヘディング2ゴールで4回戦進出決定。
続くリーグ戦16節ホーム名古屋戦はこの試合の3日後にベルギー移籍が発表された遠藤の2ゴールと槙野の1ゴールで勝利。
17節アウェイセレッソ戦は1-1のドロー。
ここまでの6ゴールが全てセットプレーで早くもオリヴェイラ監督の手腕に疑いの余地なしと確信する。
さらに18節アウェイ広島戦では今季リーグ戦初の大量得点の4ゴールで首位撃破。
これが2試合目になるファブリシオもフィットさせますます高まるオリヴェイラ監督の評価。
15日には海外移籍した遠藤の穴埋めに山形から茂木をレンタルバック。

8月
試される8月。
18節の広島戦に続き真夏の上位連戦が続いた19節ホーム川崎戦も12節と同じスコアで勝利。
20節ホーム長崎戦は元レッズ所属の相手GKのファインセーブ連発に阻まれスコアレスドロー。
21節アウェイ鳥栖戦はトーレスとの初対決に注目が集まる中トーレスより苦手意識の強い金崎の存在に屈しウノゼロで敗北し2試合連続で下位相手に勝ち点を取りこぼす。
続く22,23,24節は東海3連戦。
22節ホーム磐田戦こそ幸先良く4-0の大量得点で勝利を収めるも、23節アウェイ清水戦は激しい打ち合いの末ドロー、24節アウェイ名古屋戦は1-4の大量失点により敗北。
この3試合は全て現地観戦したが順に、ファブリシオ無双、金子北川白崎欲しい、暑くて観戦どころじゃない…、という感想が強烈に残った3連戦だった。
23節と24節の間に天皇杯ラウンド16を東京ヴェルディと対戦。
ファブリシオの3試合連続ゴールによりウノゼロの辛勝。

9月
試練の9月。
25節ホームセレッソ戦は開始8分で絶好調のファブリシオが負傷交代というアクシデントも祟ってかセットプレーとゴラッソに沈み連敗。
しかもファブリシオの怪我は靭帯損傷で全治約7ヶ月という重傷。
シーズン開幕から散々苦しんできたレッズがここからさらに苦しむことになることをサポーターの誰もが覚悟したはずだがなんとここからリーグ戦3連勝を飾る。
26節アウェイマリノス戦は何と2015年4月以来の勝利、鹿島よりも勝てていなかったとは。
27節ホーム神戸戦は今季3度目の4ゴールで完勝。
28節ホーム柏戦は互いにミスを連発したものの3-2で辛勝。

10月
運命の10月。
29節アウェイ仙台戦は4月から右WBに定着した橋岡に待望の初ゴールが生まれたもののまたもセットプレーによる失点でドロー。
30節ホーム鹿島戦は2016年11月以来の勝利。
9月から10月にかけて近年苦手としていたマリノスと鹿島に立て続けに勝利を収めることができたのはどちらもさらなる進化を遂げた武藤の力によるものだった。
柏戦も3ゴール全アシストが武藤だった。
天皇杯準々決勝は監督交代で連敗をストップさせた鳥栖との対戦。
鹿島戦からの連戦にもかかわらず天皇杯への本気度をわかりやすく窺わせるガチメンバーで挑み危なげなく勝利。

11月
困惑の11月。
31節は破竹の6連勝中のガンバをホームで迎え撃つも1-3で敗北。
レッズが鹿島戦で見せた全く逆の絵をガンバに見せられたかのような敗戦。
32節アウェイ札幌戦は苦しみながらも武藤の2ゴールで勝利。
契約で出れない駒井がいたらどうなっていたことかと思わせる辛勝。
33節アウェイ湘南戦は槙野マウリシオ青木柏木と4人もの主力を欠き湘南に今季唯一のシーズンダブルを食らう敗戦。

12月
有終の12月。
最終節ホーム東京戦は3-2で勝利。
直前に発表された平川の引退。
天皇杯に向けた主力温存による去就を問われるサブ組の先発出場。
シーズンを締めくくる意味よりそれ以上に様々な想いが込められた重要な一戦になった。
そして4日後の天皇杯準決勝では鹿島と今季3度目の対戦。
肉離れにより33,34節の2試合を戦線離脱していたマウリシオがなんとかこの試合の復帰に間に合いセットプレー決勝弾を叩き込み見事勝利。
しかし代償も大きく4日後の仙台との決勝はマウリシオ欠場。
他にも興梠、武藤、柏木、青木といった主力選手たちが大小様々な怪我をおしての強行出場となった天皇杯決勝戦。
準決勝でも終盤に九死に一生のビッグセーブを見せた宇賀神によるゴラッソ一発を守り抜きタイトル獲得。

気が向いたら後編も書く。

2018年12月31日月曜日

2018 J1リーグ 第34節 FC東京戦

スターティングメンバー

■1得点目
前半8分。
レッズから見て左CKを獲得。
キッカーは柏木。
レッズはペナルティマークを中心に3バックに橋岡と李を加えた5枚を配置し東京もマンマークで同数5枚を付ける。
柏木は左足でアウトスイングのボールを中央の密集ほぼど真ん中に放り込むと橋本との競り合いを制した李が頭で合わせ右サイドネットに流し込んだ。
李のマークは橋本だったようだが前に後ろに細かくフェイントを入れた李の動きに僅かながら橋本はマークを外されてしまっている。

■1失点目
後半0分。
東京ボールで後半開始。
ファーストタッチで後ろに戻し森重のロングフィード。
レッズ最終ラインまで届いたボールをバイタル(東京から見て)左で岩波が頭で跳ね返す。
東が後ろから突っ込んで頭でディエゴに合わせる。
バイタル左でディエゴが受けると背後から阿部、前から柏木のプレスで挟まれそうになるもギリギリで室屋までボールを戻す。
アタッキングサード入口の右ハーフスペースで前を向いてフリーで受けた室屋はエリア内右のスペースへ縦に出すと東が受ける。
ゴールに背を向けた状態で背後に槙野を背負った東は時計回りにターンし槙野と柏木をかわすとエリア内中央でフリーのディエゴへラストパス。
ダイレクトで右足を振り抜くとゴール右隅に流し込み同点ゴール。
2度ボールを奪いに行って2度ともかわされる柏木、東にあっさり前を向かれる槙野、ポジションを放棄してラストパスを通される青木、と複数のお粗末な守備による失点。
外国人アタッカー相手だと簡単にはやらせない槙野が東にあっさりラストパスを許したのが最も残念。

■2得点目
後半1分。
レッズ自陣で槙野が倒されFK獲得。
ディフェンシブサード右から岩波がアタッキングサード左まで放り込むと李と競り合ったチャンヒョンスの背中に当たりこぼれ球を荻原が左タッチライン際で収める。
前後を室屋と東に挟まれるも室屋の股を抜き抜け出した荻原はカットインしようとしたところをチャンヒョンスに倒される。
これがファウルの判定でFK獲得。
ペナ左角から4mくらい手前の位置で橋本がボールを止めボールに背を向けた瞬間、ソロソロと近付いた柏木がいきなり左足でエリア内中央へ放り込むと示し合わせるように狙っていた柴戸がダイビングヘッド。
ゴール左隅に突き刺さり柴戸のレッズ初ゴールで勝ち越し弾。
後半開始から僅か20秒で不意打ちを食らうように失点したレッズがお返しとばかりに不意打ちに成功。
上手くいこうがいくまいが、どれだけリスクがあろうが、レッズが取り憑かれたようにクイックリスタートを常に狙い続ける癖があることはレッズサポーターならよく知っている。
あの位置で簡単にボールから目を離したFC東京はスカウティングが足りなかったのかもしれない。

■3得点目
後半21分。
ディエゴのオフサイドでレッズ自陣深い位置から西川のフリーキック。
左足で一気に東京最終ラインまでロングボールを蹴り込むとナバウトが頭で逸らしライン裏へ抜け出す。
自らボールを収めペナ右角からエリア内に進入するとエリア内中央へ折り返しのラストパス。
後ろから詰めた李がフリーで左足のアウトサイドをゴール左へ沈め追加点。

■2失点目
後半41分。
西川のロングフィードを(東京から見て)左タッチライン際で橋岡と競り合った小川が頭で相手陣内へ跳ね返すと柴戸が後ろ向きでクリア。
東京自陣ミドルサード左で高萩がセカンドボールを収め前線へ浮き球のライナーを供給。
レッズ自陣中央でリンスがこれをトラップする瞬間を狙って背後から宇賀神がプレスをかけるもファーストタッチでディエゴへ逃がされたため宇賀神は見事に空振り。
逆に宇賀神の空けたスペースへディエゴがボールを出すと室屋がバイタル右からダイレクトで右足のクロスをエリア内ファーサイドへ。
これを前田が頭で合わせるとボールはゴール右サイドネットへ。
現地観戦していた感想としては平川投入直前で観客は浮ついた空気になっていたのが印象に残っている。
少なくともピッチ上の選手たちはそうではなかったと信じたいが…。

■ベストプレーヤー
李忠成
スタメンは6月のルヴァンカップアウェイ甲府戦以来、フル出場は5月のルヴァンカップホーム広島戦以来となった李だが、改めてこの日の活躍ぶりを見ると興梠とも武藤とも違うタイプであり今のレッズでも活きる道があることを十分示した結果となった。
対人に強いとか空中戦に強いといったわけではないものの、狭いスペースでも簡単にボールロストしないテクニックと決定力の高さは興梠に匹敵する。
この試合に限って言えばナバウトとは相性が良さそうに見えた。
個人的には好きな選手なのでフロントには全力で慰留に力を注いで欲しいが去就のほどは果たして。
次点で2アシストの柏木。
フル出場さえできれば荻原も評価できる内容だった。

■ワーストプレーヤー
アンドリューナバウト
確かに決勝点のアシストという決定的な仕事は果たしてくれた。
だがそれ以外が悪すぎた。
4,5mほどの距離でのショートパスすらズレたりサイドに開いてクロスを入れても誰も触れずラインを割る。
ドリブル突破を仕掛けてはボールロスト。
そして全く同じことが柴戸にも当てはまりほぼ同率で柴戸もワースト。
とにかく通らないスルーパスを量産していたが例えば武藤や興梠なら柴戸のスルーパスは通っていただろうか?
岩波や柏木にも同じことが起きていてこの日のレッズは全体にチグハグな連係を90分繰り返していた。

■総評箇条書き
  • この日は4日後の天皇杯準決勝を見据えて多くの主力を欠場、またはベンチスタートさせサブ組を多くスタメンに起用した
  • 普段期待してはいるもののレギュラーメンバーの壁が高くなかなか出番の回ってこないサブ組の選手たちの奮闘に期待したが、(既に実力が証明されている李を除くと)その期待に応えたのは荻原だけだったように思える
  • 序盤東京はディエゴを狙ったロングボールを中心の攻撃を繰り返す
  • 一方レッズの攻撃もこれまたロングボール中心で橋岡を狙って起点を作りセカンドボール勝負に持ち込むいつもの攻め方
  • 1:10の被ミドルシュートは青木の柴戸へのパスがズレたのをキッカケに中盤でボールロスト、ショートカウンターを食らう
  • 3:27、4:23、柴戸がナバウトにスルーパスを出すもどちらも通らない
  • 4分のFK獲得は右サイドで橋岡がヒールで落としきっかけを作り、柴戸の雑なスルーパスを相手がクリアしたのを橋岡が全力で拾った賜物
  • 1:00の青木、3:45のナバウト、5:47の阿部、6:54の荻原、なんでもないショートパスがズレて繋がらないレッズ
  • 序盤のナバウトははっきり言って空回り、ボールサイドによく顔を出す割にはすぐボールロストするのがなんとも残念
  • 柴戸もやや期待外れ、ラストパスの出し手としても受け手としても結局一つもシュートへ繋げることができなかった
  • 10分、18分、相手の外国人CFを潰すことにかけては定評ある槙野がこの日はディエゴオリヴェイラに1on1で悉く敗北を喫する、最初の失点シーンも東相手にエリア内で軽々と前を向かせてしまった
  • 橋岡はこの日も通らないクロスを連発
  • レッズにとっての柏木が攻撃に欠かせないピースであるのと同様に東京の攻撃の起点は高萩のはずだがその意識も警戒心も低いのか高萩にフリーで楔を入れさせるシーンが複数あった
  • 天皇杯鳥栖戦以来、この日は38日ぶりの復帰となる青木だが本調子にはほど遠い出来で細かいミスもさることながら特に攻撃面では何も力を発揮できなかった
  • この日はいつものように先制してから自陣に引きこもりポゼッション放棄とはならず果敢に攻めていたが、18分を過ぎたあたりから徐々に危険なシーンを作られていった
  • 18分、森重の楔一本で最後はディエゴにゴール前でフリーで打たれ、27分はディエゴの楔を青木がアシストしてしまいまたもエリア内でシュートを許し、28分にも永井にエリア内で前を向かれた状態でシュートを打たれていることからこの日の守備のヤバさが露呈する、マウリシオ不在の穴は大きい
  • 逆に言えばここで失点せず前半リードしたまま折り返すことができたことがこの試合の最大の勝因となった
  • そしてこの危険な時間帯を乗り切ると東京の猛攻は一旦落ち着く、レッズの守備がやや整理されたようにも見えた
  • 後半開始早々の同点、即勝ち越し弾と試合が動き再び東京の猛攻が開始される
  • 一方的に押し込まれた原因はディエゴによく収まり前線で起点が作れることと、セカンドボール勝負に負けたこと、長澤不在が響いたように見える
  • 後半開始から67分までに実に8本ものシュートをレッズは被弾することになるが最後は必ず足を出してシュートブロックがかなり成功していたためそこまで西川の出番は無かった、ヒヤリとしたのは63分のディエゴのエリア外からのシュートくらい
  • この圧倒的に試合を支配していた時間帯に得点できずにいると逆に失点してしまうのがサッカーというものであることを全く流れがないところから追加点を決めたレッズが見せつけた
  • この追加点以降、守備は相変わらず安定しないながらもシュートを打たせない守備には成功し、宇賀神や長澤といったレギュラー組の投入も奏功し徐々に東京攻撃陣を沈黙させる
  • 特に長澤の安定感は実に素晴らしく出し所を探しながら敵陣で悠々とボールを保持し時間を使うプレーに感心した
  • この日の柏木はやたらとミドルシュートを連発していてシーズンノーゴールを回避したい思いが伝わってきたが、ならせめて枠には飛ばして欲しい
  • この後の天皇杯でもベンチ外となった平川の正真正銘のラストゲームを勝利で飾れたことと、李が欠かせない戦力であることを示せたこと、天皇杯に向けて主力を温存し勝てたこと、この日の良かった探しはこの3つだけ
  • お互いにガバガバな守備とスコアから、なんとなく28節ホーム柏レイソル戦を思い出したのは自分だけではないはず
  • スプリント数にして60回以上もの差をつけられて何故勝てたのか不思議で仕方ない
<参考>
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=50980

2018年12月27日木曜日

2018 J1リーグ 第33節 湘南ベルマーレ戦

スターティングメンバー

■1失点目
前半18分。
湘南自陣深い位置左タッチライン際で坂がクリアすると前線で山崎がポストし梅崎へ落とす。
頭のファーストタッチでガラ空きの左サイドへ縦に大きく出すとそのまま独走。
ペナ左角からエリア内に進入し右足のトゥーキックで右サイドネットに沈め先制点。
山崎にボールが入る直前岩波がダッシュで寄せて競り合ってはいるものの簡単に梅崎へのポストを許している。
坂が蹴り出した瞬間の梅崎と森脇の反応の差も致命的。
茂木も中への折り返しのケアと梅崎への対応とで迷いが見られた。
悪いボールの奪われ方をしたわけではなく一方的に押し込んでいたわけでもなくスローインから開始してハイボールを返し合う最中でロングフィードとポスト一発で簡単に突破を許してしまうのはいくらなんでも前がかり過ぎたのではないだろうか。

■2失点目
後半10分。
バイタルエリアで阿部へのホールディングをとりファウルの判定。
阿部はクイックリスタートで長澤へ出すが主審の真後ろを歩いていた長澤は主審が邪魔になってボールに触れず倒れるとこぼれ球を石川がかっさらう。
何故か足を止めてボーっと見ていたレッズDF陣を尻目にフリーで悠々とバイタル左まで持ち込む石川。
逆サイドエリア内の菊地へファークロスを出すと膝のワントラップから右足のシュートを放ちゴール左のサイドネットへ突き刺し追加点。
アウェイマリノス戦でも橋岡がやらかしたが、レッズが大好きなこのクイックリスタートは中盤か敵陣ならまだしも自陣でやるリスクについてはどの程度理解しているのだろう?
いくら審判が石コロと同じ扱いとは言え石コロにつまずいて失点なんてシャレにもならない。
この失点は長澤をブロックした主審でも、ロクに前も見ず歩いてた長澤の責でもなく、完全に阿部の失策と断定する。

■1得点目
後半30分。
DAZNが映してなかったせいでどうやって運んだかわからないが敵陣右サイド深い位置でナバウトがボール保持。
下がりながら小さく浮き球のパスを長澤へ出す。
出し所を探しながらボールキープすると橋岡がオーバーラップ。
プレスをかけていた湘南2枚のうち1枚が引っ張られさらに高山が長澤へプレスに来たタイミングでそれをかわし中央へドリブル。
バイタル中央の茂木へ出すとボールを受けに来た武藤へ横パス。
武藤はゴールに背を向けたままヒールでフリック。
これをエリア内で興梠が半身で受けてターンするとそのまま縦に突破。
ゴールエリア左角手前で左足を振り抜くとボールは秋元の正面だったものの両手で弾いたボールの勢いを殺し切れずゴールマウス内に落ちて1点返す。
武藤へ出した後即ゴールへ向かって走っていた茂木が好印象。

■ベストプレーヤー
なし
2失点目の引き鉄になったクイックリスタートや前半ビルドアップ時のボールロストさえ無ければ岩波や森脇より守備で貢献した阿部で決まりだったが。

■ワーストプレーヤー
橋岡大樹
守備における致命的なやらかしこそ無かったものの攻撃面で何もできず自信喪失してしまったかのようにバックパスや通らないクロスを繰り返した。
ここ数試合の迷走ぶりから「シーズン中の復調は無理だろう」と諦めがついているので想定内。
次点で決定機にへなちょこシュートで脱力させ、あと一歩届かないスルーパスを供給し続けた長澤と空回りしてた武富。
最終ラインを飛び出してボールを捕まえられない岩波もマウリシオに遠く及ばない出来。

■総評箇条書き
  • 1分、敵陣ミドルサード右で森脇が相手のクリアボールを拾う、菊地と梅崎の間を通す楔を武富に出すと竹富のフリックで武藤へ、パスアンドゴーで走り出した森脇は武藤からボールを受けバイタル中央で左足のミドルを放つ、ゴール右隅しっかり枠を捉えたシュートだが秋元が倒れながら両手でキャッチ
  • 1分、2分、6分、10分、一貫して長いボールを前線に送り続ける岩波(通ったのは最初の1本のみ)
  • 序盤浦和の攻撃は人によってまちまち、岩波はロングフィード一本を前線にひたすら蹴り続ける、茂木は宇賀神を使ってサイドから、一番有効な攻撃の起点になっていたのが森脇で間に楔、縦への仕掛け、ミドルとどれも得点の可能性を感じた
  • 一方湘南の攻撃はロングボールは全く効果的に使えなかったものの、3分の石川や15分の齊藤や失点したシーンの山崎のポスト等、ワンタッチで縦に早い攻撃を仕掛けゴールに迫った
  • 9分、13分、宇賀神のロングスロー失敗
  • 13分、長澤のファークロスから武藤ヘッド枠外
  • 8分、15分、21分、ビルドアップに絡むと終始危なっかしい阿部、というか狙われていた?
  • 3分、14分、18分、中盤で危険なボールが入りそうになるとマウリシオのように最終ラインを飛び出してターゲットに背後からプレスをかけるものの悉くボールを奪えない岩波
  • 23分にしてようやく岩波の楔と武藤の下りてくる動きで理想的なビルドアップができていた
  • 久々に先発起用の武富は攻撃にも守備にも物足りなく気持ちは入っていたものの空回り気味
  • 36分、相手のロングフィードを自陣ミドルサードで奪ってそのままセンターサークルまで持ち上がって右前方の武藤へ出す阿部、フリーで受けた武藤はアタッキングサードまで進んでバイタルの武富へ縦に出す、エリア内右ハーフスペースを縦に突破しようとするも坂のディフェンスによりゴールに背を向けてしまう武富、バイタル中央へバックパスすると後ろから阿部が右足のダイレクトでシュートを放つもボールはバーの上
  • 38分、森脇からエリア内武藤へのスルーパスは僅かに届かない
  • 44分、ハーフウェイライン左で阿部が宇賀神から横パスを受けると右サイドでフリーの森脇へ出す、森脇が受けると武藤が下りてくる動きで縦にボールを引き出す、それをワンタッチで右タッチライン際の橋岡へ出す武藤、ワンタッチ入れて武藤へ即リターンする橋岡、下りてくる武藤に食いついた大野が空けたスペースに向かって走り出す長澤とそこへスルーパスを出す武藤、ボールがやや長くなり長澤のシュートと同時に坂のシュートブロックでボールはゴールラインを割る
  • 46分、西川から森脇、森脇からミドルサードまで下りてきた武藤へ縦に入れる、武藤は右タッチライン際の橋岡へ横パス、橋岡はワンタッチでハーフウェイライン上の長澤へ、長澤もワンタッチで武藤へ戻す、武藤は興梠が動き出すタイミングを見て一気に前線へ出す、抜け出そうとはせずファーストタッチでターンしゴールに背を向ける興梠、エリア内ペナ左角のスペースへ出すと宇賀神が収める、宇賀神へ出してからエリア内中央を興梠が縦に進入すると湘南DFラインは揃って下げられる、すると中盤との間に生まれたスペースにフリーで浮いた長澤へ宇賀神のラストパス、長澤は左足でダイレクトのシュートを放つもミートできず力なく転がったボールはゴールラインを割った
  • 47分、ハーフウェイライン右で一気に前線の橋岡まで縦に出す森脇、右タッチライン際で収めた橋岡はバイタルまで進んでカットイン、バイタル中央の興梠へ横パスを出す橋岡、ボールを受けてから少し下がってバイタル左の阿部へ縦に出す興梠、ワンタッチで武富へ出すとワンツーで阿部へ戻し前を向いて受ける阿部、エリア内右ハーフスペースの橋岡へ出すとワンタッチでバイタルの森脇へ戻す橋岡、森脇は左足でミドルを放つもボールはバーの上
  • 46分、58分、湘南は攻め込まれるとDFラインがグッと下がってバイタルにポッカリスペースが生まれるのが何度か見られた
  • 59分、茂木のビルドアップからワンタッチプレーで武富と宇賀神の3人で左サイドを攻略、実に美しい
  • 67分、せっかくのカウンターチャンスにボールだけ見てフリーになる動きで抜け出そうとしていた興梠に気付かずボールロストするナバウト
  • 80分、敵陣ミドルサード左で茂木が下りてきた興梠へ縦に出す、興梠はタッチライン際の宇賀神へ、宇賀神はさらに下がった興梠へリターン、興梠はエリア内中央のズラタンへアーリークロスを放り込むと大野を背負いながら右足でワントラップしターン即シュートを放つも大野の足に当たりクリアされる、小さくなったクリアボールは長澤がエリア内で回収しペナ右角の橋岡へ戻す、橋岡はバイタル右の柴戸へ横パス、柴戸はワンタッチから小さく前へ出すと右足のインステップキックを放つもボールは大きく枠の外
  • この日のレッズはとにかくボールが枠に全く飛ばない
  • シュート数が27本、うち10本がシュートブロック、枠内のシュートがたったの3本で、実に14本ものシュートが枠外だった
  • 7分、12分、27分、39分、67分、69分、相手に潰されたものから自らのミス(後半はナバウト)によるものも含めこの日はカウンターの不発も目立ち、ここぞという場面でのバックパス・ボールロストが多かった
  • 32分に相手のCKをキャッチした西川がポジトラの遅さにキレているように見えたのもそれを象徴していた
  • ボールも握った、シュートも打った、ところが相手ほど枠にボールは飛ばせず決定機も作れず敗北を喫した
  • 失点してビハインドを背負ったチームは多少リスクをかけても前掛かりになって攻め込むものだが相手のハイプレスに簡単に屈しバックパスを繰り返し安全なプレーに終始したのが実に残念
  • 多くのレギュラーメンバーが不在だったが誰より不在が響いたのは柏木の存在だったのかもしれない
<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=50726