3/8(土) 14:00 埼玉スタジアム2002
2分と3分に1本ずつミドルシュートを打たれ若干不安な立ち上がりを見せるレッズだがそれを過ぎると大半の時間でボールを握って試合を優勢に進める。岡山は1stプレスのラインは高く前からかけてくるもののそれを越えると次のラインとの間にはスペースがありレッズの2列目の選手がそこで受けて早めに裏へ放り込むことでカウンター気味に攻める形が何度か成功していた。
一方岡山のボール保持は概ねロングボールからのセカンドボール勝負。素直に最前線の選手目がけて蹴るだけで概ねレッズが回収していた。
この日前半から目立っていたのはグスタフソンの守備。9分カウンターを受けそうな場面で江坂のトラップ際に足を出してボールを外に出すグスタフソン。13分ホイブラーテンが右サイドに釣り出されれば空けたポジションを埋めるグスタフソン。16分江坂のバックパスに反応しタックルで奪って松本に繋げるグスタフソン。28分一美へのパスをカットするグスタフソン。29分岡山のカウンター時に一美に張り付いて外へ外へと追い出し味方が戻る時間を作ったグスタフソン。
対照的に攻撃でいつもより前に出る姿が目立ったのが安居。7分金子が下りて空けたスペースに走って関根からボールを引き出し倒れながらサンタナに繋ぐ安居。26分金子松本とトライアングルを作ってペナ角から攻略する安居。
開始40秒でサヴィオの決定機。セットプレーからのシュート。前半終了間際にはオフサイドで無効になったものの幻の先制ゴールも生まれ終始レッズペースで試合は進んだもののスコアレスのまま前半終了。
HTに選手交代は共に無し。やり方を変えてきたかどうかもまだ図りかねる48分レッズ先制。関根がスペースに出して金子もダイレクトに裏へ出すと全力で走った安居が拾って右ペナ脇からクロス。並走した田上に引っかかるもサンタナがニアに詰めてワンタッチでブローダーセンの股を抜くシュートを決めてゴール。金子が下りたら安居が前へ出る形は前半から作っていたのでそれがようやく実った。
先制するとよくある展開が失点した側がプレス強度を上げて先制した側はそれを回避するために大きく蹴ってさっさとボールを手放すのがお決まりの展開だがこの日のレッズはそうならずむしろ先制前より細かいパスが繋がるようになる。
岡山は58分に一美と岩淵を下げてルカオと木村を投入。レッズも63分に金子を下げて松尾を投入。レッズはロングボールにしろスルーパスにしろリリースするタイミングが早くなり前線で収まる回数も減って徐々に岡山のポゼッションが増える。76分にサヴィオとグスタフソンを下げて大久保と原口投入。79分に松本と神谷を下げて嵯峨と輪笠を投入。互いにカードを切り合うもATに1度だけ危ういシーンを作られたものの大勢には影響なく試合終了。5節にしてようやくの初勝利を迎えた。
大半の時間で試合をコントロールできたしゴールにも再現性が見られほぼ文句なしの快勝と言っていいのでは。追加点が取れなかったことと終了間際の危険なシーンを作られなければもっと良かった。あえて注文をつけたとしても本当にその程度なのでこの試合の反省はほどほどに次の試合への準備により時間を割いて欲しいと思う。
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