2025年5月9日金曜日

2025 J1リーグ 第1節 ヴィッセル神戸戦の感想

2/15(土) 14:00 ノエビアスタジアム神戸

最初に主導権を握ったのはレッズ。レッズはボールを持ったら前しか見えてないと言わんばかりにとにかく縦。戻してやり直すことなどまるで頭に無い。後ろから繋ぐ気もほぼ無く概ね大きく蹴るかドリブルで運ぶ。大きく蹴る時はなるべく相手の最終ライン裏くらいに蹴って神戸DFが後ろ向きに対応しなきゃならないように蹴る。但し3分や7分にあったようなエリア内に進入するチャンスはドリブルから生まれていた。神戸もボールを持ったら大体蹴るので似たスタイル同士の対決になった。

レッズがこの日初めて繋ぐビルドアップを見せたのが14分。西川にまでかけるハイプレスを掻い潜ってライン際の荻原から同じくライン際の松本への縦をフリックしサンタナへ。ターンして浮き球を中央の関根へ。ジャンプして胸で渡邊に落としてワンタッチで右の金子へ。本多を前に置いたままファークロスは酒井がクリア。荻原から松本、左から右に振ってラストサードの崩しへ、という形は17分にも再現されていて事前によく練習した組み立てかと思われた。

神戸が慌てずゆっくりボールを回しテンポを落とすとレッズのターンが終わりどちらのターンとも言えない膠着状態に。徐々にファウルが増えるレッズ。前半終了間際に一瞬ヒヤッとしたものの神戸にほぼチャンスを与えず、かと言ってレッズもシュート数は稼いだものの決定機と呼べるほどのシーンは無いまま前半終了。

HTの選手交代は双方無く後半開始。サヴィオのミスからピンチを招きエリア内でフリーの大迫に頭で合わされる決定機を作られる。

49分に酒井にアクシデントが発生し6分後に交代で日高を投入。FK、CK、ロングスロー等セットプレーからチャンスメイクする神戸。63分に汰木OUTパトリッキIN。が、7分後にパトリッキOUT飯野IN。70分に金子OUT原口IN。互いに交代カードを切り合うも流れがどちらかに傾くこともなくこのまま終わるかと思われた81分。レッズのCKからホイブラーテンが頭で逸らしてネットを揺らし先制成功、かと思われたが混戦から松本の背後から腕に当たったプレーがハンドの判定が下りゴールは取り消し。

88分に荻原OUT長沼IN、サヴィオOUT前田IN。その直後に大迫に抜け出され西川と1対1になりこの日最大のピンチを迎えるも西川のブロックで九死に一生を得るレッズ。その後ATに少しレッズにチャンスがあったものの決定機と呼べるほどではなくドローで終了。

キックオフ直後の前へ前へのハイテンションや16回というファウルの多さから開幕戦特有のかかり気味の状態が見られたレッズ。そのかかった時間帯にチャンスは作ったので決め切れていれば最高の開幕戦で終えられたはずだがそこはやはりディフェンディングチャンピオン神戸のホームゲームということもあって簡単にはいかなかった。ただ相手にチャンスはほぼ作らせなかったので10回やったとしても1回もこちらが負ける姿は想像できないほどこちらが試合をコントロールしていたことはチームとして自信を持っていいと思う。

開幕戦ということで以下新加入選手等の気になったプレー。

関根:過去何度もトライしては諦めてを繰り返してきたSBというポジションを遂にスタメンから務めることになった関根だがなかなか堂に入ったプレーだったのでは。ビルドアップ時のスムーズさ、金子、安居らとの連携も内に入って前方へのフィードも上手くやれていたのでは。
サヴィオ:7分の中央爆走からのアウトサイドスルーパスに痺れた。
松本:裏抜けからのポスト直撃シュートに痺れた。ビルドアップの出口役も完璧。
金子:抜き切らずにクロスを放り込めるのがいい。

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