2/26(水) 19:00 レモンガススタジアム平塚
立ち上がりで目立ったのはファウルをとって欲しそうに倒れるが笛を吹いてもらえないレッズの選手。それと怪我か何かでベンチ外の荻原に代わりスタメン出場した長沼の多発するミス。それと湘南のスムーズなビルドアップと下りてくる選手を捕まえられないレッズ。前2つは置いておくとしても湘南のビルドアップに対しプレスで制限をかけることもブロックを組んで跳ね返すこともロクに出来ない悲惨なレッズの守備には目を覆いたくなった。
1番危険だと感じたのが7分の形。(鈴木が3人いるので背番号で)5番から3番、3番から下りてきた10番、どフリーで前を向いて13番へ縦。たった3本のパスでバイタルエリアでボザと1対1を作られスペースに出してオーバーラップした3番のマイナスクロスをグスタフソンが何とかブロック。全体的にスライドが遅かったり、寄せが遅かったり、間に合ってもパスコースが切れていなかったりでとにかくプレスの精度があまりにも低すぎた。失点する24分までボールは終始握られ9本のシュートを被弾しレッズは1本もシュートを打てないまさにサンドバッグ状態だった。
正確には失点後もボールを握られたまま取り上げることが出来なかったためその後もポゼッションは回復せずシュートも打たれていた。決定機にエリア内でミスキックするサンタナや、ドリブルで突破しようとする金子の前を横切って進路を塞ぐ安居等ボール保持でもミスが減らないレッズは有効な打開策も見出せないまま前半終了。
HTにレッズはグスタフソンと原口を交代。湘南も福田とルキアンを交代。遅れ気味だったプレスを早めてとにかくボールホルダーに早めに食いつく守備を後半立ち上がりから見せるレッズ。しかし奪ってからのボール保持が縦に早いばかりで落ち着いてボールを回せないうえ開始3分でCKから失点し出鼻を挫かれるレッズ。
52分にオフサイドで取り消しになった幻の3点目以降に湘南のプレスもようやく沈静化しボールが持てるようになるレッズ。流れが来ていたとはとても言えない状況だったにもかかわらず唐突にレッズにゴールが生まれる。布石があったとすれば直前の60分に似たような位置から似たような角度で関根からの縦1本がサンタナへ通ってチャンスになりかけたことか。その1分後のゴールシーンでは関根からポケット突撃した松本への縦パスが通りニアへの折り返しを原口がスルーして後ろから詰めたサンタナが冷静に左足で突き刺した。
反撃開始といきたかったレッズだが気を引き締めた湘南が持ち直したこととスタメン出場した選手らの疲労も相まって五分の状況に。72分にエリア内で原口が倒される決定機未遂のシーンも作るがあと一歩及ばないレッズ。直後の73分にサンタナと金子を下げて長倉と松尾を、80分にサヴィオと松本を下げて前田と中島を投入するスコルジャ監督。
ラスト15分は相手のシュートをゼロに抑えボールを握りなんとかゴール前まで迫るものの決定機を作るには至らないレッズ。そのままあえなく敗戦となった。
確かに前節からは中3日の連戦ではあるものの開幕して3試合目で前半立ち上がりから疲労が濃厚ではとてもこの先の長いシーズンは戦えない。そもそも相手も同じ日程だしやはりこの敗戦を日程による疲労と認めることはできない。今季から大幅に変わったジャッジ基準も混乱をもたらす一因にはなっただろうが試合中にアジャストできないと厳しい。あとは日頃からいつスタメン起用されてもいいように常に準備が出来ているか。コンディションなのか周りとのコミュニケーションなのかはわからないがミスを減らすためにやれることは全てやれているか。次の今季初のホームゲームに向けてこの敗戦が見直すきっかけになることを祈る。
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