浦和レッズのトップチームの監督であることは言うまでもないが目下の注目は、今季一杯か来季継続か?だろう。
以下、堀監督就任時の強化部長のコメント。
山道強化本部長
「今シーズンだけ、ということは考えていません。ただ、当然こういう世界ですし、我々が目指している目標のことを考えたら、長期で今からやります、ということはなかなか言いづらいと思います。ただ、この状況で、この環境下で、このシチュエーションの中で請けていただく、ということもあります。そして僕らは彼を信頼しているから監督に就任していただくので、スパンのことは、今シーズンというよりは、ある程度のスパンを考えています」これを読んだ時どちらもあり得ると受け取った。
今季限りの暫定か来季以降も継続になるかのポイントは言うまでもなく堀監督就任後の成績に他ならない。
ルヴァンカップ等のタイトル獲得は誰の目にも明らかなわかりやすい成果となる。
堀監督が来季以降のトップチーム指揮を目指すならばそれは彼の評価に大いに寄与するだろう。
ここで強調したいのは、今堀監督が最優先すべき事項はただ「勝つこと」、それだけだということ。
ルヴァンカップは今年からレギュレーションに「21歳以下の選手の先発起用を義務付ける」ことが加えられた。
トップチーム入りしたばかりの若手がリーグ戦でなかなか試合に出られないことを受けての施策ということだろう。
ある意味若手のためのカップ戦になったとも言える。
そこでタイトルにある「ビッグクラブかプロビンチャか」についての話になる。
自分の理解ではざっくりと以下のような感じ。
プロヴィンチャ:育成をメインとする地方の小規模クラブ
ビッグクラブ:プロヴィンチャが育てた選手を大資本で引き抜く都市型クラブ
浦和レッズはビッグクラブかプロヴィンチャかで言えばまず間違いなく前者だろう。
他所からは「生え抜きゼロ」を煽りのつもりで強調するほど最近はユース上がりも少ない。
サポーターとしては「有能な選手をそれだけの高待遇で迎え選手自身もクラブに魅力を感じて移籍してるだけ」なので「生え抜きゼロ?だから何?」としか思わないが。
ともかく、ビッグクラブは基本的に即戦力を他所からかき集めて戦力を補強すればいいだけ。
無論生え抜きが即戦力として役立ってくれればそれに越したことは無いが。
堀監督の選手起用について「浦和レッズの先を見据えて敢えて某選手を使った」「この起用はきっとレッズのためになる」といった意見が散見された。
擁護したいが故のコメントだろうが、そんなことを堀監督が今考える必要は全くない。
上述したように今堀監督が優先すべきは何より勝利と実績。
もしレッズの未来を見据えて敢えて若手を使うならそれは来季の続投が約束された状態と言える。
育成のために敢えて使った選手が未熟なせいで負けて、結果今季限りで解任なんてことになったら堀監督からすればただの徒労に終わる。
早いもので今季も残り四半期。
堀監督には、現有戦力の中からその時点で常にベストの布陣を敷いてただひたすらに勝利のみを貪欲に求めて頂きたい。
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