2017年8月24日木曜日

ACL2017 準々決勝 1stレグ 川崎フロンターレ戦

スターティングメンバー

■1失点目
前半33分。
ペナルティエリア左でボールを受けた中村が外から斜めに走り込んだ家長へパスを出すもこれが合わず誰もいないスペースでボールが止まる。
これがフェイントになって出した中村自身がダッシュしボールを拾う。
この時、体面していた遠藤は中村よりボールに近く体の向きもボールを向いていたが横からダッシュしてボールを拾う中村をただ眺めていた。
その先にマウリシオがいるため任せればいいと考えていたのだろうか。
中村はワンタッチでそのマウリシオを抜き去りゴールエリア手前まで前進。
誰も止められない中村を見かねて槙野が寄せてくるもまんまとフリーになった小林へ折り返しダイレクトで左足のシュートがゴール。
結果論だが槙野は最後まで小林をマークしていれば中村のラストパスは通らなかったのでは。

■2失点目
後半5分。
敵陣センターサークルで受けたエドゥアルドネットが一気に前線の小林へ縦パスを通す。
駒井と遠藤の間でフリーで受けた小林にそのままシュートを打たれてしまうも西川の正面だったため右へ弾くが走り込んできたエウシーニョが弾いたボールをジャンピングボレーで押し込み追加点。
あの位置、あの距離で一気に前線にフリーで受けさせた時点でほぼ勝負あり。

■1得点目
後半31分。
最終ラインから青木が武藤目がけてロブパスを通す。
得意の裏抜けでこれを受けた武藤。
誰もがオフサイドと思い動きが止まる中、武藤は冷静にGKの股を抜くシュートでゴール。
こういう形は遠藤と武藤のコンビで何度か見られたが青木もできるなら心強い。

■3失点目
後半40分。
1失点目を再現するかのように家長が左からペナルティエリア内に侵入。
ゴールラインギリギリで浮かせたクロスを上げ小林が頭で合わせ追加点。
縦の突破を易々と許す遠藤とまたもボールウォッチャーになり小林をフリーにする槙野。

■ベストプレーヤー
武藤雄樹
いつもの武藤らしく度々ボールを受けに下りてきてはリンクマンとして上手く繋ぎ前線へボールを供給。
裏抜け一発でアウェーゴールをもぎ取ったことも2ndレグへと望みを繋いだ。

■ワーストプレーヤー
菊池大介
バックパスと中を見ずに入れるクロスしか印象に残らず。
カウンターチャンスにも度々ブレーキになっていた。

■総評箇条書き
  • クロスを跳ね返すのは問題ないのに強引な縦の突破には弱い、要改善
  • 暑いのは相手も同じのはずがレッズの側だけ消耗が倍なのではというくらい走れてない
  • 寄せの速さと球際の厳しさ、どちらも川崎が上
  • 柏木不在のせいか最終ラインからのビルドアップが全く成立せず、バックパスを繰り返しGK西川のロングボールを競り合ってセカンドボールを拾われて、の繰り返しをひたすら眺める苦行
  • その結果がシュート数4
  • それで勝ちたいなら失点はゼロに抑えなければ無理
  • 3失点しつつもアウェーゴールを取れたことは首の皮一枚繋がったと言っていい

<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=29132

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