2017年11月23日木曜日

2017 J1リーグ 第32節 鹿島アントラーズ戦

スターティングメンバー

■1失点目
後半35分。
柏木がペナルティエリアでファウルを受けたため西川のFKから。
ズラタンに合わせようとするも昌子が頭で跳ね返す。
セーターサークルまで飛んだこぼれ球を金崎が拾って右にいた鈴木へパス。
さらに右の遠藤康へパス。
その外を上がっていった西へパス。
右サイド敵陣真ん中くらいの位置で受けた西は無駄なボールタッチを入れずすぐさま右足でアーリークロスを放り込む。
中央で待っていた鈴木ではなくファーサイドに詰めたレアンドロがこれをダイレクトの右足で合わせると西川の股を抜かれゴール。
空中戦に勝てないズラタン、フリーでクロスを上げさせた武藤や槙野等、レッズの守備にも落ち度はあったが、同じカウンター同じアーリークロスでもレッズのそれとは明らかに精度も圧力も鹿島のほうが一枚上だった。

■ベストプレーヤー
青木拓矢
厳しいプレスにも簡単に奪われないキープ力と守備時のボール奪取など攻守において光る仕事ぶりを見せた。
後半29分で負傷交代さえしなければ5分後の失点も防げたのではないかとさえ思えるほど。
ACL決勝1stレグを終えた今となってはこの時軽傷で済んで良かったと心底安堵した。

■ワーストプレーヤー
長澤和輝
球離れの悪さからくるボールロスト。
繋がらないパス。
単純なトラップミス。
フィジカルとテクニックはレッズ随一の男がこの日はミスを連発。
宇賀神といい長澤といいレッズの選手は代表招集されるとパフォーマンスが急激に低下するのは何なのだろうか?

■総評箇条書き
  • 前半序盤は五分に渡り合っていて最終ラインからのビルドアップで前線までの鮮やかなボール運びには好調時のレッズが戻ってきたとさえ思えた
  • 前半相手DFラインの背後を狙ったスルーパスで何度かチャンスメイクしてたように見えたが殆どシュートまでは打てなかった
  • アタッキングサードに進入する前にアーリークロスで裏抜け狙いとか、最終ラインからのフィード一発裏狙いとか狙いははっきりしていた
  • その反面敵陣深い位置まで抉ってシンプルにクロス、といったシーンは前半一度も無かった
  • 鹿島の前線からのプレスには多少手を焼いたものの前半のうちは上手くかわしビルドアップできていた(シュートまでは打てていなかったが
  • それに対しレッズの守備は基本リトリートで鹿島にボールが渡ると易々と自陣まで攻め込まれていた
  • 柏木×レオシルバ対決はほぼレオシルバの勝ち、それくらい柏木へのマークは厳しかった
  • 長澤顔負けのフィジカルといつものボール奪取で最高の仕事をした前半の青木は満点
  • 前半は長澤がボールを奪われるシーンが特に目立った
  • この日も後半からラファエルと武藤を入れ替える奇策(?)に出たが効果があったかというと微妙
  • 後半は双方ファウルが増え停滞ムード
  • この日のラファエルは守備も割と頑張ってなかった?
  • 失点シーンは誰かのミスではなく攻撃の手を緩めなかった相手の圧力に屈したように見えた
  • 試合を観戦した当日は圧倒的な力の差を感じるほどの完敗に無力感で一杯だったものの、見返してみると絶対に勝てない試合内容ではなかった
  • 他にも戦い方や戦術面で個人的に色々と気付きの多い試合だった
  • 関根や駒井のような純粋なサイドアタッカーが今のレッズにいないことをつくづく痛感させられた敗戦
<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=32103

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