2018年9月13日木曜日

2018 J1リーグ 第14節 サガン鳥栖戦

スターティングメンバー

■ベストプレーヤー
槙野智章
得点できなかった以上前の選手にMOMは与えられないので守備陣の中からこの日一番目立った活躍をした槙野をMOMに選出。
前半は主にロングフィードの空中戦で勝ちまくり、後半はイバルボを完封しシュートゼロに抑え込んだ。
浦和のエースキラーとして身体能力の高さを如何なく発揮した。
一方攻撃面はフィードの質がいまいちだった。
次点で遠藤。
槙野と対照的に決定的なロングフィードを前半だけで2本供給した遠藤は攻守に貢献した。

■ワーストプレーヤー
興梠慎三
ゴールを割れなかった責任をエース一人に負わせたいというわけではなくこの日の興梠は単純にミスが多かった。
確かに13連戦という過酷なスケジュールではあるものの興梠はカップ戦はベンチ入りすらしていないのにミッドウィークにフル出場している槙野があれだけのパフォーマンスを見せているのだから疲労を言い訳にはできない。
43分の遠藤のロングフィードと71分マルティノスのスルーパスのどちらかだけでも何とかモノにできなかったものか…。
次点はマルティノス。
先に挙げたスルーパス以外良い所無し。

■総評箇条書き
  • 8分、敵陣センターサークル右から遠藤のロングフィード、これを鳥栖最終ラインの柏木が胸でエリア内の興梠へ落とす、左足のワントラップでボールの勢いを殺しそのまま柏木へと繋げる、落とした後右へスライドしていた柏木が左足のワントラップからシュート体勢に入るもチョンスンヒョンのブロックによりシュートは打てず
  • 鳥栖は前半からレッズの最終ラインに前からプレスをかけていてレッズは序盤からビルドアップに苦労していた
  • この日の橋岡は吉田とマッチアップ、いつも思うが橋岡だけタスク重すぎやしないだろうか
  • 31分、左サイド深い位置から宇賀神がクロスを上げ中で興梠が橋岡へ落とすも吉田にクリアされる
  • 32分、またも左サイドから宇賀神によるアーリークロス、ファーサイドの武藤が頭で折り返し柏木が頭で突っ込むもチョンスンヒョンにクリアされる
  • 33分、裏抜けに成功した橋岡が右サイド深い位置からダイレクトでクロスを上げニアに詰めた武藤が頭で合わせるも競ったキムミンヒョクに当たりボールは枠を捉えられない
  • この3本はどれも質の高いクロスから、そしてどれも違うパターンから供給されていてこの時間帯のレッズの攻撃は多彩だった
  • 空中戦での勝利、からのマイボール率が高く単純なロングフィードによるカウンターをレッズ守備陣は許さなかった
  • 軽いボディコンタクト程度では笛を吹かない主審で流れがスムーズで見易かった
  • 鳥栖のシュート数をゼロに抑えたことからも前半はレッズが一方的に攻め続けたが決定機らしい決定機は少なめ
  • 49分、自陣ミドルサード右から遠藤が長い楔の縦パスを入れる、武藤がワンタッチで右の長澤へ合わせるもマークしていた原川がカット、浮き球で戻ったボールをチョンスンヒョンが頭で押し返すと橋岡が先に拾いダイレクトで長澤へ縦パス、前を向いた長澤はハーフスペースの柏木へ出す、柏木のレイオフで武藤がダイレクトで左足のミドルシュートを放つもボールはGK正面で権田のパンチングにより弾き出される
  • 51分、右サイド深い位置から橋岡のスローイン、武藤が受け縦に仕掛けるも原川を振り切れずターンしてから青木へ出す、ペナルティエリアを斜めに抉りゴールライン際でマイナスのショートパスを柏木の足元へ、右足のダイレクトで合わせるもキムミンヒョクのブロックによりクリアされる
  • そのクリアボールを武藤が拾って右ハーフスペースの橋岡へ戻す、すぐに吉田がチェックに行くとフォローに来た長澤に出す、原川と吉田に挟まれながら2人を吹き飛ばすように抜け出し先程の青木とほぼ同じ位置からニアに飛び込んだ青木に合わせようとするがキムミンヒョクによってクリアされる
  • 54分、右サイド深い位置から橋岡のスローイン、エリア内ハーフスペースの長澤へ出す、ゴールに背を向けたまま中へ移動しマーカーに奪われそうになりながらペナルティアーク右の武藤へパス、中へ移動したことにより長澤に鳥栖の選手が引っ張られスローインを受けた位置にスペースが生まれる、そこに柏木が待ち構え武藤が浮き球のスルーパスを出すもオフサイド
  • 後半開始早々レッズは立て続けに分厚い攻めを繰り返した
  • 後半に武藤が何度か見せた狭い中から浮き球のスルーパスが効果的で「武藤それ出来たの?」って思った
  • 鳥栖がイバルボ投入、レッズがマルティノス投入したあたりからレッズは効果的な攻めが減り試合は膠着状態に
  • この日の鳥栖の選手の中ではおそらくはイバルボ以上に脅威となった吉田を相手に橋岡は五分以上に渡り合ったというのに、マルティノスを投入し橋岡のポジションに配置するとマルティノスは吉田に全敗、これは完全にオリヴェイラ監督の失策
  • レッズの攻撃が停滞した終盤、何度かカウンターのチャンスを作られかけたが槙野やマウリシオの驚異的な集中力で未然に阻止
  • 90分通して鳥栖のCKはたったの1本、ボックス内でのシュートも1本、外からも1本とほぼレッズが支配した試合だったがレッズも鳥栖の守備を崩し切るまでには至らず最後までゴールを割れなかった
  • 豊田といいキムミンヒョクといい、マウスガードを付けるのは鳥栖の伝統?
<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=40290

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