2018年4月7日土曜日

2018 J1リーグ 第5節 ジュビロ磐田戦

スターティングメンバー

■1得点目
前半6分。
最終ラインから青木が縦パスを入れる。
センターサークルで興梠がワンタッチで浮き球のパスを前へ。
武富が胸で落としツータッチ目で前方のスペースへ送る。
武藤が走り込んで収めると背後をオーバーラップした武富へパス。
ダイレクトでクロスを上げたところブロックに入った大井の腕に当たり主審はPKの判定。
興梠が落ち着いてゴール左隅にシュートし先制。

■1失点目
後半44分。
高橋が右のハーフスペースを最終ラインからノープレッシャーで前進。
敵陣中盤あたりで中のスペースへパス。
川又より先に左足で青木が触るもカットしたボールはそのまま山田の足元へ。
右サイド後方の櫻内までバックパス。
ペナルティエリア内の高橋まで届くクロスを入れ高橋はこれを頭で落とす。
阿部とマウリシオの間に落ちたボールを阿部の背後から川又が先に触って抜け出すと左足のアウトサイドで西川の頭上をぶち抜くシュートで同点。
マウリシオはもう少し高橋と競って簡単に落とさせないで欲しかった。

■2失点目
後半35分。
最終ラインで西川からボールを受けた青木が前線を狙った長い縦パスを入れるも田口が途中でカット。
すぐさま川又へ縦パスを入れるも阿部が前に出てこれをカット。
ところがカットが中途半端でボールの勢いを殺し切れず、しかも同じようにカットしようと飛び出した青木から逃げるようにボールがこぼれこれを収めた川又が前を向く。
川又はそのままゴールへ向かいダッシュし必死で戻った阿部がスライディングで右足を出すもループシュートでまたしても西川の頭上を飛び越え逆転弾。
青木の不用意な縦パスは大問題だがリカバーできたはずの阿部もあまりにも残念な対応。

■ベストプレーヤー
武藤雄樹
前節のワーストプレーヤーぶりが嘘のような冴え渡るプレーを連発。
前線へボールを供給する移籍当初から得意としていたリンクマンのプレー。
プレスに潰されながらもボールを逃がし味方に繋げる強さ。
武富や興梠へ相手DFラインの裏を付くスルーパス。
ゴール前で冷静なジャンプでグラウンダーのクロスをスルー。
この日の武藤はとにかく周りがよく見えていた。
別人?さらなる覚醒?
理由はわからないが最近の残念すぎる出来からすれば最早神がかっていると言っていいほどの働きぶり。
結果にこそ繋がらなかったもののこれは是非継続して頂きたい。
次点でファインセーブ連発の西川。

■ワーストプレーヤー
遠藤航
アタッキングサードでは誰もいないスペースへクロス、ビルドアップでは誰も取れないロングボール、相手DFにひっかける縦パス。
敵に寝返ったとでも言わんばかりにプレゼントパス連発でボールロスト。
とにかくフィードの精度が絶望的。
いつも酷いのは知っているがこの日は下手すると一本も味方に通っていないのでは?
一刻も早い森脇の回復が待たれる。
次点で阿部。

■総評箇条書き
  • 前半は開始直後こそ押し込まれたものの先制以降は互角
  • この日も西川はファインセーブ連発しなきゃならないほどレッズゴールは何度もピンチに晒された
  • 長澤は守備面での貢献度は高いものの攻撃面での活躍は見られず、鍵は遠藤との連係か
  • 阿部はルヴァンカップガンバ戦でも見てとれたように安心してCBを任せられるような選手ではないと言えるほど劣化してしまった
  • 青木もこの日は今季最低の出来
  • この日も相変わらず大安定の興梠で中盤まで降りてパスを受けたりして前線へボールを供給していたものの、その分ゴールからは遠ざかってしまった
  • 柏木のコンディションはこの日も5分程度、キャプテンが重圧になっているのならその枷は外してやってもよいのでは
  • SBが人材難なのはわかるものの、川又のような絶対的なエース相手にこそ槙野をぶつけて欲しかった
  • 裏抜け狙いのスルーパスが多く届かなかったり合わなかったりオフサイドでなかなかシュートまで行けなかった
  • サイドを深い位置まで抉ってマイナスのクロスといったパターンも織り交ぜて欲しかった
  • 5連戦の疲労のせいでゴール前での精度を欠いたのだとしたらこの先の連戦を想像するともう地獄、さらなる積極的なターンオーバーが必要になる
<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=38094

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