2018年10月13日土曜日

2018 J1リーグ 第17節 セレッソ大阪戦

スターティングメンバー

■1失点目
前半8分。
レッズの右、セレッソが左からCKを獲得しキッカーはソウザ。
ボックス内に5人配置するセレッソに対しマンマークで守るレッズ。
ソウザの蹴ったボールは西川に向かって飛んでくると西川はパンチング。
高木と競っていた青木の背中にボールが当たると浮いたボールをそのまま高木が左足のボレーでゴール。
競り合いに負けて倒れ込む青木も残念だが、パンチングで青木の背中に当てるだけでなく着地を誤り体勢を崩す西川はもっと残念。
西川、青木どちらにとっても意外性のあるボールだったということか。

■1得点目
後半32分。
レッズの右からCKを獲得しキッカーは武藤。
セレッソはゾーンで守備。
ファーサイドに滞空時間の長い山なりのボールを放り込むとファブリシオと槙野とソウザが競り合う形になり競り勝ったファブリシオが前へ落とす。
これを興梠がゴールに背を向けた状態から右足のワントラップで浮かせて素早く反転して左足を振り抜きゴール天井に突き刺した。
名古屋戦の2点目槙野のゴールで見せたように、ファーサイドにレッズDFを固めて「誰かが競り勝てばOK!」という分かり易く練習された形。
これでセットプレーからのゴールは天皇杯含め連続6ゴール目。

■ベストプレーヤー
西川周作
確かに失点シーンは青木よりも西川の過失が大きいのは事実だがそれこそミスは失点シーンくらいで、3度のビッグセーブでゴールマウスを守ったレッズの守護神がマンオブマッチ。
フィードの質がずっと低下したままなのが気になる…。

■ワーストプレーヤー
武藤雄樹
攻守によく走りその献身性に助けられているのは事実だが時折見せる独善的なプレーが悪目立ちするのもまた事実。
ワーストと言えるほどの致命的なミスは無かったものの全盛期のパフォーマンスを目の当たりにしているサポーターとしては今の武藤は物足りない。

■総評箇条書き
  • 序盤はレッズにミスが多発し自陣に押し込まれる時間が続く
  • 失点後はややボールを握る時間が増えるものの依然としてミスが減らずショートパスすら満足につなげられない
  • だがレッズのミスを誘うようなハイプレスをセレッソが敢行していたかというとそうとも言えず
  • 高木とのマッチアップで一歩も引かずボールを戻させる19歳のルーキー橋岡が頼もしすぎる
  • 22分、自陣右サイド深い位置で橋岡が相手のパスをカットし柏木へパス、ファブリシオに出しカウンター開始、食いついてきたヨニッチをかわしドリブルで敵陣ミドルサードまで持ち込むと中の興梠へスルーパス、ダイレクトのミドルシュートを放つもキムジンヒョンのセーブで右にこぼれる
  • 試合開始22分にしてようやくシュートまで漕ぎつけたカウンターになった
  • 右サイドの攻略について武藤と橋岡のコンビネーションはかなりスムーズになった
  • 後半開始から10分くらい、セレッソは前半よりも前からの速いプレスを仕掛けていた
  • 最近のレッズの立ち上がりの悪さを狙ったかのような前プレスだったせいかその後は続かなかった
  • 65分、キムジンヒョンのロングフィードをマウリシオと柏木がお見合いでボールを見送ってしまい丸橋が敵陣左サイドで収める、すぐさまスルーパスを出し福満をレッズのDFライン裏に走らせる、青木がこれをカバーし先にボールを収める、2タッチ目でボールを前へ送ると橋岡がダイレクトで柏木へ落としてそのまま右サイドをダッシュ、柏木は体の向きを中へ向けたままソウザと木本の間を通すスルーパスを橋岡へ出すと中には興梠とヨニッチで2対1の数的有利な状況に、興梠へ出せば1点の場面でもあるが橋岡はエリア内に進入し自らシュートを選択、ボールはサイドネット外側を揺らすだけだった
  • 矢継ぎ早に交代カードを切ったオリヴェイラ監督だが柏木を交代して阿部を入れた時はビルドアップが成立するのか心配になったが攻守に破綻をきたすことなく阿部は上手くバランスをとっていた
  • 武藤にしろマルティノスにしろ成功率が低すぎる選手に限ってドリブル突破したがるのは何故?
  • 両チームともに走りに走った試合だった、走行距離こそ直近の試合と変わりないもののスプリント数が段違いだった、ホイッスルと同時にピッチに倒れこんだ選手がその激闘を物語っていた
<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=44412

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