スターティングメンバー
(注意)
この日は雷雨でキックオフが30分延期されたため録画したテレ玉の映像は70分までで終了。
残りの20分は録画し損ねたため70分だけの評価と思って読んで頂きたい。
■1得点目
前半11分。
レッズ自陣右サイドからセレッソのスローイン。
一番高い位置をとっていた柿谷へ投げ入れるも読んでいた岩波がペナルティエリアの右ライン上でカットしダイレクトで柏木まで跳ね返す。
ディフェンシブサード右で柏木が杉本からのプレスに耐え前を向き背後に片山、前方にソウザとオスマルを引きつけて二人の間から縦パスを通す。
ミドルサードで興梠がワンタッチで柏木の左にいた青木へ戻すと青木もワンタッチで武藤へ出す。
中央で後ろ向きで受けた武藤は左サイドを駆け上がる宇賀神へ反転しながらスルーパスを出す。
宇賀神はバイタルエリアで木本の股を抜き縦ではなく中へ向かってカットインするとペナルティアーク中央でエリア内右ハーフスペースの李の足元へパス。
四方を敵に囲まれながらもここしかないという狭いコースを倒れながら左足でシュートを放つとボールはゴール左隅へ吸い込まれた。
自陣深い位置で岩波がカットしてから李がシュートを放つまで15秒、これぞパーフェクトカウンター。
倒されずにボールキープして興梠に繋いだ柏木もワンタッチで繋いだ興梠も青木も、そして宇賀神へドンピシャのスルーパスを出した武藤も、長い距離を走ってセレッソDF陣を横に切り裂いた宇賀神も、素晴らしいシュートを決めた李も何もかもがパーフェクト。
25節にして年間ベストゴールが決まってしまった瞬間かもしれない。
■1失点目
前半27分。
レッズ自陣中央で興梠がソウザへのタックルでファウルをとられセレッソにFKを与える。
ソウザは左サイドにフリーで浮いていた片山へグラウンダーのロングパスを出すと片山は右足でファーサイドへ山なりのアーリークロスを放り込む。
エリア内で木本とマウリシオが競り合うとボールは逆サイドへのハイボールになる。
このボールの落ち際を杉本が左足のボレーで合わせるとボールは右のポストに向かって転がっていき宇賀神が付いていたオスマルが倒れながら左足で合わせ同点ゴール。
まずあの位置でFKを与えた興梠の迂闊なファウルに不満、片山を誰も警戒せずフリーでボールを上げさせたことも不満、空中戦で競り勝てなかったマウリシオに少し不満、先に触れなかった宇賀神に不満、西川も少し不満。
ただ、計4度も左右に揺さぶられ内2回は不運も重なったようにも見えるので上手く合わせたセレッソを褒めるべきかも。
■2失点目
後半52分。
武藤が興梠へ出したスルーパスをカットされ細かく繋いでオスマルが一気に前線の杉本を狙ってロングフィード。
ボールは右に流れディフェンシブサード右で杉本が収め槙野が対峙する。
反転してバックパスするとペナ右角で木本が受ける。
さらにバックパスしてソウザがバイタルで受ける。
寄せてきたマウリシオに対し左へワンフェイント入れると豪快に右足を振り抜きゴール右上隅に突き刺さるミドルシュートで逆転。
どうしようもないゴラッソではあるもののワンフェイントであっさり体を振られシュートコースをガラ空きにしているマウリシオに対してどうしても拭えない不満。
■ベストプレーヤー
宇賀神友弥
先制点を演出したカットインもラストパスも絶妙。
守備もいつものような間合いをとるだけで足を止めてじっと待つだけの守備ではなく体をぶつけて球際を厳しく奪いに行く場面も散見され戦う姿勢を攻守で見せつけた。
後半調子こいてカウンターチャンスをみすみす潰したシーンだけイラッとしたが。
次点で質の高いクロスとスルーパスで決定機を複数回演出して見せた武藤。
■ワーストプレーヤー
なし
90分見ていないためワーストの決定は避ける。
■総評箇条書き
- レッズは序盤、サイドからのシンプルなクロスから複数回チャンスメイクしていた
- お互いにフワッとした試合の入りからいきなりファブリシオのアクシデント、交代で入った李の先制ゴールと急に試合が動いた序盤
- 13分、キムジンヒョンのロングフィードを自陣ミドルサードでマウリシオが胸で落とす、中央へ移動しながら前線の李へ浮き球のフィード、李は山下を背負いながらこれを収めると一旦山下から離れ左からボールを受けにきた武藤へ横パス、一瞬待って縦のスペースへ出すと走り込んだ興梠がエリア内でダイレクトでシュートを放つもグラウンダーのボールは右枠の外
- 久々のKLM揃い踏みだったがコンビネーションは未だ錆付いていなかった
- 先制された側は取り返そうと前への圧力を強めるチームが殆どだがこの日のセレッソは先制される前と後でペースを変えず冷静に試合を進める
- 15分と20分に左サイドに張っている宇賀神へ出してダイレクトで中へ折り返すシーンが見られたがレッズの攻撃の鍵になっていたのは宇賀神のポジショニングとパスだったように思われる
- 22分のソウザのFKは、岩波はヨニッチに付き切れていないし西川は軌道を見切っていたわけじゃないしそもそもあの位置でFKを与えるファウルをした槙野も不用意だしということでレッズの守備はかなり怪しくなってくる
- その5分後に興梠が同じような位置でファウルしFKを与え結局それが失点に繋がったことからも、この日のレッズは余りに無駄なファウルが多かった(ミスジャッジもあったとはいえ)
- 失点して以降の山下の李への警戒心MAXな守備のせいでなかなか李にボールが収まらなかった
- 後半開始早々、またも興梠のファウルによるFK献上からポスト直撃のあわや逆転弾を食らいそうになる
- 47分、レッズ自陣で清武にボールが入った瞬間DFラインから飛び出し猛烈なプレスをかけるマウリシオ、たまらず清武がバックパスすると武藤が左足でカットし流れたボールを興梠が収め柏木へバックパス、柏木はダイレクトで右サイドへ縦に出すと李が少し持ち上がると外側から片山と何故か橋岡の2人からプレスを受け柏木へバックパス、敵陣ミドルサード右で収めた柏木はアタッキングサード中央の武藤へ楔の縦パス、これをフリックしてボールはバイタル中央の興梠へ渡る、一瞬出し所を探すも誰もいないため上がった武藤へリターンする興梠、少し待って左から上がったエリア内の槙野へパス、クロスを放り込むと見せかけまたも武藤へリターン、ワンタッチ入れてから左足でシュートを放つもミスキック気味で力なくGK正面に転がったボールをキムジンヒョンが難なくキャッチ
- 武藤のフリックが入った瞬間外ではなく中に入ってきてしまう宇賀神がまず残念、槙野のリターンをダイレクトで打てない武藤も残念
- 橋岡が無謀な仕掛けでボールロストするのはわからなくもないが柏木がそれをするのは疑問、本人的には勝算があるのだろうか
- 55分、敵陣ミドルサード左で槙野から武藤、武藤から宇賀神へ縦に繋ぐ、ライン際で松田と対峙するとワンタッチから一気にスピードアップし縦に仕掛け切り返しから中へのクロス、前に体を入れたヨニッチが触れず興梠が膝で落とした瞬間山下に後ろから倒される、倒れたまま左足のアウトサイドで蹴ったボールはキムジンヒョンに右手でセーブされ山下がこぼれ球をクリア
- カウンターは試合を重ねるごとに鋭さを増しているしレッズの良さを一つも出せず負けたわけでは決してないが、ファブリシオの負傷交代というアクシデントが無かったとしても勝てていたとは思えない
- 特に先制してからの試合運びの拙さ甘さに関してはまだまだと言わざるを得ない、前節も前半に先制してからのあっという間の同点ゴールで追いつかれているのだから
- 信じられないことに即笛吹かないどころか流そうとした?
— ChangebyRed (@ChangebyRed) 2018年11月12日
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=46624
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