2021年3月17日水曜日

2021 J1リーグ 第4節 横浜Fマリノス戦

■スタメン
レッズは前節からの変更一切なし。マリノスは両SBとボランチの3人を前節から入れ替え。高野がティーラトンに、小池が松原に、渡辺が岩田に。第2節の広島戦とは全く同じスカッド。手持ちの選手名鑑に載っているポステコグルー監督のコメントには「連戦でも戦える選手を作り、固定ではないが、ほぼほぼ変えない形で戦っていくほうがいいと考えている」とあるので前節の入れ替えもこの日のメンバーも相手を見て決めたメンバーというわけではなさそう。

■ボール保持
3失点もしたためマリノスの攻撃、ボール保持に目が行きがちだがこの日の試合を見ていて気になったのはむしろマリノスの守備。カメラが寄りすぎで前の選手のポジションがどうなってるかが全然わからないが、とにかくレッズの後ろの選手にボールが入った時に全然前にボールを蹴れない、もしくは躊躇してバックパスするシーンがこの日は何度も見られた。おそらくパスコースを切られていたか受け手がマークされていたのだろうがGKを使って+1を作っている状況でも出せなかったので相手のプレスが上手いかこちらのポジショニングがよほど悪かったか。2失点目の扇原の敦樹へのプレスでボールを奪うシーンはガッツリカメラに収まってるので相手のいい守備が分かり易いシーンではあるが。

気になったのはこちらのビルドアップでロングボールをあまり蹴らなかったこと。相手が前から前からひたすらプレスをかけ続けていたのはわかっていたはずだが一番単純なプレス回避策になるロングボールが少なかった。相手のハメて奪い切ろうとするプレスで蹴ろうにも前を向かせてもらえなかったとか、十分に時間があっても躊躇してバックパスしてしまった理由とおそらく直結しているものと思われる。

■ボール非保持
後ろからの丁寧なビルドアップで綺麗に崩されての失点は無く3失点ともカウンターによるものなので、セットした守備は危ういシーンも多少あったものの致命的なミスは無かったという認識。

■攻→守
この日一番悪かったのはこのネガトラの部分。レッズはボール保持時に宇賀神と山中の両SBがやたらと高い位置をとっていた。最初の失点の杉本を追い越す山中のインナーラップにしても、再三明本と入れ替わって前線に顔を出していた宇賀神にしても、ボランチの立ち位置にしても、この日のレッズは前への意識だけが高くボールを奪われた際にまるっとそのリスクを負わされた。そのリスク管理に関してはいつもなら阿部と敦樹のボランチがこなすはずだが前半だけで交代させられてしまったことからもネガトラでいつもの効果的な守備を見せることはできなかった。もっとも交代で入った選手も抑えきれなかったことからもマリノス攻撃陣の剥がし方、カウンターの設計が一枚上手だっただけかもしれないが。

■守→攻
こちらのカウンターより相手のネガトラ対応のほうが光った。

■失点
失点は全てカウンターから。

―まとめ―

■ポジティブ
セット守備ではゴールを割らせなかったこと。しっかり帰陣して構えて相手の攻撃を受ければ受け切れるだけの守備は見せられたこと。使い減りする選手、しない選手の見極めができたこと。というより疲れればミスするのは当たり前なので、ちょっとやそっとじゃ疲れないしミスも少ない選手が分かったことが収穫か。

■課題
最早疑いようもなく疲れている。ボール保持時の些細なミスの多さ、切り替えの遅さ、帰陣の遅さ。肉体的な疲労は集中力、判断力の低下も招く。疲れているなら休ませればいい。ところが選手を交代させる度に攻撃が停滞していったようにベンチメンバーでは今のレッズがやりたいサッカーを実現できない。つまり真の問題点は主力の代わりがいないこと、選手層の薄さにある。今季に入って前半よりも後半の内容のほうが改善したと言える試合はルヴァンカップ湘南戦で主力組が出た後半戦くらいなことからもそれは明白。次々節が終われば開幕からの7連戦が終わりようやく中5日のインターバルになる。サブ組の成長は主力の疲労回復以上の急務になりそう。

■気になった選手
小泉
今のレッズのボール保持を支えているのは小泉。開幕戦でそれは理解したつもりでいたがこの日はさらに強く認識させられるほどビルドアップで頼り切りになった。特に後半。
汰木
ビルドアップの要が小泉ならこの日敵陣で最も相手の脅威になるプレーを披露できたのは汰木。
明本
田中との交代が多くスタメンの中で最も出場時間の短い明本が序盤からミスを連発。あの出来で90分使われたのは単純な駒不足。この日のワーストプレーヤー
山中
無謀なシュート、無謀なクロス、無謀なインナーラップ。顔には出さないものの入れ込み過ぎだった?古巣相手だからこっちがそういう目で見てしまっただけだろうか。
伊藤敦樹
ミスを連発。プロデビューしてたかだか4試合出ただけでおかしな言い方だがらしくないミスが多かった。前半一杯で交代も納得の采配。
宇賀神
最初の失点シーン然り、51分のフリーで前田にシュートを打たれたシーン然り、宇賀神にだけ前田が透明になって見えなくなる術をかけられたのかと疑うほど目の前の前田についていく素振りを見せない宇賀神が謎。


0 件のコメント:

コメントを投稿