今年は結構ジンクスとかオカルトを根拠に予想した順位もあり。
昨年に続いて「離脱」は夏に海外移籍しそうな選手。
■予想順位
1位 浦和レッズ
ここだけは毎年全力で思考停止。
2位 サンフレッチェ広島
離脱予想:田中、満田、東、中野
就任初年度から3位、翌年3位、そして昨季は準優勝とついに優勝まであと1歩のところまでこぎ着けたスキッベ監督もついに4年目。ともすればマンネリ化してしまいそうな危険を孕む長期政権にここらで何か変化を加えたくなるものだが今オフの移籍も例年通りの少数精鋭。28歳でまさかの欧州移籍しちゃったから30歳ならどうだ?ってことでジャーメイン獲得。松本の代役は田中か井上ということで移籍収支はプラス。課題は終盤失速の原因になっていたと思われるACL2が今季はJ1開幕からあること。夏に海外行きそうな有望な20代前半を多く抱えていることや25-26のACLEにも出ることになるのでさらなる補強が夏にあるかどうか。
3位 鹿島アントラーズ
離脱予想:濃野
2024J1監督大移動の1人目鬼木監督就任ということで誰か1人くらい教え子を連れていくかなと思ったものの川崎からの加入は無し。8年間川崎を率いた鬼木監督のサッカーに最も必要な選手は家長と谷口と仮定。家長役を鈴木に任命したとして谷口は誰かとなると植田も関川もタイプが違うように思える。利き足が同じ左足ということで新加入キムテヒョンが一番近いようにすら思える。しかし実際にテヒョンをCBに起用した場合最も手薄な左SBは昨季と同じく安西1人に全て背負わせることになるのだろうか。
4位 ヴィッセル神戸
離脱予想:宮代
シーズン後半からのACLが負担になって失速するだろうと予想したらまるでに苦にせず勝ち進むどころか天皇杯まで獲って2冠達成した神戸に対し、本当に甘すぎる予想をしたとこれでも反省したつもりなのだがそれでも3連覇予想はできない。それくらい新加入選手が少ない。山口が抜けた穴は怪我で戦線離脱していた間に別の選手がしっかり埋めて優勝を果たしたのでいいとしても初瀬の穴埋めはしなくていいのか。左SB自体は本多も半分くらい務めていたからいいとしてもFK、CK、クロスと計7アシストの選手を失う痛手をどうリカバーするのか。神戸最大のストロングポイントだと思っていた夏の補強もここ2年はおとなしめ。
5位 町田ゼルビア
離脱予想:藤尾、林
様々な方面で旋風を巻き起こしJ1初参戦で3位という輝かしい成績を残した町田。ストーブリーグでも派手にリーグ最多の20人放出。移籍した選手の中で最多出場時間は藤本の1829分。鈴木が抜けて中村を獲り、柴戸が抜けて前を獲り、そして藤本が抜けたポジションは相馬に何とかしてもらう算段かと思われる。シーズン後半から始まるこれまた初参戦となるACLEは負担になるかどうか。
6位 横浜Fマリノス
離脱予想:山根
キャンプレポートからは3-4-2-1を導入してるらしい。ゼロからのチーム作りとも書いてありリーグ3位の61得点や、対照的に多すぎるリーグ17位の62失点と、どちらも忘れてゼロベースの構築と考えていいのだろうか。実際チームを解体する勢いで放出したDFは計8人で加入したDFは4人。昨季の浦和レッズに怪我人が続出した原因の全てがもし2023の過密日程にあるとしたらマリノスはここからがほんとうの地獄なのかもしれない。
7位 FC東京
離脱予想:高、安斎
監督大移動第2弾。鹿島同様監督と共に新潟からFC東京へ移籍した選手は無し…のはずが昨年高が新潟から加入している。しかも高は松橋新潟のキーマンだったようで2023シーズンはGK小島に次ぐ出場時間2555分。新潟では専ら4-2-3-1でクラモフスキーは4-2-1-3ということで移行も特に問題なさそう。ただ2人で13ゴール稼いだディエゴと荒木が抜けてヒアンと佐藤で埋め切れるかどうか。
8位 アビスパ福岡
離脱予想:松岡、重見
監督大移動第3弾。何せ多方面に選手を売りまくってる鳥栖なので福岡にもミョンヒ監督の教え子は松岡、金森、岩崎、田代と4人もいる。中でも松岡は7位で終えた2021年の鳥栖を支えた重要選手。当時の鳥栖も2024福岡も3バックなのでFC東京同様移行はスムーズのはず。「前のチーム」と言われるほど福岡を象徴する選手になっていた前の移籍や宮やグローリ等放出した選手の合計出場時間は9450分。かなり痛手のように見えるが名古、見木、上島と何人もJ1即戦力を獲得しているので移籍収支はプラス。あとはリーグ最少の33得点という課題をどう解決するか。
9位 名古屋グランパス
離脱予想:三國
ランゲラックの抜けた穴にシュミット、ハチャンレの代わりに宮か佐藤、パトリックの代わりにカストロか浅野ということで移籍収支はプラス。長谷川監督就任以降の3年を振り返ると2022の総得点はリーグ16位、総失点は最少の1位。2023は得点は10位、失点は6位。2024は得点は14位、失点は8位。カストロ復帰が最大の朗報かと思われる名古屋だがカストロが最もいい数字を残した2020を長谷川監督の下では一度も越えられていない。ユンカーも開幕前に怪我。浅野も昨季は怪我が多かった。
10位 ガンバ大阪
離脱予想:半田
合わせて13ゴールを稼いだ坂本とダワンが抜けてるので誰がどう見ても移籍収支はマイナス。失点はリーグ2位の少なさなのに得点が10位でこっちを増やさなきゃならないのに高体連上がりとドイツ2部からの選手に託さなきゃならないのは厳しすぎる。怪我さえ治れば林もいるけど。唯一ポジれる要素は半田が移籍しなかったこと。
11位 東京ヴェルディ
離脱予想:林、谷口、木村
まさかの6位フィニッシュである意味町田以上のサプライズをもたらしたヴェルディの最大の敵は引き抜きかと思われたが主力放出は見木1人。4人も借りパク成功してることを思えば移籍収支はプラス。唯一の懸念は広島で2位、6位、8位、10位と毎年順位を落とし続けたことからも城福監督の2年目のジンクスが怖い。
12位 柏レイソル
離脱予想:細谷、古賀
関根サヴィオの主力放出は17位で命からがらJ1残留を果たした柏からすると誰もが降格予想をするほどの超痛手と言えそうだが2年リカルド監督を見てきたレッズサポからするとおそらくそれは無い。降格するクラブに共通して言えるのは守備が脆いことだがリカルド監督ならそこはきっと安定すると思う。課題はおそらく得点。昨季のトップスコアラー木下はレッズではたったの2分でリカルドに見限られてしまった。徳島時代の教え子の垣田に細谷の復調も期待されるが一番重要なピース岩尾役を誰が務めるのかが気になる。
13位 川崎フロンターレ
離脱予想:高井、山田、佐々木
水戸時代から数えて7年間長谷部監督に重用された前こそが長谷部サッカーの最重要キーマンだったように思われるが町田にかっさらわれた川崎。唯一薫陶を受けた遠野もマリノスへ移籍した。そもそも長谷部監督と川崎ではスタイルも真逆では?レッズサポ目線だとどうしても「継続性があるか?ないか?」ばっかり気になってしまう。移籍収支はプラマイゼロか微マイナスくらい。主力で抜けたのは遠野だけとは言え加入も新人と完全移籍を除いたらドイツ2部とJ3から2人だけ。
14位 セレッソ大阪
離脱予想:西尾、舩木
パパスが多用しているのは4-2-3-1。色々試した小菊監督がラスト2年で最も多かったのは4-1-2-3ということでどの道4バックは間違いなさそう。全得点の約半数を担ったレオセアラ移籍は相当なインパクトだがFWの助っ人外国人を3人も獲ってるので危機感は持ってそう。鳥海の穴は畠中で埋めるのはいいとしてもカピシャーバと為田が抜けたポジションはかなり手薄。3人の新助っ人の誰かがハマってくれなかったら終わりでは。
15位 ファジアーノ岡山
離脱予想:阿部
失点数はリーグ2位で得点数は10位なのが昇格時のヴェルディと似ている。3-4-2-1でボールを持たない所も似てる。ヴェルディの下位互換くらいを予想。主力放出はCB本山だけで江坂立田佐々木が加入してるので補強はプラス。ヴェルディの互換ということは守備はしっかりしていると見てJ1残留予想。
16位 横浜FC
離脱予想:山根
失点数はJ2最少で得点数は4位。髙橋の代わりに武蔵、カプリーニの代わりに駒井、ガブリエウの代わりに伊藤か山崎と概ね足りてそうだが井上の穴は誰が埋める?駒井にやらせたらカプリーニのポジションが空く。いずれにせよ後ろが厚めで前が手薄では。移籍収支は微マイナス。
17位 京都サンガ
離脱予想:福田、川﨑、佐藤
金子が抜けたCHのポジションは十分足りているので問題なし。豊川が抜けた右WGはマルコ1人なので薄い。本業は左WGの奥川にやらせるつもり?いつ落ちてもおかしくない危うい勝ち点推移を毎年しているが夏の補強がハマるのも毎年恒例になりつつあるので京都なりの残留パターンを習得したと言えるかも。
18位 アルビレックス新潟
離脱予想:秋山
樹森新監督はスポニチによると「基本的には4-4-2でやっていく」らしい。スタイル継承宣言もあったとのこと。金沢とのTM3本中2本練習生が出ている右SBは新加入ゲリアがやってくれそうなのでひとまず安心。ただでさえリーグ19位の失点数で守備の改善という課題もあるのに小島デン長倉が抜けた穴も埋めなければならないのは厳しすぎる。
19位 湘南ベルマーレ
離脱予想:池田、福田
「浦和レッズと第3節で試合したクラブは降格する」という9年続いていたジンクスが22年と23年は不発に終わり呪いは解けたかと思ったら札幌が降格して呪い復活。オカルトだけを信じて湘南を降格予想するのではなく、なんだかんだでずっと落ちないと思っていた鳥栖と札幌がついに落ちたことがこの予想に踏み切らせた。得点数がリーグ7位で失点数が16位というアンバランスさも札幌を彷彿とさせる。怪我人もかなり多かった。
20位 清水エスパルス
離脱予想:山原
清水を降格予想する根拠となるデータは一応あるもののこれも湘南同様ほぼオカルト。まず前提として昇格クラブは必ず1クラブは落ちるのが6年続いている。しかも落ちるのは決まって昇格した2か3クラブのうち(J2で)一番失点が多かったクラブだった。今年はそれが清水。主力が4人も抜けているが穴を埋め切れていないこともマイナス。
Change by Red
浦和レッズの試合の振り返りやアウェイ遠征の記録など
2025年2月14日金曜日
2025年1月21日火曜日
2024 J1リーグ 順位予想結果
3クラブ的中。15,16,17位は当てたかった。
2024 J1リーグ 順位予想
浦和レッズ
予想 1位
結果 13位
怪我人出し過ぎ。
サンフレッチェ広島
予想 2位
結果 2位
行くなら満田が最有力候補で次点で東だと思っていた海外移籍はなんと川村、大橋の移籍というどちらもノーマークの選手が移籍したものの開幕してからの新井獲得や川辺の3年ぶりの復帰等もあり予想通りの2位。もう少しターンオーバーして負担を分散できれば終盤失速することも無かったかも?
横浜Fマリノス
予想 3位
結果 9位
シーズン前半はACL8試合、後半にACLE6試合、天皇杯5試合、ルヴァンカップ4試合、リーグ戦38試合、計61試合。2023年に60試合こなしてボロボロになったレッズを見てる側からすれば9位でもよくぞ戦ったと健闘を称えたい。
川崎フロンターレ
予想 4位
結果 8位
広島同様行くかもと予想した2人が海外に行かず瀬古と大南というノーマークの2人が海外移籍。何せ6年間も4位以内をキープし4度優勝してる川崎なので2023年の8位からなんだかんだで修正してくるだろうと予想していたが2年連続8位。長らくJ1の王者として君臨してきた神奈川2強が揃ってこの順位に落ち着いたのは一時代の終焉を感じるとともに順位予想もこれまで通りとはいかないのかもしれない。
ヴィッセル神戸
予想 5位
結果 1位
まさかの連覇。しかも天皇杯まで獲って2冠。予想通り夏の主力放出も特に無し。怪我人もそこそこ出したしACLも並行するなら昨季よりも順位を落とすのがセオリーのはずだったが吉田監督が想像以上にターンオーバーが上手すぎた。5位予想をしたこちらとしては昨オフ獲得選手の見積もりが甘すぎたか。まさか宮代があんなハマるとは思っていなかったので。
鹿島アントラーズ
予想 6位
結果 5位
「今年こそは」と下振れを予想すると定位置の5位をとるのが鹿島。2年連続で同じミス。まるで成長していない……
ガンバ大阪
予想 7位
結果 4位
ハズレはハズレだけどもこの結果は褒められてもいいと思っている。13位,15位,16位からの7位予想が予想を超えて4位フィニッシュなんて誰が予想できるものか。夏の海外流出は半田を予想したが行かずに山本が移籍。入れ替わりで加入した林は怪我で全然出れず7月半ばから9試合勝ち無しで失速。課題は夏。
セレッソ大阪
予想 8位
結果 10位
予想時は得点力不足を課題に挙げ課題解決はブエノに託された?と書いたら2年目のレオセアラが大爆発し21ゴールを量産。にもかかわらず総得点はリーグ16位の43ゴール。毎熊の移籍は予想通り。ガンバ同様夏に8試合勝ち無しで失速。個人的に気になるのはフォーメーションをやたら弄っているところ。監督が交代してるレッズでも2種なのに交代してないセレッソは4種も使って全て6試合以上試している。
FC東京
予想 9位
結果 7位
誤差の範囲内のズレではあるもののこの2位差を生んだのは確実に荒木。松木の海外移籍も読み通りだし五輪招集も野澤は当たったけど佳史扶と松木が呼ばれず荒木が招集されて何もかも荒木1人に予想を狂わされた。なんとか他で帳尻を合わせたかった。
サガン鳥栖
予想 10位
結果 20位
まさかのブービー。夏も冬も主力を何人も引き抜かれまくってることを思えば何ら不思議ではないとは言えそれでも毎年中位を守ってきたのが鳥栖だったからこそ他所を先に予想したうえで空いた順位に鳥栖を据える消去法的予想だったのだが。これが移籍情報をベースとした予想の限界なのかもしれない。
北海道コンサドーレ札幌
予想 11位
結果 19位
鳥栖に続きまさかの降格2クラブ目。5年連続で10~12位で大安定だった札幌が遂に。10~12位で予想しておけばOKなどと適当な予想をしたしっぺ返しとでも言わんばかりの結果。でも鳥栖と違って昨オフの移籍をちゃんと振り返れば確かにこれまでに無い引き抜かれ方をしているのでこっちは鳥栖よりは納得。
アビスパ福岡
予想 12位
結果 12位
2023年の予想結果を受けて「お騒がせ乱高下クラブ」と評した福岡がようやく納得の順位に落ち着いて予想的中。22年総得点ビリ、23年総得点15位で24年はまたビリ。前年からの5位ダウンは山岸が抜けた分が直に響いたと見ていいのでは。
名古屋グランパス
予想 13位
結果 11位
個人的に昨オフの移籍ではノーマークだった三國が守備の要としてハマり逆に最も期待されたであろう山岸が負傷離脱もあり2ゴール止まりに終わった名古屋。シーズン後半はカップ戦に全振りでリーグ戦を捨てたのかも。
町田ゼルビア
予想 14位
結果 3位
フォーメーションと保持率から柏以上鹿島未満と予想したらまさか鹿島より上位で終わるとは。15節から28節までの間首位を守り優勝した神戸より長く首位に立ってたものの夏に平河が移籍したり怪我人が出たこともあって31節から5試合勝ち無し。J1初挑戦でこの結果は立派。
アルビレックス新潟
予想 15位
結果 16位
予想時に「主力が離脱しても的確に補うフロント」と評したものの開幕後の引き抜きにはさすがに対応し切れず右SBの藤原の総出場時間はチーム最長3323分。昨オフの移籍も例年になく主力の流出が多かったことも痛手だった様子。差し当たっての問題は19点も増えた失点から守備の改善か。
柏レイソル
予想 16位
結果 17位
柏の生き死には細谷次第、と予想したが正直十中八九移籍する前提の順位予想だった。出て行っても補強で帳尻合わせてなんとか残留という想定だったが細谷は出て行かず補強も垣田を獲得したものの予想の1つ下でギリギリの残留という結果。木下はチーム内トップスコアラーだし関根は1年で海外旅立つほどブレイクしたし上手くいったように見える昨オフの補強もマイナス収支という見方は外れていなかったのでは。
湘南ベルマーレ
予想 17位
結果 15位
15,16,17位はシャッフルするだけで当たってた僅差で正直外した気がしない。大橋が抜けた穴はさぞ大きかろうと予想したが2桁得点のFWを3人も出し直近のJ1の9シーズンで最多の53得点。にもかかわらず昨季同様の15位というのは素直に喜んでいいのかどうか。
ジュビロ磐田
予想 18位
結果 18位
横内監督の手腕には期待してたもののブラジル人ガチャ4連という補強の怪しさから降格予想したら的中。ジャーメインの骨折とかCBの五輪招集とか、どちらもそんなに長くないとは言え当落線上の磐田にはかなり効いたか。
京都サンガ
予想 19位
結果 14位
シーズン前半で3勝11敗5分けで後半が9勝4敗6分けと露骨な右肩上がり。夏にブラジル人ガチャで大当たりを引いたのは誰でも分かる変化だがそれだけでここまでの勝ち点ペースに回復するものかどうか。
東京ヴェルディ
予想 20位
結果 6位
予想から最も遠い結果を出してくれたヴェルディ。ポポヴィッチにしろ城福にしろ何人かの監督にとってJ1リベンジ成功のシーズンになったように思えた。やはり堅固な守備を構築できるチームは簡単には落ちない。
2024 J1リーグ 順位予想
浦和レッズ
予想 1位
結果 13位
怪我人出し過ぎ。
サンフレッチェ広島
予想 2位
結果 2位
行くなら満田が最有力候補で次点で東だと思っていた海外移籍はなんと川村、大橋の移籍というどちらもノーマークの選手が移籍したものの開幕してからの新井獲得や川辺の3年ぶりの復帰等もあり予想通りの2位。もう少しターンオーバーして負担を分散できれば終盤失速することも無かったかも?
横浜Fマリノス
予想 3位
結果 9位
シーズン前半はACL8試合、後半にACLE6試合、天皇杯5試合、ルヴァンカップ4試合、リーグ戦38試合、計61試合。2023年に60試合こなしてボロボロになったレッズを見てる側からすれば9位でもよくぞ戦ったと健闘を称えたい。
川崎フロンターレ
予想 4位
結果 8位
広島同様行くかもと予想した2人が海外に行かず瀬古と大南というノーマークの2人が海外移籍。何せ6年間も4位以内をキープし4度優勝してる川崎なので2023年の8位からなんだかんだで修正してくるだろうと予想していたが2年連続8位。長らくJ1の王者として君臨してきた神奈川2強が揃ってこの順位に落ち着いたのは一時代の終焉を感じるとともに順位予想もこれまで通りとはいかないのかもしれない。
ヴィッセル神戸
予想 5位
結果 1位
まさかの連覇。しかも天皇杯まで獲って2冠。予想通り夏の主力放出も特に無し。怪我人もそこそこ出したしACLも並行するなら昨季よりも順位を落とすのがセオリーのはずだったが吉田監督が想像以上にターンオーバーが上手すぎた。5位予想をしたこちらとしては昨オフ獲得選手の見積もりが甘すぎたか。まさか宮代があんなハマるとは思っていなかったので。
鹿島アントラーズ
予想 6位
結果 5位
「今年こそは」と下振れを予想すると定位置の5位をとるのが鹿島。2年連続で同じミス。まるで成長していない……
ガンバ大阪
予想 7位
結果 4位
ハズレはハズレだけどもこの結果は褒められてもいいと思っている。13位,15位,16位からの7位予想が予想を超えて4位フィニッシュなんて誰が予想できるものか。夏の海外流出は半田を予想したが行かずに山本が移籍。入れ替わりで加入した林は怪我で全然出れず7月半ばから9試合勝ち無しで失速。課題は夏。
セレッソ大阪
予想 8位
結果 10位
予想時は得点力不足を課題に挙げ課題解決はブエノに託された?と書いたら2年目のレオセアラが大爆発し21ゴールを量産。にもかかわらず総得点はリーグ16位の43ゴール。毎熊の移籍は予想通り。ガンバ同様夏に8試合勝ち無しで失速。個人的に気になるのはフォーメーションをやたら弄っているところ。監督が交代してるレッズでも2種なのに交代してないセレッソは4種も使って全て6試合以上試している。
FC東京
予想 9位
結果 7位
誤差の範囲内のズレではあるもののこの2位差を生んだのは確実に荒木。松木の海外移籍も読み通りだし五輪招集も野澤は当たったけど佳史扶と松木が呼ばれず荒木が招集されて何もかも荒木1人に予想を狂わされた。なんとか他で帳尻を合わせたかった。
サガン鳥栖
予想 10位
結果 20位
まさかのブービー。夏も冬も主力を何人も引き抜かれまくってることを思えば何ら不思議ではないとは言えそれでも毎年中位を守ってきたのが鳥栖だったからこそ他所を先に予想したうえで空いた順位に鳥栖を据える消去法的予想だったのだが。これが移籍情報をベースとした予想の限界なのかもしれない。
北海道コンサドーレ札幌
予想 11位
結果 19位
鳥栖に続きまさかの降格2クラブ目。5年連続で10~12位で大安定だった札幌が遂に。10~12位で予想しておけばOKなどと適当な予想をしたしっぺ返しとでも言わんばかりの結果。でも鳥栖と違って昨オフの移籍をちゃんと振り返れば確かにこれまでに無い引き抜かれ方をしているのでこっちは鳥栖よりは納得。
アビスパ福岡
予想 12位
結果 12位
2023年の予想結果を受けて「お騒がせ乱高下クラブ」と評した福岡がようやく納得の順位に落ち着いて予想的中。22年総得点ビリ、23年総得点15位で24年はまたビリ。前年からの5位ダウンは山岸が抜けた分が直に響いたと見ていいのでは。
名古屋グランパス
予想 13位
結果 11位
個人的に昨オフの移籍ではノーマークだった三國が守備の要としてハマり逆に最も期待されたであろう山岸が負傷離脱もあり2ゴール止まりに終わった名古屋。シーズン後半はカップ戦に全振りでリーグ戦を捨てたのかも。
町田ゼルビア
予想 14位
結果 3位
フォーメーションと保持率から柏以上鹿島未満と予想したらまさか鹿島より上位で終わるとは。15節から28節までの間首位を守り優勝した神戸より長く首位に立ってたものの夏に平河が移籍したり怪我人が出たこともあって31節から5試合勝ち無し。J1初挑戦でこの結果は立派。
アルビレックス新潟
予想 15位
結果 16位
予想時に「主力が離脱しても的確に補うフロント」と評したものの開幕後の引き抜きにはさすがに対応し切れず右SBの藤原の総出場時間はチーム最長3323分。昨オフの移籍も例年になく主力の流出が多かったことも痛手だった様子。差し当たっての問題は19点も増えた失点から守備の改善か。
柏レイソル
予想 16位
結果 17位
柏の生き死には細谷次第、と予想したが正直十中八九移籍する前提の順位予想だった。出て行っても補強で帳尻合わせてなんとか残留という想定だったが細谷は出て行かず補強も垣田を獲得したものの予想の1つ下でギリギリの残留という結果。木下はチーム内トップスコアラーだし関根は1年で海外旅立つほどブレイクしたし上手くいったように見える昨オフの補強もマイナス収支という見方は外れていなかったのでは。
湘南ベルマーレ
予想 17位
結果 15位
15,16,17位はシャッフルするだけで当たってた僅差で正直外した気がしない。大橋が抜けた穴はさぞ大きかろうと予想したが2桁得点のFWを3人も出し直近のJ1の9シーズンで最多の53得点。にもかかわらず昨季同様の15位というのは素直に喜んでいいのかどうか。
ジュビロ磐田
予想 18位
結果 18位
横内監督の手腕には期待してたもののブラジル人ガチャ4連という補強の怪しさから降格予想したら的中。ジャーメインの骨折とかCBの五輪招集とか、どちらもそんなに長くないとは言え当落線上の磐田にはかなり効いたか。
京都サンガ
予想 19位
結果 14位
シーズン前半で3勝11敗5分けで後半が9勝4敗6分けと露骨な右肩上がり。夏にブラジル人ガチャで大当たりを引いたのは誰でも分かる変化だがそれだけでここまでの勝ち点ペースに回復するものかどうか。
東京ヴェルディ
予想 20位
結果 6位
予想から最も遠い結果を出してくれたヴェルディ。ポポヴィッチにしろ城福にしろ何人かの監督にとってJ1リベンジ成功のシーズンになったように思えた。やはり堅固な守備を構築できるチームは簡単には落ちない。
2024年8月5日月曜日
2024 J1リーグ 第10節 名古屋グランパス戦の感想
名古屋はレッズのビルドアップ時はグスタフソンに森島がベッタリ張り付いてボールを入れさせない。名古屋のビルドアップ時には渡邊の裏に長いボールを蹴って開始5分までに3度も狙い撃ちにする等、事前によくレッズ対策を講じてきた動きを攻守に見せる。8分に倍井のファーストシュートもあり序盤の流れは名古屋が掴む。負けじとレッズも10分に中島がグラウンダーミドルを放つも単発に終わり続かない。
直後のボールキープでヒートアップしたサンタナが河面と揉めてイエローカードを貰う等、どう見てもレッズによくない流れになっていたにもかかわらず23分唐突に先制点をあげるレッズ。兆しがあったとすれば直前の前田とサンタナで高い位置でボールを奪ったプレス。これがスイッチになってその後の相手GKのスローに敦樹が前プレをかけ前田が続き石原も安居もサンタナも呼応した結果相手のミスを誘い転がり込んできたチャンスを今季初スタメンの安居が見事にモノにして見せた。
先制後、劇的に流れが変わることもなく互いに前からプレスをかけては蹴っ飛ばしロストするかセカンドボール争いからのトランジション勝負を繰り返し後ろから繋いでクリーンに前線に供給するような場面は双方に見られない。35分を過ぎたあたりでようやくレッズのビルドアップに改善が見られ敦樹か安居が下りて相手がそれについてきたら空けたスペースをグスタフソンが使う動きで相手を下げさせジワジワラインを上げる。39分にはグスタフソンと敦樹のエリア内シュートが生まれたかと思えば直後の40分にはロングボール一発で渡邊の裏を取られ折り返しを永井が合わせる決定機を作られ互いにまるで安定しない守備を見せつつ前半終了。
後半立ち上がり、名古屋は渡邊だけでなく石原の背後も狙うようになって50分までに1回の敵陣深い位置への進入と1回の決定機を作る。これを続けられれば一方的に押し込む時間を作れそうなものを前半にもあったように肝心なところでラフプレーをしてしまいその勢いを自ら殺いでいるように見えた。
かと言ってグスタフソンが米本に削られて得たプレー中断の時間でレッズが立て直しに成功したかというと全くそんなことはなく再開直後の57分には倍井の決定機を許しているがミートしなかったおかげで失点は免れた。その後も互いにシュートを打ったり打たれたりを繰り返す野球のような攻守交替を続けていたら67分に前田がエリア内で倒されPK獲得。サンタナが難なく決めてレッズの追加点。
結局その後も何本かシュートを浴びATにはCKから1点返されるもなんとか逃げ切り成功。2試合ぶりの勝利となった。
結果的には迂闊なラフプレーにより相手が自ら敗戦を招いたおかげでレッズは勝ち点3を得たが、それにしても90分一度も試合を落ち着かせることが出来ず終始バタバタしたまま終えたこの試合を見終えた感想は、とても勝ち試合を見た後のそれではなかった。気になるのはやはりボール非保持、守備の部分。相手をどこに誘導してどこで奪うかを設定しチーム全体で共有することは守備の基本のはずだが今のレッズを見ているとそれが徹底されているように見えない。連敗を経てもこの有様なので改善されることはこの先も期待できないのだろうか。
直後のボールキープでヒートアップしたサンタナが河面と揉めてイエローカードを貰う等、どう見てもレッズによくない流れになっていたにもかかわらず23分唐突に先制点をあげるレッズ。兆しがあったとすれば直前の前田とサンタナで高い位置でボールを奪ったプレス。これがスイッチになってその後の相手GKのスローに敦樹が前プレをかけ前田が続き石原も安居もサンタナも呼応した結果相手のミスを誘い転がり込んできたチャンスを今季初スタメンの安居が見事にモノにして見せた。
先制後、劇的に流れが変わることもなく互いに前からプレスをかけては蹴っ飛ばしロストするかセカンドボール争いからのトランジション勝負を繰り返し後ろから繋いでクリーンに前線に供給するような場面は双方に見られない。35分を過ぎたあたりでようやくレッズのビルドアップに改善が見られ敦樹か安居が下りて相手がそれについてきたら空けたスペースをグスタフソンが使う動きで相手を下げさせジワジワラインを上げる。39分にはグスタフソンと敦樹のエリア内シュートが生まれたかと思えば直後の40分にはロングボール一発で渡邊の裏を取られ折り返しを永井が合わせる決定機を作られ互いにまるで安定しない守備を見せつつ前半終了。
後半立ち上がり、名古屋は渡邊だけでなく石原の背後も狙うようになって50分までに1回の敵陣深い位置への進入と1回の決定機を作る。これを続けられれば一方的に押し込む時間を作れそうなものを前半にもあったように肝心なところでラフプレーをしてしまいその勢いを自ら殺いでいるように見えた。
かと言ってグスタフソンが米本に削られて得たプレー中断の時間でレッズが立て直しに成功したかというと全くそんなことはなく再開直後の57分には倍井の決定機を許しているがミートしなかったおかげで失点は免れた。その後も互いにシュートを打ったり打たれたりを繰り返す野球のような攻守交替を続けていたら67分に前田がエリア内で倒されPK獲得。サンタナが難なく決めてレッズの追加点。
結局その後も何本かシュートを浴びATにはCKから1点返されるもなんとか逃げ切り成功。2試合ぶりの勝利となった。
結果的には迂闊なラフプレーにより相手が自ら敗戦を招いたおかげでレッズは勝ち点3を得たが、それにしても90分一度も試合を落ち着かせることが出来ず終始バタバタしたまま終えたこの試合を見終えた感想は、とても勝ち試合を見た後のそれではなかった。気になるのはやはりボール非保持、守備の部分。相手をどこに誘導してどこで奪うかを設定しチーム全体で共有することは守備の基本のはずだが今のレッズを見ているとそれが徹底されているように見えない。連敗を経てもこの有様なので改善されることはこの先も期待できないのだろうか。
2024年8月3日土曜日
2024 J1リーグ 第9節 ガンバ大阪戦の感想
立ち上がりで主導権を握ったのはレッズ。ショルツのスタメン復帰、中島発スタメン、大久保のIH起用等幾つかトピックがあった中でビルドアップに積極的に関わろうとする大久保の存在が一際目立った。レッズのビルドアップにおけるグスタフソン封じが浸透しつつある中で7分のようにグスタフソンと入れ替わるようにアンカーポジションに下りてきたり、22分のように大久保にマークがつけばグスタフソンが浮いたり、大久保とグスタフソンが互いに活かし合う関係が良好だった。同じヴェルディ育ちの中島との相性も良さそうで14分には中島が下りて入れ替わりで大久保が前に出るシーンも確認。
例によってレッズが押し込めど崩せず、シュートも打てずにいると28分くらいから双方にファウルが増え度々試合が止まり退屈な時間に。同時に少しずつガンバのポゼッションが回復。互いにシュートも少なくこれといった決定機も無いまま前半終了。
HTに選手交代は互いに無し。45分右CKからホイブラーテンが頭で合わせる。47分には右サイドを崩してグスタフソンのシュートは枠外。51分サンタナのミドル。54分渡邊のファークロスに敦樹のヘッドはポスト直撃。後半立ち上がり立て続けにチャンスメイクするレッズ。
一方ガンバも50分唐山が渡邊を振り切って惜しいシーンも。64分にも唐山と交代で入った岸本に抜け出されエリア内で倒す危険なシーンも。前半も石原とウェルトンの1on1で危ういシーンがあった。レッズのウィークポイントはSBであることはわかっていたものの徐々にそれが顕著になる。
65分に前田と中島を下げて松尾と安居を投入すると直後の67分に渡邊のミドルを一森横っ飛びセーブ。徐々に試合が動きそうな気配。72分に2本あったような松尾への裏抜けロングボールが目立つレッズ。(どちらも通らない)
75分に大久保とショルツを下げて小泉と佐藤を投入するレッズ。すると直後の77分に坂本にエリア内でシュートを決められ失点。守備対応で言いたいことも無くはないが問題はむしろその直前。松尾が持ち上がったカウンターの局面でサンタナと小泉の2人しか上がってこなかったこと、三浦のディレイ対応に松尾が遅らされまんまと相手の帰陣を許し松尾はあえなくバックパス。この時点でカウンターが不発に終わっている。それに対しガンバは鈴木が敦樹からボールを奪うと一気にウェルトンまでロングボールを展開。エリア内でホイブラーテンと1on1になるもワンフェイント入れて坂本へラストパス、先制ゴールとスピードを落とすことなく見事にカウンターをやり切っている。しかもウェルトンがラストパスを出す直前エリア内にガンバの選手はウェルトン含め5人も揃っていた。鈴木が敦樹から奪った瞬間前に残っていたのは宇佐美とウェルトンの2人だけ。つまりあとの3人は自陣深い位置からしっかり走ってゴールの瞬間エリア内に飛び込んで見せた。ネガトラは互いにしっかりやってて互角だったとしてもポジトラでは残酷なまでにくっきり明確に差が出てしまった。
その後レッズは82分に敦樹を下げて興梠投入。前からは奪いに行かず自陣でしっかり構えて撤退守備のガンバ。押し込む時間も作りシュートも打てたものの決定機は作れないレッズ。そのまま危険なシーンをレッズに作らせることなく試合を締めて見せたガンバの勝利。
ウノゼロというスコア、失点した時間帯、クロスに中央で受けられての失点の仕方ということで前節と同じ負け方という印象を受けた人も多いかもしれないがミス連発で主導権を相手に握られた前節に対し多くの時間でゲームを支配したこの試合とでは内容に雲泥の差があった。まるで決定機を作れなかった前半に対し後半立ち上がりの猛攻。スコアが動いたシーンの直前に見せた両チームの振る舞いの差。示唆に富む試合だったように思う。
例によってレッズが押し込めど崩せず、シュートも打てずにいると28分くらいから双方にファウルが増え度々試合が止まり退屈な時間に。同時に少しずつガンバのポゼッションが回復。互いにシュートも少なくこれといった決定機も無いまま前半終了。
HTに選手交代は互いに無し。45分右CKからホイブラーテンが頭で合わせる。47分には右サイドを崩してグスタフソンのシュートは枠外。51分サンタナのミドル。54分渡邊のファークロスに敦樹のヘッドはポスト直撃。後半立ち上がり立て続けにチャンスメイクするレッズ。
一方ガンバも50分唐山が渡邊を振り切って惜しいシーンも。64分にも唐山と交代で入った岸本に抜け出されエリア内で倒す危険なシーンも。前半も石原とウェルトンの1on1で危ういシーンがあった。レッズのウィークポイントはSBであることはわかっていたものの徐々にそれが顕著になる。
65分に前田と中島を下げて松尾と安居を投入すると直後の67分に渡邊のミドルを一森横っ飛びセーブ。徐々に試合が動きそうな気配。72分に2本あったような松尾への裏抜けロングボールが目立つレッズ。(どちらも通らない)
75分に大久保とショルツを下げて小泉と佐藤を投入するレッズ。すると直後の77分に坂本にエリア内でシュートを決められ失点。守備対応で言いたいことも無くはないが問題はむしろその直前。松尾が持ち上がったカウンターの局面でサンタナと小泉の2人しか上がってこなかったこと、三浦のディレイ対応に松尾が遅らされまんまと相手の帰陣を許し松尾はあえなくバックパス。この時点でカウンターが不発に終わっている。それに対しガンバは鈴木が敦樹からボールを奪うと一気にウェルトンまでロングボールを展開。エリア内でホイブラーテンと1on1になるもワンフェイント入れて坂本へラストパス、先制ゴールとスピードを落とすことなく見事にカウンターをやり切っている。しかもウェルトンがラストパスを出す直前エリア内にガンバの選手はウェルトン含め5人も揃っていた。鈴木が敦樹から奪った瞬間前に残っていたのは宇佐美とウェルトンの2人だけ。つまりあとの3人は自陣深い位置からしっかり走ってゴールの瞬間エリア内に飛び込んで見せた。ネガトラは互いにしっかりやってて互角だったとしてもポジトラでは残酷なまでにくっきり明確に差が出てしまった。
その後レッズは82分に敦樹を下げて興梠投入。前からは奪いに行かず自陣でしっかり構えて撤退守備のガンバ。押し込む時間も作りシュートも打てたものの決定機は作れないレッズ。そのまま危険なシーンをレッズに作らせることなく試合を締めて見せたガンバの勝利。
ウノゼロというスコア、失点した時間帯、クロスに中央で受けられての失点の仕方ということで前節と同じ負け方という印象を受けた人も多いかもしれないがミス連発で主導権を相手に握られた前節に対し多くの時間でゲームを支配したこの試合とでは内容に雲泥の差があった。まるで決定機を作れなかった前半に対し後半立ち上がりの猛攻。スコアが動いたシーンの直前に見せた両チームの振る舞いの差。示唆に富む試合だったように思う。
2024年8月2日金曜日
2024 J1リーグ 第8節 柏レイソル戦の感想
この日の立ち上がりのレッズは2分に小泉が自陣エリア内で山田へのプレゼントパスであわや失点のピンチ。5分にグスタフソンが誰もいない逆サイドへのサイドチェンジで直接ラインを割る。11分にホイブラーテンがビルドアップで躓いてボールロストと、序盤のレッズはミスを連発。特に2分に小泉のミスは直後のCKも含めると計3発のシュートを打たれていてこの時間を無失点で切り抜けられたのは運が良かった。
レッズはミスから上手くボールを繋げず序盤は柏がボールを握る。柏はGKがエリアを出てビルドアップに参加する。CBとGKの3人で開始してレッズも前からプレスをかけようとはしないのにロングボール主体のビルドアップをする柏。最後方から蹴るときは中盤ライン際の川口やジエゴへ、もう少し前から蹴れるときは渡邊の裏へ戸嶋を走らせたり、石原と山田を競り合わせたり、対角にロングボールを入れてレッズのSBと勝負させていた。
しびれを切らしたようにサンタナが下りてくると少しレッズのビルドアップに改善が見られそうだったもののやはりミスが減らずまるで繋げない。背中を向けたサンタナの踵に向かってグスタフソンがボールを蹴った時はさすがに目を疑った。
25分くらいからようやくレッズのミスが減り小さく細かく繋いでリズムが掴めるようになり徐々にゴールにも迫っていたが相手のブロックが堅く放り込んでは跳ね返されシュート数は増えない。ミスが減ったため守備でも簡単にやられなくなり時折カウンターは食らうもののこちらもシュートは打たせず膠着状態のまま前半終了。
前半から引き続き早めに蹴っ飛ばす柏と対照的に打って変わってビルドアップで繋ごうとするレッズ。49分に小泉の枠外ミドル。53分にジエゴのヘッド。直後にサヴィオのヘッド。54分にサンタナのヘッドと、互いに1ターンずつ攻守交替するような展開ではあるものの作るチャンスの質は柏が上。組み立てはレッズがやや上手いがゴール前での振る舞いは圧倒的に柏が上。
レッズのビルドアップが通用したのは後半立ち上がりだけで柏がすぐにこれに対応し繋げなくなるとレッズもまた蹴っ飛ばすようになる。57分に小屋松、戸嶋を下げて木下、島村を投入する柏。59分にはレッズも小泉と前田を下げて中島と大久保を投入。
65分にミドル、71分にエリア内左足シュートと中島が徐々に存在感を発揮していた矢先の71分、木下の先制ゴールでついに試合が動く。レッズの左サイドを2人掛かりで突破しようとする相手に何故か渡邊1人で対応させられた結果自由にクロスを入れさせてしまったうえ、エリア内に十分に人数は揃っていたにもかかわらず死角から飛び込んで来る木下を誰も捉えることは出来なかった。
失点後もビルドアップの出口になったりフィニッシュに絡んだりと躍動したのは引き続き中島。75分には松尾を下げて安居を、78分には敦樹を下げて興梠を投入するも決定機どころかシュートもロクに増やせないレッズ。85分のサンタナのミドルでシュートは打ち止め。ラスト15分のポゼッションが柏38%レッズ62%とは信じられないくらいのノーチャンスのままあえなく敗戦。
スコアこそウノゼロという僅差の結果ながらも内容を総合的に振り返ると勝ち点3に相応しかったのは柏だったように思う。レッズのシュート数が8本に対し柏のシュート数が15本というスタッツにも十分それが表れている。やはり前半立ち上がりだけでなく90分通してやたらとミスが目立ったことが勝敗を分けたように思えてならない。相手のプレスによって誘発されるミスならいざ知らずノープレッシャー下での自発的なミスを度々目にすると、次々とスタメンどころかベンチからも消えていくレギュラー陣のことも相まって日頃のトレーニングとその強度に疑問の目を向けたくなる。この日唯一の収穫は中島のコンディションが良さそうなことくらい。
レッズはミスから上手くボールを繋げず序盤は柏がボールを握る。柏はGKがエリアを出てビルドアップに参加する。CBとGKの3人で開始してレッズも前からプレスをかけようとはしないのにロングボール主体のビルドアップをする柏。最後方から蹴るときは中盤ライン際の川口やジエゴへ、もう少し前から蹴れるときは渡邊の裏へ戸嶋を走らせたり、石原と山田を競り合わせたり、対角にロングボールを入れてレッズのSBと勝負させていた。
しびれを切らしたようにサンタナが下りてくると少しレッズのビルドアップに改善が見られそうだったもののやはりミスが減らずまるで繋げない。背中を向けたサンタナの踵に向かってグスタフソンがボールを蹴った時はさすがに目を疑った。
25分くらいからようやくレッズのミスが減り小さく細かく繋いでリズムが掴めるようになり徐々にゴールにも迫っていたが相手のブロックが堅く放り込んでは跳ね返されシュート数は増えない。ミスが減ったため守備でも簡単にやられなくなり時折カウンターは食らうもののこちらもシュートは打たせず膠着状態のまま前半終了。
前半から引き続き早めに蹴っ飛ばす柏と対照的に打って変わってビルドアップで繋ごうとするレッズ。49分に小泉の枠外ミドル。53分にジエゴのヘッド。直後にサヴィオのヘッド。54分にサンタナのヘッドと、互いに1ターンずつ攻守交替するような展開ではあるものの作るチャンスの質は柏が上。組み立てはレッズがやや上手いがゴール前での振る舞いは圧倒的に柏が上。
レッズのビルドアップが通用したのは後半立ち上がりだけで柏がすぐにこれに対応し繋げなくなるとレッズもまた蹴っ飛ばすようになる。57分に小屋松、戸嶋を下げて木下、島村を投入する柏。59分にはレッズも小泉と前田を下げて中島と大久保を投入。
65分にミドル、71分にエリア内左足シュートと中島が徐々に存在感を発揮していた矢先の71分、木下の先制ゴールでついに試合が動く。レッズの左サイドを2人掛かりで突破しようとする相手に何故か渡邊1人で対応させられた結果自由にクロスを入れさせてしまったうえ、エリア内に十分に人数は揃っていたにもかかわらず死角から飛び込んで来る木下を誰も捉えることは出来なかった。
失点後もビルドアップの出口になったりフィニッシュに絡んだりと躍動したのは引き続き中島。75分には松尾を下げて安居を、78分には敦樹を下げて興梠を投入するも決定機どころかシュートもロクに増やせないレッズ。85分のサンタナのミドルでシュートは打ち止め。ラスト15分のポゼッションが柏38%レッズ62%とは信じられないくらいのノーチャンスのままあえなく敗戦。
スコアこそウノゼロという僅差の結果ながらも内容を総合的に振り返ると勝ち点3に相応しかったのは柏だったように思う。レッズのシュート数が8本に対し柏のシュート数が15本というスタッツにも十分それが表れている。やはり前半立ち上がりだけでなく90分通してやたらとミスが目立ったことが勝敗を分けたように思えてならない。相手のプレスによって誘発されるミスならいざ知らずノープレッシャー下での自発的なミスを度々目にすると、次々とスタメンどころかベンチからも消えていくレギュラー陣のことも相まって日頃のトレーニングとその強度に疑問の目を向けたくなる。この日唯一の収穫は中島のコンディションが良さそうなことくらい。
2024年7月31日水曜日
2024 J1リーグ 第6節 FC東京戦の感想
中断期間はレッズの試合を振り返れるだけ振り返る時間に充てることに。というわけで抜けてた6節FC東京戦の振り返りから。
立ち上がりホイブラーテンとグスタフソンがかぶってロストしたり、クリアしようとして飛び出した佐藤がかわされたりとドタバタした守備を見せたものの直ぐにレッズが保持して東京が構える構図に落ち着く。CBからSBに斜めにボールを出すところまでは自由にやらせてもらえるもののその先のブロックは堅く早々にロングボールを選択すると前線のシンプル球際勝負のほうが分がありそうで珍しく早い時間からシュートを量産するレッズ。
決定機も作ったが決め切れずにいると11分に2度もレッズの右サイドの深い位置を抉られ2度ともマイナスショートパスを許し高宇洋のグラウンダーミドルを決められてしまう。ゴール直前の松木の岩尾へのファウルにより先制点は取り消しにはなったもののやらせてはいけないプレーを短時間に2度許してしまうのは見ている側としては大きな不安を抱かせた。
15分以降東京はCBにもプレスをかけるようになるとレッズはSBへのロングボールでプレス回避。ただ20分までに3度酒井へとボールが渡るも1度もシュートには至れない。むしろ18分の前田の決定機のような中盤で奪ってからのカウンターのほうが可能性を感じさせる場面も。21分にはようやく後ろから繋いで敦樹のクロスを放り込む惜しい場面も作れて徐々にゴールが近付く。直後の23分に押し込まれた状態から自陣でボールを奪うと前を向いたサンタナがハーフウェイラインからのロングシュートを放ちこれが綺麗にゴールに吸い込まれ先制点に。
先制後もセカンドボールを奪ってからのカウンターで28分に渡邊の惜しいシュート。かと思えば直後のCKを奪ってのカウンターで一気に安斎のシュートまで持っていく東京。36分にまたも敦樹がハーフレーンを縦に突破してのマイナスクロスは相手にクリアされ直後の37分サンタナのミドルは右に逸れて枠外。互いにシュートは打ち合ってはいたものの作ったチャンスの質は贔屓目抜きに見てもレッズが上だったように思われる。
HTは共に交代選手なし。後半は立ち上がりから東京が一方的に攻め込み開始4分であっという間に同点を奪う。前半から脆さを露呈していたレッズの右サイドをまたも簡単に崩されての失点を見るや前田と酒井の同サイドの2人を即座に交代するヘグモ監督。失点後も選手交代後もまるで押し返せないレッズ。ボールを持てる時間は作れても前半に比べゴールに迫ることが全くできなくなってしまった。57分にはついに松木に逆転弾を許してしまう。
このあっという間の逆転劇は自分なりに整理してみたところ、前半11分までに見せていたレッズの弱みと東京の強みを東京がもう一度思い出したことに尽きる。レッズの弱みというのはちょっとプレスをかければ簡単にミスを誘発できる選手を集中的に狙われたこと。同点弾を食らった場面で失点に直結するミスを犯した選手はその2分前にも似たような抜かれ方をしていたり、逆転弾を食らった場面で競り合いに勝てなかった選手もまた同様に直前にロングボールで狙われていたり、意図した場面に意図した選手をぶつけることで勝てる勝負だけを挑むようなそんなイメージ。
逆転後の東京はしっかり後ろで構えて無理に奪いに行かず最終ラインでパスを迎撃する形に移行。多少は敵陣までボールを運べるようになるもシュートは遠いレッズ。この時間最も奮闘していたのは渡邊。酒井が抜けては右SBに入り、大畑が抜けて石原が入れば左SBに移されこの日3つのポジションを任されたがいずれも器用に対応して見せた。
終盤に渡邊や敦樹が惜しいミドルを放つシーンもあったものの最後まで相手の壁は破れずまたしても国立で敗戦。
なまじ前半先制後に相手に弱みを見せることなく無難に20分をこなすどころかむしろレッズが優勢に試合を進めただけにHTに選手交代をする選択肢はさすがに無かった。後半最初に弱点を露呈してからもう少し時間を稼げていれば決断できていたかもしれない。余りにも短時間の間に連続で狙われてしまい耐えることもできなかった。逆転弾までの流れを見ても相手は徹底していた。あらゆる状況に対し交代策のみで全て対応するのは無理があるためピッチ内の選手たちの対応力のようなものが問われた試合だったように思う。耐え切れば流れを変えられるはずの時間帯に耐え切れなかった。選手個人というより集団として組織としてこの敗戦を糧に成長して欲しい。
立ち上がりホイブラーテンとグスタフソンがかぶってロストしたり、クリアしようとして飛び出した佐藤がかわされたりとドタバタした守備を見せたものの直ぐにレッズが保持して東京が構える構図に落ち着く。CBからSBに斜めにボールを出すところまでは自由にやらせてもらえるもののその先のブロックは堅く早々にロングボールを選択すると前線のシンプル球際勝負のほうが分がありそうで珍しく早い時間からシュートを量産するレッズ。
決定機も作ったが決め切れずにいると11分に2度もレッズの右サイドの深い位置を抉られ2度ともマイナスショートパスを許し高宇洋のグラウンダーミドルを決められてしまう。ゴール直前の松木の岩尾へのファウルにより先制点は取り消しにはなったもののやらせてはいけないプレーを短時間に2度許してしまうのは見ている側としては大きな不安を抱かせた。
15分以降東京はCBにもプレスをかけるようになるとレッズはSBへのロングボールでプレス回避。ただ20分までに3度酒井へとボールが渡るも1度もシュートには至れない。むしろ18分の前田の決定機のような中盤で奪ってからのカウンターのほうが可能性を感じさせる場面も。21分にはようやく後ろから繋いで敦樹のクロスを放り込む惜しい場面も作れて徐々にゴールが近付く。直後の23分に押し込まれた状態から自陣でボールを奪うと前を向いたサンタナがハーフウェイラインからのロングシュートを放ちこれが綺麗にゴールに吸い込まれ先制点に。
先制後もセカンドボールを奪ってからのカウンターで28分に渡邊の惜しいシュート。かと思えば直後のCKを奪ってのカウンターで一気に安斎のシュートまで持っていく東京。36分にまたも敦樹がハーフレーンを縦に突破してのマイナスクロスは相手にクリアされ直後の37分サンタナのミドルは右に逸れて枠外。互いにシュートは打ち合ってはいたものの作ったチャンスの質は贔屓目抜きに見てもレッズが上だったように思われる。
HTは共に交代選手なし。後半は立ち上がりから東京が一方的に攻め込み開始4分であっという間に同点を奪う。前半から脆さを露呈していたレッズの右サイドをまたも簡単に崩されての失点を見るや前田と酒井の同サイドの2人を即座に交代するヘグモ監督。失点後も選手交代後もまるで押し返せないレッズ。ボールを持てる時間は作れても前半に比べゴールに迫ることが全くできなくなってしまった。57分にはついに松木に逆転弾を許してしまう。
このあっという間の逆転劇は自分なりに整理してみたところ、前半11分までに見せていたレッズの弱みと東京の強みを東京がもう一度思い出したことに尽きる。レッズの弱みというのはちょっとプレスをかければ簡単にミスを誘発できる選手を集中的に狙われたこと。同点弾を食らった場面で失点に直結するミスを犯した選手はその2分前にも似たような抜かれ方をしていたり、逆転弾を食らった場面で競り合いに勝てなかった選手もまた同様に直前にロングボールで狙われていたり、意図した場面に意図した選手をぶつけることで勝てる勝負だけを挑むようなそんなイメージ。
逆転後の東京はしっかり後ろで構えて無理に奪いに行かず最終ラインでパスを迎撃する形に移行。多少は敵陣までボールを運べるようになるもシュートは遠いレッズ。この時間最も奮闘していたのは渡邊。酒井が抜けては右SBに入り、大畑が抜けて石原が入れば左SBに移されこの日3つのポジションを任されたがいずれも器用に対応して見せた。
終盤に渡邊や敦樹が惜しいミドルを放つシーンもあったものの最後まで相手の壁は破れずまたしても国立で敗戦。
なまじ前半先制後に相手に弱みを見せることなく無難に20分をこなすどころかむしろレッズが優勢に試合を進めただけにHTに選手交代をする選択肢はさすがに無かった。後半最初に弱点を露呈してからもう少し時間を稼げていれば決断できていたかもしれない。余りにも短時間の間に連続で狙われてしまい耐えることもできなかった。逆転弾までの流れを見ても相手は徹底していた。あらゆる状況に対し交代策のみで全て対応するのは無理があるためピッチ内の選手たちの対応力のようなものが問われた試合だったように思う。耐え切れば流れを変えられるはずの時間帯に耐え切れなかった。選手個人というより集団として組織としてこの敗戦を糧に成長して欲しい。
2024年4月11日木曜日
2024 J1リーグ 第7節 サガン鳥栖戦の感想
6節FC東京戦は4節湘南戦同様まともに視聴できなかったため感想を断念し7節の感想。
開始4分でいきなり先制してしまったためもう少しイーブンの時間が長ければどうなっていたかわからないがこの日のレッズの守備は前からのプレスがかなり上手くハマっていた。1分に敵陣左サイドで奪い、14分に敵陣右サイドで奪い、23分に敵陣中央で奪い、31分に敵陣左サイドで奪う他、GKまで何度もボールを戻させ蹴らせてラインを割らせてレッズのスローインにしていた。ただ14分のショートカウンターなどはシュートまで打ててはいたもののこれらのショートカウンターから決定機自体は多く作れなかった。
全ての前プレスで必ず奪い切るなどということは不可能なので網を抜け出されることもあったが、肝心なところで相手にミスが出ることとそのミスを見逃さずに素早い切り替えで帰陣した選手がボールを奪うなど、こと守備においての意識の高さは際立っていた。
前半で相手に作られた危険な形として12分にブロックの外で原田が受けて菊地に斜めに出しエリア内で折り返しを許しそうになったシーンがあるが、その後31分に似たようなシーンでは松尾が下がって5-4-1のような形を作って対応。37分には飛び出して穴を空けた渡邊の裏を堀米に使われたもののホイブラーテンがカバーし事なきを得た。どちらも見事に修正してセーフティに対応していた。
HTに鳥栖はヴィニシウスと福田を交代し富樫と横山を投入。キャラクターが変わったこともあって前半より鳥栖のプレスは強みを増す。しかしレッズは簡単に引かず前半から引き続き前に出続け後半開始5分でエリア内からシュートを2本放つどころか52分には松尾の追加点まで生まれる。
その後も55分に敦樹の決定機、73分に松尾と交代で入った中島のシュート、75分にもミートしなかったものの敦樹の決定機、79分にも中島の決定機と鳥栖にはチャンスを作らせずペースを握り続けたまま迎えた82分には前田と交代で入った大久保の追加点で3-0にする。
試合終了まで流れを渡さず最後までレッズが試合を支配したまま3-0で快勝した。
点差以上の圧倒的な試合内容で久々にこんなワンサイドゲームを見た気がする。先制されても流れを握られたままでも相手が変化を見せず、或いは変化したものの効果を発揮しなかったためレッズとしては何一つ試された感が無かったように思える。ただ相手の調子が悪かった、チームとして仕上がっていなかったとしてもそんな相手にすら勝てないよりはずっといいのは言うまでもないことなので内容と結果を伴って勝てたことは称賛するべき。
6節で生まれた課題の解決については8節でまた検証していきたい。
開始4分でいきなり先制してしまったためもう少しイーブンの時間が長ければどうなっていたかわからないがこの日のレッズの守備は前からのプレスがかなり上手くハマっていた。1分に敵陣左サイドで奪い、14分に敵陣右サイドで奪い、23分に敵陣中央で奪い、31分に敵陣左サイドで奪う他、GKまで何度もボールを戻させ蹴らせてラインを割らせてレッズのスローインにしていた。ただ14分のショートカウンターなどはシュートまで打ててはいたもののこれらのショートカウンターから決定機自体は多く作れなかった。
全ての前プレスで必ず奪い切るなどということは不可能なので網を抜け出されることもあったが、肝心なところで相手にミスが出ることとそのミスを見逃さずに素早い切り替えで帰陣した選手がボールを奪うなど、こと守備においての意識の高さは際立っていた。
前半で相手に作られた危険な形として12分にブロックの外で原田が受けて菊地に斜めに出しエリア内で折り返しを許しそうになったシーンがあるが、その後31分に似たようなシーンでは松尾が下がって5-4-1のような形を作って対応。37分には飛び出して穴を空けた渡邊の裏を堀米に使われたもののホイブラーテンがカバーし事なきを得た。どちらも見事に修正してセーフティに対応していた。
HTに鳥栖はヴィニシウスと福田を交代し富樫と横山を投入。キャラクターが変わったこともあって前半より鳥栖のプレスは強みを増す。しかしレッズは簡単に引かず前半から引き続き前に出続け後半開始5分でエリア内からシュートを2本放つどころか52分には松尾の追加点まで生まれる。
その後も55分に敦樹の決定機、73分に松尾と交代で入った中島のシュート、75分にもミートしなかったものの敦樹の決定機、79分にも中島の決定機と鳥栖にはチャンスを作らせずペースを握り続けたまま迎えた82分には前田と交代で入った大久保の追加点で3-0にする。
試合終了まで流れを渡さず最後までレッズが試合を支配したまま3-0で快勝した。
点差以上の圧倒的な試合内容で久々にこんなワンサイドゲームを見た気がする。先制されても流れを握られたままでも相手が変化を見せず、或いは変化したものの効果を発揮しなかったためレッズとしては何一つ試された感が無かったように思える。ただ相手の調子が悪かった、チームとして仕上がっていなかったとしてもそんな相手にすら勝てないよりはずっといいのは言うまでもないことなので内容と結果を伴って勝てたことは称賛するべき。
6節で生まれた課題の解決については8節でまた検証していきたい。
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