2025年2月14日金曜日

2025 J1リーグ 順位予想

今年は結構ジンクスとかオカルトを根拠に予想した順位もあり。
昨年に続いて「離脱」は夏に海外移籍しそうな選手。

■予想順位

1位 浦和レッズ
ここだけは毎年全力で思考停止。

2位 サンフレッチェ広島
離脱予想:田中、満田、東、中野

就任初年度から3位、翌年3位、そして昨季は準優勝とついに優勝まであと1歩のところまでこぎ着けたスキッベ監督もついに4年目。ともすればマンネリ化してしまいそうな危険を孕む長期政権にここらで何か変化を加えたくなるものだが今オフの移籍も例年通りの少数精鋭。28歳でまさかの欧州移籍しちゃったから30歳ならどうだ?ってことでジャーメイン獲得。松本の代役は田中か井上ということで移籍収支はプラス。課題は終盤失速の原因になっていたと思われるACL2が今季はJ1開幕からあること。夏に海外行きそうな有望な20代前半を多く抱えていることや25-26のACLEにも出ることになるのでさらなる補強が夏にあるかどうか。

3位 鹿島アントラーズ
離脱予想:濃野

2024J1監督大移動の1人目鬼木監督就任ということで誰か1人くらい教え子を連れていくかなと思ったものの川崎からの加入は無し。8年間川崎を率いた鬼木監督のサッカーに最も必要な選手は家長と谷口と仮定。家長役を鈴木に任命したとして谷口は誰かとなると植田も関川もタイプが違うように思える。利き足が同じ左足ということで新加入キムテヒョンが一番近いようにすら思える。しかし実際にテヒョンをCBに起用した場合最も手薄な左SBは昨季と同じく安西1人に全て背負わせることになるのだろうか。

4位 ヴィッセル神戸
離脱予想:宮代

シーズン後半からのACLが負担になって失速するだろうと予想したらまるでに苦にせず勝ち進むどころか天皇杯まで獲って2冠達成した神戸に対し、本当に甘すぎる予想をしたとこれでも反省したつもりなのだがそれでも3連覇予想はできない。それくらい新加入選手が少ない。山口が抜けた穴は怪我で戦線離脱していた間に別の選手がしっかり埋めて優勝を果たしたのでいいとしても初瀬の穴埋めはしなくていいのか。左SB自体は本多も半分くらい務めていたからいいとしてもFK、CK、クロスと計7アシストの選手を失う痛手をどうリカバーするのか。神戸最大のストロングポイントだと思っていた夏の補強もここ2年はおとなしめ。

5位 町田ゼルビア
離脱予想:藤尾、林

様々な方面で旋風を巻き起こしJ1初参戦で3位という輝かしい成績を残した町田。ストーブリーグでも派手にリーグ最多の20人放出。移籍した選手の中で最多出場時間は藤本の1829分。鈴木が抜けて中村を獲り、柴戸が抜けて前を獲り、そして藤本が抜けたポジションは相馬に何とかしてもらう算段かと思われる。シーズン後半から始まるこれまた初参戦となるACLEは負担になるかどうか。

6位 横浜Fマリノス
離脱予想:山根

キャンプレポートからは3-4-2-1を導入してるらしい。ゼロからのチーム作りとも書いてありリーグ3位の61得点や、対照的に多すぎるリーグ17位の62失点と、どちらも忘れてゼロベースの構築と考えていいのだろうか。実際チームを解体する勢いで放出したDFは計8人で加入したDFは4人。昨季の浦和レッズに怪我人が続出した原因の全てがもし2023の過密日程にあるとしたらマリノスはここからがほんとうの地獄なのかもしれない。

7位 FC東京
離脱予想:高、安斎

監督大移動第2弾。鹿島同様監督と共に新潟からFC東京へ移籍した選手は無し…のはずが昨年高が新潟から加入している。しかも高は松橋新潟のキーマンだったようで2023シーズンはGK小島に次ぐ出場時間2555分。新潟では専ら4-2-3-1でクラモフスキーは4-2-1-3ということで移行も特に問題なさそう。ただ2人で13ゴール稼いだディエゴと荒木が抜けてヒアンと佐藤で埋め切れるかどうか。

8位 アビスパ福岡
離脱予想:松岡、重見

監督大移動第3弾。何せ多方面に選手を売りまくってる鳥栖なので福岡にもミョンヒ監督の教え子は松岡、金森、岩崎、田代と4人もいる。中でも松岡は7位で終えた2021年の鳥栖を支えた重要選手。当時の鳥栖も2024福岡も3バックなのでFC東京同様移行はスムーズのはず。「前のチーム」と言われるほど福岡を象徴する選手になっていた前の移籍や宮やグローリ等放出した選手の合計出場時間は9450分。かなり痛手のように見えるが名古、見木、上島と何人もJ1即戦力を獲得しているので移籍収支はプラス。あとはリーグ最少の33得点という課題をどう解決するか。

9位 名古屋グランパス
離脱予想:三國

ランゲラックの抜けた穴にシュミット、ハチャンレの代わりに宮か佐藤、パトリックの代わりにカストロか浅野ということで移籍収支はプラス。長谷川監督就任以降の3年を振り返ると2022の総得点はリーグ16位、総失点は最少の1位。2023は得点は10位、失点は6位。2024は得点は14位、失点は8位。カストロ復帰が最大の朗報かと思われる名古屋だがカストロが最もいい数字を残した2020を長谷川監督の下では一度も越えられていない。ユンカーも開幕前に怪我。浅野も昨季は怪我が多かった。

10位 ガンバ大阪
離脱予想:半田

合わせて13ゴールを稼いだ坂本とダワンが抜けてるので誰がどう見ても移籍収支はマイナス。失点はリーグ2位の少なさなのに得点が10位でこっちを増やさなきゃならないのに高体連上がりとドイツ2部からの選手に託さなきゃならないのは厳しすぎる。怪我さえ治れば林もいるけど。唯一ポジれる要素は半田が移籍しなかったこと。

11位 東京ヴェルディ
離脱予想:林、谷口、木村

まさかの6位フィニッシュである意味町田以上のサプライズをもたらしたヴェルディの最大の敵は引き抜きかと思われたが主力放出は見木1人。4人も借りパク成功してることを思えば移籍収支はプラス。唯一の懸念は広島で2位、6位、8位、10位と毎年順位を落とし続けたことからも城福監督の2年目のジンクスが怖い。

12位 柏レイソル
離脱予想:細谷、古賀

関根サヴィオの主力放出は17位で命からがらJ1残留を果たした柏からすると誰もが降格予想をするほどの超痛手と言えそうだが2年リカルド監督を見てきたレッズサポからするとおそらくそれは無い。降格するクラブに共通して言えるのは守備が脆いことだがリカルド監督ならそこはきっと安定すると思う。課題はおそらく得点。昨季のトップスコアラー木下はレッズではたったの2分でリカルドに見限られてしまった。徳島時代の教え子の垣田に細谷の復調も期待されるが一番重要なピース岩尾役を誰が務めるのかが気になる。

13位 川崎フロンターレ
離脱予想:高井、山田、佐々木

水戸時代から数えて7年間長谷部監督に重用された前こそが長谷部サッカーの最重要キーマンだったように思われるが町田にかっさらわれた川崎。唯一薫陶を受けた遠野もマリノスへ移籍した。そもそも長谷部監督と川崎ではスタイルも真逆では?レッズサポ目線だとどうしても「継続性があるか?ないか?」ばっかり気になってしまう。移籍収支はプラマイゼロか微マイナスくらい。主力で抜けたのは遠野だけとは言え加入も新人と完全移籍を除いたらドイツ2部とJ3から2人だけ。

14位 セレッソ大阪
離脱予想:西尾、舩木

パパスが多用しているのは4-2-3-1。色々試した小菊監督がラスト2年で最も多かったのは4-1-2-3ということでどの道4バックは間違いなさそう。全得点の約半数を担ったレオセアラ移籍は相当なインパクトだがFWの助っ人外国人を3人も獲ってるので危機感は持ってそう。鳥海の穴は畠中で埋めるのはいいとしてもカピシャーバと為田が抜けたポジションはかなり手薄。3人の新助っ人の誰かがハマってくれなかったら終わりでは。

15位 ファジアーノ岡山
離脱予想:阿部

失点数はリーグ2位で得点数は10位なのが昇格時のヴェルディと似ている。3-4-2-1でボールを持たない所も似てる。ヴェルディの下位互換くらいを予想。主力放出はCB本山だけで江坂立田佐々木が加入してるので補強はプラス。ヴェルディの互換ということは守備はしっかりしていると見てJ1残留予想。

16位 横浜FC
離脱予想:山根

失点数はJ2最少で得点数は4位。髙橋の代わりに武蔵、カプリーニの代わりに駒井、ガブリエウの代わりに伊藤か山崎と概ね足りてそうだが井上の穴は誰が埋める?駒井にやらせたらカプリーニのポジションが空く。いずれにせよ後ろが厚めで前が手薄では。移籍収支は微マイナス。

17位 京都サンガ
離脱予想:福田、川﨑、佐藤

金子が抜けたCHのポジションは十分足りているので問題なし。豊川が抜けた右WGはマルコ1人なので薄い。本業は左WGの奥川にやらせるつもり?いつ落ちてもおかしくない危うい勝ち点推移を毎年しているが夏の補強がハマるのも毎年恒例になりつつあるので京都なりの残留パターンを習得したと言えるかも。

18位 アルビレックス新潟
離脱予想:秋山

樹森新監督はスポニチによると「基本的には4-4-2でやっていく」らしい。スタイル継承宣言もあったとのこと。金沢とのTM3本中2本練習生が出ている右SBは新加入ゲリアがやってくれそうなのでひとまず安心。ただでさえリーグ19位の失点数で守備の改善という課題もあるのに小島デン長倉が抜けた穴も埋めなければならないのは厳しすぎる。

19位 湘南ベルマーレ
離脱予想:池田、福田

「浦和レッズと第3節で試合したクラブは降格する」という9年続いていたジンクスが22年と23年は不発に終わり呪いは解けたかと思ったら札幌が降格して呪い復活。オカルトだけを信じて湘南を降格予想するのではなく、なんだかんだでずっと落ちないと思っていた鳥栖と札幌がついに落ちたことがこの予想に踏み切らせた。得点数がリーグ7位で失点数が16位というアンバランスさも札幌を彷彿とさせる。怪我人もかなり多かった。

20位 清水エスパルス
離脱予想:山原

清水を降格予想する根拠となるデータは一応あるもののこれも湘南同様ほぼオカルト。まず前提として昇格クラブは必ず1クラブは落ちるのが6年続いている。しかも落ちるのは決まって昇格した2か3クラブのうち(J2で)一番失点が多かったクラブだった。今年はそれが清水。主力が4人も抜けているが穴を埋め切れていないこともマイナス。

2025年1月21日火曜日

2024 J1リーグ 順位予想結果

3クラブ的中。15,16,17位は当てたかった。

2024 J1リーグ 順位予想

浦和レッズ
予想 1位
結果 13位


怪我人出し過ぎ。

サンフレッチェ広島
予想 2位
結果 2位


行くなら満田が最有力候補で次点で東だと思っていた海外移籍はなんと川村、大橋の移籍というどちらもノーマークの選手が移籍したものの開幕してからの新井獲得や川辺の3年ぶりの復帰等もあり予想通りの2位。もう少しターンオーバーして負担を分散できれば終盤失速することも無かったかも?

横浜Fマリノス
予想 3位
結果 9位


シーズン前半はACL8試合、後半にACLE6試合、天皇杯5試合、ルヴァンカップ4試合、リーグ戦38試合、計61試合。2023年に60試合こなしてボロボロになったレッズを見てる側からすれば9位でもよくぞ戦ったと健闘を称えたい。

川崎フロンターレ
予想 4位
結果 8位


広島同様行くかもと予想した2人が海外に行かず瀬古と大南というノーマークの2人が海外移籍。何せ6年間も4位以内をキープし4度優勝してる川崎なので2023年の8位からなんだかんだで修正してくるだろうと予想していたが2年連続8位。長らくJ1の王者として君臨してきた神奈川2強が揃ってこの順位に落ち着いたのは一時代の終焉を感じるとともに順位予想もこれまで通りとはいかないのかもしれない。

ヴィッセル神戸
予想 5位
結果 1位


まさかの連覇。しかも天皇杯まで獲って2冠。予想通り夏の主力放出も特に無し。怪我人もそこそこ出したしACLも並行するなら昨季よりも順位を落とすのがセオリーのはずだったが吉田監督が想像以上にターンオーバーが上手すぎた。5位予想をしたこちらとしては昨オフ獲得選手の見積もりが甘すぎたか。まさか宮代があんなハマるとは思っていなかったので。

鹿島アントラーズ
予想 6位
結果 5位


「今年こそは」と下振れを予想すると定位置の5位をとるのが鹿島。2年連続で同じミス。まるで成長していない……

ガンバ大阪
予想 7位
結果 4位


ハズレはハズレだけどもこの結果は褒められてもいいと思っている。13位,15位,16位からの7位予想が予想を超えて4位フィニッシュなんて誰が予想できるものか。夏の海外流出は半田を予想したが行かずに山本が移籍。入れ替わりで加入した林は怪我で全然出れず7月半ばから9試合勝ち無しで失速。課題は夏。

セレッソ大阪
予想 8位
結果 10位


予想時は得点力不足を課題に挙げ課題解決はブエノに託された?と書いたら2年目のレオセアラが大爆発し21ゴールを量産。にもかかわらず総得点はリーグ16位の43ゴール。毎熊の移籍は予想通り。ガンバ同様夏に8試合勝ち無しで失速。個人的に気になるのはフォーメーションをやたら弄っているところ。監督が交代してるレッズでも2種なのに交代してないセレッソは4種も使って全て6試合以上試している。

FC東京
予想 9位
結果 7位


誤差の範囲内のズレではあるもののこの2位差を生んだのは確実に荒木。松木の海外移籍も読み通りだし五輪招集も野澤は当たったけど佳史扶と松木が呼ばれず荒木が招集されて何もかも荒木1人に予想を狂わされた。なんとか他で帳尻を合わせたかった。

サガン鳥栖
予想 10位
結果 20位


まさかのブービー。夏も冬も主力を何人も引き抜かれまくってることを思えば何ら不思議ではないとは言えそれでも毎年中位を守ってきたのが鳥栖だったからこそ他所を先に予想したうえで空いた順位に鳥栖を据える消去法的予想だったのだが。これが移籍情報をベースとした予想の限界なのかもしれない。

北海道コンサドーレ札幌
予想 11位
結果 19位


鳥栖に続きまさかの降格2クラブ目。5年連続で10~12位で大安定だった札幌が遂に。10~12位で予想しておけばOKなどと適当な予想をしたしっぺ返しとでも言わんばかりの結果。でも鳥栖と違って昨オフの移籍をちゃんと振り返れば確かにこれまでに無い引き抜かれ方をしているのでこっちは鳥栖よりは納得。

アビスパ福岡
予想 12位
結果 12位


2023年の予想結果を受けて「お騒がせ乱高下クラブ」と評した福岡がようやく納得の順位に落ち着いて予想的中。22年総得点ビリ、23年総得点15位で24年はまたビリ。前年からの5位ダウンは山岸が抜けた分が直に響いたと見ていいのでは。

名古屋グランパス
予想 13位
結果 11位


個人的に昨オフの移籍ではノーマークだった三國が守備の要としてハマり逆に最も期待されたであろう山岸が負傷離脱もあり2ゴール止まりに終わった名古屋。シーズン後半はカップ戦に全振りでリーグ戦を捨てたのかも。

町田ゼルビア
予想 14位
結果 3位


フォーメーションと保持率から柏以上鹿島未満と予想したらまさか鹿島より上位で終わるとは。15節から28節までの間首位を守り優勝した神戸より長く首位に立ってたものの夏に平河が移籍したり怪我人が出たこともあって31節から5試合勝ち無し。J1初挑戦でこの結果は立派。

アルビレックス新潟
予想 15位
結果 16位


予想時に「主力が離脱しても的確に補うフロント」と評したものの開幕後の引き抜きにはさすがに対応し切れず右SBの藤原の総出場時間はチーム最長3323分。昨オフの移籍も例年になく主力の流出が多かったことも痛手だった様子。差し当たっての問題は19点も増えた失点から守備の改善か。

柏レイソル
予想 16位
結果 17位


柏の生き死には細谷次第、と予想したが正直十中八九移籍する前提の順位予想だった。出て行っても補強で帳尻合わせてなんとか残留という想定だったが細谷は出て行かず補強も垣田を獲得したものの予想の1つ下でギリギリの残留という結果。木下はチーム内トップスコアラーだし関根は1年で海外旅立つほどブレイクしたし上手くいったように見える昨オフの補強もマイナス収支という見方は外れていなかったのでは。

湘南ベルマーレ
予想 17位
結果 15位


15,16,17位はシャッフルするだけで当たってた僅差で正直外した気がしない。大橋が抜けた穴はさぞ大きかろうと予想したが2桁得点のFWを3人も出し直近のJ1の9シーズンで最多の53得点。にもかかわらず昨季同様の15位というのは素直に喜んでいいのかどうか。

ジュビロ磐田
予想 18位
結果 18位


横内監督の手腕には期待してたもののブラジル人ガチャ4連という補強の怪しさから降格予想したら的中。ジャーメインの骨折とかCBの五輪招集とか、どちらもそんなに長くないとは言え当落線上の磐田にはかなり効いたか。

京都サンガ
予想 19位
結果 14位


シーズン前半で3勝11敗5分けで後半が9勝4敗6分けと露骨な右肩上がり。夏にブラジル人ガチャで大当たりを引いたのは誰でも分かる変化だがそれだけでここまでの勝ち点ペースに回復するものかどうか。

東京ヴェルディ
予想 20位
結果 6位


予想から最も遠い結果を出してくれたヴェルディ。ポポヴィッチにしろ城福にしろ何人かの監督にとってJ1リベンジ成功のシーズンになったように思えた。やはり堅固な守備を構築できるチームは簡単には落ちない。