4/2(水) 19:30 埼玉スタジアム2002
まるで前節やられた鬱憤を晴らすかのように開始3分の先制に成功したレッズ。清水は元々のスタイルなのか前節から中3日というスケジュールからそうしたのかはわからないが失点したからといって遮二無二ハイプレスをかけて奪おうとせず、かと言ってレッズもそこまで積極的に前進しようとしないため終始ギアがローのままの前半。
この日はベンチスタートの関根に代わって入った石原がビルドアップで上手く絡めず右サイドからの前進はいつもよりぎこちないレッズ。それはグスタフソンに代わってスタメンに入った渡邊にも同じ事が言えて上手く前線にボールを供給できず引っかけられたりパスがズレたり前を向けないままバックパスが目立った。ベンチスタートの金子のポジションにサヴィオが入りいつものサヴィオのポジションにはスタメンで入った松尾は2人と対照的に荻原、松本と上手く連携してビルドアップの出口になっていた。
そんなビルドアップの拙さを狙われて強く前からかけられたわけでもないプレスに負けて自陣深い位置で奪われエリア内でアフメドフにシュートを許したのが10分。ズルズルラインを下げさせられて苦し紛れのロングボールを自陣で奪われたのが12分。ここは清水の時間。
一方清水のビルドアップはと言うと、ここ数試合の中盤で構えてミドルブロックを組むレッズの守備が安定していて後ろから繋いでクリーンに前線にボールを供給とはいかない。10分、12分のようなカウンターかロングボール放り込みが目立つ清水。拙いビルドアップと対照的に守備では安定感を見せる石原、渡邊の2人。清水はWBの2人を高い位置で幅を取らせてサイドチェンジを放り込んで来るため吉田と石原は何度もマッチアップするのだがサヴィオとのいい連携もありレッズの右サイドが破られることは無かった。
逆に左サイドが破られることもなく清水の前半のシュートを4本に抑え、ボールは持たせつつも肝心なところはやらせずじっくり構えてカウンターからあわよくばの追加点を狙う理想的なリード後の試合運びで前半を終えるレッズ。
清水はHTに前線のアフメドフ、西原、中原を一気に3枚替えして3-0で快勝した前節スタメンの北川、乾、松崎を投入。自陣で不用意なファウルでFKを献上する松尾や前半と変わって前から食いつく守備をしてしまったり活性化した相手の前線に翻弄され早速ミドルシュートを4本被弾し落ち着かない後半立ち上がり。
ようやく保持でも非保持でも落ち着きを見せてきた58分レッズに追加点。石原のクロスを宇野がクリアし切れず後ろにそらしファーでボレーを合わせたサヴィオが待望の移籍後初ゴール。
その後押し込まれつつも時折カウンターを見せる前半と同じような流れになっていた71分、サヴィオと松尾を下げて関根とグスタフソンを投入するレッズ。清水も宇野OUT矢島IN。この交代にどんな意図があったかはともかく全く落ち着かずにどんどん危険なシーンを作られ劣勢に陥るレッズ。たまらず76分には渡邊と松本を下げて大久保と原口を投入するレッズ。直後にグスタフソンのミスから乾の決定機をボザ渾身のクリア。直後のCKをあっさり決められ遂に失点。
ここから大崩れになるかと思われたが押し込まれ決定機も作られたものの辛くも逃げ切り成功。
到底結果オーライとは言い難い余りにも拙い試合運びを見せてしまったレッズの課題は明白。クローザー不在。止めを刺すチャンスで決め切れない決定力。特に前者は致命的ではあるものの1人の力でピッチ全体を支配できるわけではないのでチーム全体で意思統一を図ることが最優先。それはスコアが動いたり選手交代で試合の流れに変化が生まれそうになった時に重心をどこに置くかといった繊細な微調整であって「逃げ切ろう!守り切ろう!」といった大雑把な指示でまとまるものではなさそう。安易にキャプテンやらベテランやらのリーダーシップに頼るのも違う。力の入れ方抜き方といった緩急や強かさが何より必要だと思う。
2025年6月7日土曜日
2025年6月3日火曜日
2025 J1リーグ 第7節 セレッソ大阪戦の感想
3/28(金) 19:00 ヨドコウ桜スタジアム
前節鹿島戦で見られたようなGK、CBにはプレスに行かずまずジッと見る落ち着いたプレスはあまりにも早すぎる失点に焦ることもなくこの日も継続できていた。7:50から11:50くらいまでは何故か前から食いついてしまいそれを外され危うい時間帯になったもののそれ以外の時間では中盤でじっと構えてミドルブロックで上手くボールを絡めとっていた。
但しこれは相手が後ろから繋いできた時の話。先制点の立役者でもあるチアゴアンドラーデが25分アクシデントで柴山と交代すると先制点のシーン以来封印していた関根の裏へのロングボール大作戦を復活させて29分には畠中が、33分には登里がそれぞれ柴山を関根の裏に走らせるボールを蹴っていた。しかもこれがよく効いていて29分はなんとかタッチラインに逃げてCK献上。33分も何とかクリアしてスローイン献上。他にも何度か柴山にやられ相手がかなり裏抜けが上手いにしても前半の関根はまさに大炎上。
一方レッズと対照的にGK、CBにも前からプレスをかけようとするセレッソ。金子やサヴィオが幅を取って大外からの前進は中をしっかり固めて安易な放り込みを悉く跳ね返していたセレッソとしては許容しているように見えた。何度も左右に振ってやり直しを繰り返し西川からグスタフソンへの縦で上手くターンして楔をサンタナへ通した32分の形が前半一番いい形のビルドアップに見えた。決定機どころかシュートすら打てなかったものの。
前半終盤にカウンターから危ないシーンを作られたものの1-0でセレッソリードのまま前半終了。HTにレッズは松本と交代で松尾投入。追加点で止めを刺したいセレッソと何とか追いつきたいレッズで互いに点を取る気満々の後半立ち上がりはカウンターの応酬になって互いに危険なシーンを作るややオープンな展開。よりゴールに近付きより多く決定機を作ったのはセレッソ。この時間レッズの必死の守備で何とかゴールを守った、というよりは単にセレッソが決め切れなかっただけで完全に命拾いした体のレッズ。
69分にサヴィオとグスタフソンを下げて中島と怪我から復帰した渡邊を投入するレッズ。すると73分にはファウルで無効ではあったもののサンタナがネットを揺らすシーン。74分には金子のエリア内宇宙開発。78分には松尾のゴールを横断するクロス。次々チャンスメイクし確実にゴールに迫るレッズ。たまりかねたセレッソは80分中島と北野を下げて香川とブエノを投入。レッズも82分に金子を下げ原口投入。すると直後右サイドを突破した松尾のクロスにニアで原口が潰れ役になりファーに詰めた渡邊が押し込み同点ゴール。交代で入った3選手によってゴールが生まれ監督の采配ズバリとなった。
その後も逆転弾が生まれてもおかしくないチャンスを作り続けたのはレッズだったもののゴールには僅かに届かず逆転ならず。ドローで終わりセレッソとのアウェイゲームを5連敗でようやくストップできた。
4節までの非保持の振る舞いに比べたらこの日も含めた直近の3試合は守備面は随分マシにはなったと思うものの攻撃面で一番リソースを割いているはずの前半のうちにゴールが奪えないことが問題のように思える。交代で入った選手があれだけの効果的な攻撃を見せたのだから主力の見直しは必須では。
前節鹿島戦で見られたようなGK、CBにはプレスに行かずまずジッと見る落ち着いたプレスはあまりにも早すぎる失点に焦ることもなくこの日も継続できていた。7:50から11:50くらいまでは何故か前から食いついてしまいそれを外され危うい時間帯になったもののそれ以外の時間では中盤でじっと構えてミドルブロックで上手くボールを絡めとっていた。
但しこれは相手が後ろから繋いできた時の話。先制点の立役者でもあるチアゴアンドラーデが25分アクシデントで柴山と交代すると先制点のシーン以来封印していた関根の裏へのロングボール大作戦を復活させて29分には畠中が、33分には登里がそれぞれ柴山を関根の裏に走らせるボールを蹴っていた。しかもこれがよく効いていて29分はなんとかタッチラインに逃げてCK献上。33分も何とかクリアしてスローイン献上。他にも何度か柴山にやられ相手がかなり裏抜けが上手いにしても前半の関根はまさに大炎上。
一方レッズと対照的にGK、CBにも前からプレスをかけようとするセレッソ。金子やサヴィオが幅を取って大外からの前進は中をしっかり固めて安易な放り込みを悉く跳ね返していたセレッソとしては許容しているように見えた。何度も左右に振ってやり直しを繰り返し西川からグスタフソンへの縦で上手くターンして楔をサンタナへ通した32分の形が前半一番いい形のビルドアップに見えた。決定機どころかシュートすら打てなかったものの。
前半終盤にカウンターから危ないシーンを作られたものの1-0でセレッソリードのまま前半終了。HTにレッズは松本と交代で松尾投入。追加点で止めを刺したいセレッソと何とか追いつきたいレッズで互いに点を取る気満々の後半立ち上がりはカウンターの応酬になって互いに危険なシーンを作るややオープンな展開。よりゴールに近付きより多く決定機を作ったのはセレッソ。この時間レッズの必死の守備で何とかゴールを守った、というよりは単にセレッソが決め切れなかっただけで完全に命拾いした体のレッズ。
69分にサヴィオとグスタフソンを下げて中島と怪我から復帰した渡邊を投入するレッズ。すると73分にはファウルで無効ではあったもののサンタナがネットを揺らすシーン。74分には金子のエリア内宇宙開発。78分には松尾のゴールを横断するクロス。次々チャンスメイクし確実にゴールに迫るレッズ。たまりかねたセレッソは80分中島と北野を下げて香川とブエノを投入。レッズも82分に金子を下げ原口投入。すると直後右サイドを突破した松尾のクロスにニアで原口が潰れ役になりファーに詰めた渡邊が押し込み同点ゴール。交代で入った3選手によってゴールが生まれ監督の采配ズバリとなった。
その後も逆転弾が生まれてもおかしくないチャンスを作り続けたのはレッズだったもののゴールには僅かに届かず逆転ならず。ドローで終わりセレッソとのアウェイゲームを5連敗でようやくストップできた。
4節までの非保持の振る舞いに比べたらこの日も含めた直近の3試合は守備面は随分マシにはなったと思うものの攻撃面で一番リソースを割いているはずの前半のうちにゴールが奪えないことが問題のように思える。交代で入った選手があれだけの効果的な攻撃を見せたのだから主力の見直しは必須では。
2025年5月27日火曜日
2025 J1リーグ 第6節 鹿島アントラーズ戦の感想
3/16(日) 14:00 県立カシマサッカースタジアム
前半立ち上がり、ボールを握ったのは鹿島だったものの決定機どころかシュートすら打たせず逆にレッズは11分までに4本のシュートを計上。鹿島は2CBからビルドアップを開始するがこのCBがボールを持っている間はプレスに行かずジーっと見る。柴崎、樋口らボランチへの縦はバリバリ警戒。但しCBのラインまでボランチが下りるのは許容。SB、SHがブロックの外で持つのも許容。ブロックの外側から前進してタッチライン際で持った鹿島の選手がどうするかというとアーリークロスを放り込むか裏に走らせるスルーパスを出すかでどちらも成功率が低かった。特にレオセアラにボールを出した時のホイブラーテン、ボザのマークが徹底していて列を下りても裏に抜けようとしても絶対に通さんとばかりに先にボールに触ってブロックしていた。
一方レッズは流れを掴んではいたものの後ろからクリーンに繋いでシュートまで辿り着けることは無く11分までの4本のシュートはセットプレーかカウンターから。この日のビルドアップで目立ったのはSHが下りる動きを囮にして相手のボランチを釣り出して空いたスペースを使うやり方。7分はサヴィオが下りて樋口を引き付けグスタフソンがドリブルで抜き去り、20分は金子が下りて樋口を引き付け関根からサンタナへワンタッチで繋ぐ、26分には松本が下りて樋口を引き付け関根の縦をスルーし金子からのレイオフを受けて逆サイドへ展開していた。
28分あたりから鹿島のビルドアップに変化が見られシュートこそ打たせないもののやや危険なシーンが増える。外回りの前進をやめて出来るだけ中央か内側のレーンから繋ぐようになる。28分に関川から小池へ縦、33分に安西から鈴木へ縦、35分に関川から鈴木へ縦。特に28分の中央を割る縦パスとレイオフと半身で受けてのターンからさらに縦パスを出す流れは敵ながら実に見事。ラストパスをカットするホイブラーテンのタックルで命拾いした瞬間だった。
この時間に失点しなかったことが命運を分けたのかもしれない。前半AT48分。唐突にレッズに先制点が生まれる。西川のロングボールを金子が頭で後ろにそらし関根が拾ってエリア内でファークロス。松本が飛び込んで押し込み移籍後初ゴール。布石はほぼ無し。強いて挙げれば金子がそれまでに何度か空中戦で勝っていたことくらい。
HTに選手交代は互いに無し。雨のせいもあってかファウルが増える後半立ち上がり。前半の立ち上がりのようにボールは鹿島が握りつつもシュートはレッズの方が稼いでいく。54分にはカウンターからサンタナの決定機。直後に小池、松村、柴崎を下げて知念、師岡、チャヴリッチを投入する3枚替え。61分にまたもカウンターからサンタナのミドル。
71分サヴィオを下げて松尾投入で1枚目の交代カードを切るスコルジャ。75分樋口を下げて舩橋投入。80分にレオセアラを下げて徳田投入で最後の交代カードを切る鬼木監督。82分に松本と関根を下げて原口と井上投入で明確に逃げ切り体勢を整えるスコルジャ。押し込まれても無理に食いつかず切るべきコースを切って中を固めるレッズ。
89分荻原が自陣で不用意なファウルからFKを献上。知念に決められ同点に追いつかれる。AT5分は互いに決定機を作れないまま試合終了。
追加点で仕留めるチャンスがあったにもかかわらずそれをフイにしてしまい結果的にはその報いを受けるというサッカーあるあるで幕を閉じた1戦。首位相手のアウェイゲームでこっちは前節ようやくの初勝利で13位。ドローで終われたのは上々の結果とも言えるが大部分で試合をコントロール出来ていただけにどうしてもこちらが勝ち点2を失ったように見えてしまう。疲労が冷静さを失わせることは十分あり得るもののギリギリの勝負になるほど最後に勝敗を分けるのは細部にこだわれるかどうかになる。それが出来ない選手を周りが気にかけフォローするか交代させてそのリスクを回避するか。やれることはあったはず。「仕方なかった」で終わらせていい試合ではないことだけは確か。
前半立ち上がり、ボールを握ったのは鹿島だったものの決定機どころかシュートすら打たせず逆にレッズは11分までに4本のシュートを計上。鹿島は2CBからビルドアップを開始するがこのCBがボールを持っている間はプレスに行かずジーっと見る。柴崎、樋口らボランチへの縦はバリバリ警戒。但しCBのラインまでボランチが下りるのは許容。SB、SHがブロックの外で持つのも許容。ブロックの外側から前進してタッチライン際で持った鹿島の選手がどうするかというとアーリークロスを放り込むか裏に走らせるスルーパスを出すかでどちらも成功率が低かった。特にレオセアラにボールを出した時のホイブラーテン、ボザのマークが徹底していて列を下りても裏に抜けようとしても絶対に通さんとばかりに先にボールに触ってブロックしていた。
一方レッズは流れを掴んではいたものの後ろからクリーンに繋いでシュートまで辿り着けることは無く11分までの4本のシュートはセットプレーかカウンターから。この日のビルドアップで目立ったのはSHが下りる動きを囮にして相手のボランチを釣り出して空いたスペースを使うやり方。7分はサヴィオが下りて樋口を引き付けグスタフソンがドリブルで抜き去り、20分は金子が下りて樋口を引き付け関根からサンタナへワンタッチで繋ぐ、26分には松本が下りて樋口を引き付け関根の縦をスルーし金子からのレイオフを受けて逆サイドへ展開していた。
28分あたりから鹿島のビルドアップに変化が見られシュートこそ打たせないもののやや危険なシーンが増える。外回りの前進をやめて出来るだけ中央か内側のレーンから繋ぐようになる。28分に関川から小池へ縦、33分に安西から鈴木へ縦、35分に関川から鈴木へ縦。特に28分の中央を割る縦パスとレイオフと半身で受けてのターンからさらに縦パスを出す流れは敵ながら実に見事。ラストパスをカットするホイブラーテンのタックルで命拾いした瞬間だった。
この時間に失点しなかったことが命運を分けたのかもしれない。前半AT48分。唐突にレッズに先制点が生まれる。西川のロングボールを金子が頭で後ろにそらし関根が拾ってエリア内でファークロス。松本が飛び込んで押し込み移籍後初ゴール。布石はほぼ無し。強いて挙げれば金子がそれまでに何度か空中戦で勝っていたことくらい。
HTに選手交代は互いに無し。雨のせいもあってかファウルが増える後半立ち上がり。前半の立ち上がりのようにボールは鹿島が握りつつもシュートはレッズの方が稼いでいく。54分にはカウンターからサンタナの決定機。直後に小池、松村、柴崎を下げて知念、師岡、チャヴリッチを投入する3枚替え。61分にまたもカウンターからサンタナのミドル。
71分サヴィオを下げて松尾投入で1枚目の交代カードを切るスコルジャ。75分樋口を下げて舩橋投入。80分にレオセアラを下げて徳田投入で最後の交代カードを切る鬼木監督。82分に松本と関根を下げて原口と井上投入で明確に逃げ切り体勢を整えるスコルジャ。押し込まれても無理に食いつかず切るべきコースを切って中を固めるレッズ。
89分荻原が自陣で不用意なファウルからFKを献上。知念に決められ同点に追いつかれる。AT5分は互いに決定機を作れないまま試合終了。
追加点で仕留めるチャンスがあったにもかかわらずそれをフイにしてしまい結果的にはその報いを受けるというサッカーあるあるで幕を閉じた1戦。首位相手のアウェイゲームでこっちは前節ようやくの初勝利で13位。ドローで終われたのは上々の結果とも言えるが大部分で試合をコントロール出来ていただけにどうしてもこちらが勝ち点2を失ったように見えてしまう。疲労が冷静さを失わせることは十分あり得るもののギリギリの勝負になるほど最後に勝敗を分けるのは細部にこだわれるかどうかになる。それが出来ない選手を周りが気にかけフォローするか交代させてそのリスクを回避するか。やれることはあったはず。「仕方なかった」で終わらせていい試合ではないことだけは確か。
2025年5月21日水曜日
2025 J1リーグ 第5節 ファジアーノ岡山戦の感想
3/8(土) 14:00 埼玉スタジアム2002
2分と3分に1本ずつミドルシュートを打たれ若干不安な立ち上がりを見せるレッズだがそれを過ぎると大半の時間でボールを握って試合を優勢に進める。岡山は1stプレスのラインは高く前からかけてくるもののそれを越えると次のラインとの間にはスペースがありレッズの2列目の選手がそこで受けて早めに裏へ放り込むことでカウンター気味に攻める形が何度か成功していた。
一方岡山のボール保持は概ねロングボールからのセカンドボール勝負。素直に最前線の選手目がけて蹴るだけで概ねレッズが回収していた。
この日前半から目立っていたのはグスタフソンの守備。9分カウンターを受けそうな場面で江坂のトラップ際に足を出してボールを外に出すグスタフソン。13分ホイブラーテンが右サイドに釣り出されれば空けたポジションを埋めるグスタフソン。16分江坂のバックパスに反応しタックルで奪って松本に繋げるグスタフソン。28分一美へのパスをカットするグスタフソン。29分岡山のカウンター時に一美に張り付いて外へ外へと追い出し味方が戻る時間を作ったグスタフソン。
対照的に攻撃でいつもより前に出る姿が目立ったのが安居。7分金子が下りて空けたスペースに走って関根からボールを引き出し倒れながらサンタナに繋ぐ安居。26分金子松本とトライアングルを作ってペナ角から攻略する安居。
開始40秒でサヴィオの決定機。セットプレーからのシュート。前半終了間際にはオフサイドで無効になったものの幻の先制ゴールも生まれ終始レッズペースで試合は進んだもののスコアレスのまま前半終了。
HTに選手交代は共に無し。やり方を変えてきたかどうかもまだ図りかねる48分レッズ先制。関根がスペースに出して金子もダイレクトに裏へ出すと全力で走った安居が拾って右ペナ脇からクロス。並走した田上に引っかかるもサンタナがニアに詰めてワンタッチでブローダーセンの股を抜くシュートを決めてゴール。金子が下りたら安居が前へ出る形は前半から作っていたのでそれがようやく実った。
先制するとよくある展開が失点した側がプレス強度を上げて先制した側はそれを回避するために大きく蹴ってさっさとボールを手放すのがお決まりの展開だがこの日のレッズはそうならずむしろ先制前より細かいパスが繋がるようになる。
岡山は58分に一美と岩淵を下げてルカオと木村を投入。レッズも63分に金子を下げて松尾を投入。レッズはロングボールにしろスルーパスにしろリリースするタイミングが早くなり前線で収まる回数も減って徐々に岡山のポゼッションが増える。76分にサヴィオとグスタフソンを下げて大久保と原口投入。79分に松本と神谷を下げて嵯峨と輪笠を投入。互いにカードを切り合うもATに1度だけ危ういシーンを作られたものの大勢には影響なく試合終了。5節にしてようやくの初勝利を迎えた。
大半の時間で試合をコントロールできたしゴールにも再現性が見られほぼ文句なしの快勝と言っていいのでは。追加点が取れなかったことと終了間際の危険なシーンを作られなければもっと良かった。あえて注文をつけたとしても本当にその程度なのでこの試合の反省はほどほどに次の試合への準備により時間を割いて欲しいと思う。
2分と3分に1本ずつミドルシュートを打たれ若干不安な立ち上がりを見せるレッズだがそれを過ぎると大半の時間でボールを握って試合を優勢に進める。岡山は1stプレスのラインは高く前からかけてくるもののそれを越えると次のラインとの間にはスペースがありレッズの2列目の選手がそこで受けて早めに裏へ放り込むことでカウンター気味に攻める形が何度か成功していた。
一方岡山のボール保持は概ねロングボールからのセカンドボール勝負。素直に最前線の選手目がけて蹴るだけで概ねレッズが回収していた。
この日前半から目立っていたのはグスタフソンの守備。9分カウンターを受けそうな場面で江坂のトラップ際に足を出してボールを外に出すグスタフソン。13分ホイブラーテンが右サイドに釣り出されれば空けたポジションを埋めるグスタフソン。16分江坂のバックパスに反応しタックルで奪って松本に繋げるグスタフソン。28分一美へのパスをカットするグスタフソン。29分岡山のカウンター時に一美に張り付いて外へ外へと追い出し味方が戻る時間を作ったグスタフソン。
対照的に攻撃でいつもより前に出る姿が目立ったのが安居。7分金子が下りて空けたスペースに走って関根からボールを引き出し倒れながらサンタナに繋ぐ安居。26分金子松本とトライアングルを作ってペナ角から攻略する安居。
開始40秒でサヴィオの決定機。セットプレーからのシュート。前半終了間際にはオフサイドで無効になったものの幻の先制ゴールも生まれ終始レッズペースで試合は進んだもののスコアレスのまま前半終了。
HTに選手交代は共に無し。やり方を変えてきたかどうかもまだ図りかねる48分レッズ先制。関根がスペースに出して金子もダイレクトに裏へ出すと全力で走った安居が拾って右ペナ脇からクロス。並走した田上に引っかかるもサンタナがニアに詰めてワンタッチでブローダーセンの股を抜くシュートを決めてゴール。金子が下りたら安居が前へ出る形は前半から作っていたのでそれがようやく実った。
先制するとよくある展開が失点した側がプレス強度を上げて先制した側はそれを回避するために大きく蹴ってさっさとボールを手放すのがお決まりの展開だがこの日のレッズはそうならずむしろ先制前より細かいパスが繋がるようになる。
岡山は58分に一美と岩淵を下げてルカオと木村を投入。レッズも63分に金子を下げて松尾を投入。レッズはロングボールにしろスルーパスにしろリリースするタイミングが早くなり前線で収まる回数も減って徐々に岡山のポゼッションが増える。76分にサヴィオとグスタフソンを下げて大久保と原口投入。79分に松本と神谷を下げて嵯峨と輪笠を投入。互いにカードを切り合うもATに1度だけ危ういシーンを作られたものの大勢には影響なく試合終了。5節にしてようやくの初勝利を迎えた。
大半の時間で試合をコントロールできたしゴールにも再現性が見られほぼ文句なしの快勝と言っていいのでは。追加点が取れなかったことと終了間際の危険なシーンを作られなければもっと良かった。あえて注文をつけたとしても本当にその程度なのでこの試合の反省はほどほどに次の試合への準備により時間を割いて欲しいと思う。
2025年5月19日月曜日
2025 J1リーグ 第4節 柏レイソル戦の感想
3/2(日) 15:00 埼玉スタジアム2002
この日も前節に引き続き前半立ち上がりから容易く守備ブロックを破壊されるレッズ。柏のビルドアップ時に主にサンタナ、原口、サヴィオの3人で前からプレスをかけるのだが熊坂へのパスコースを切れずに熊坂から自由に展開され3分早々には小屋松の決定機。対照的に柏のハイプレスは上手くハマっていて何度も柏のプレスに屈し苦し紛れのロングボールを蹴らされボールロストするレッズ。とは言え失点シーンはプレスの巧拙からもたらされたわけではなく脈絡のない小屋松のゴラッソによるものだった。
失点前よりはボールを持てるようになりFKからボザのヘディングやサヴィオの枠内ミドル等徐々に反撃の兆しが見えてきた矢先の30分に柏の追加点。再び流れが柏に傾きなかなかボールを奪えないレッズ。43分に杉岡にアクシデントが発生し田中を投入する柏。前半ATにふいに転がり込んできた前田の決定機も小島のファインセーブでゴールならず。
HTにレッズは前田と松本を下げて金子とグスタフソンを投入。柏も木下を下げて渡井を投入。相手にシュートを打たせず対照的にシュート数を稼ぐものの前半ATのような完全に崩しを成功させての決定機は作れないレッズ。70分にサヴィオと原口を下げて松尾と長倉を投入。時間の経過とともによりリスクをかけて前掛かりに攻勢に出るもやはり決定機には至らないレッズ。そのままあえなくタイムアップ。
失点シーンだけを切り取るとミスにミスが重なっていることや単純に走り負けていることから個人の頑張りが足りないようにも見えるが、1人ではなく複数人にエラーが発生したことを踏まえると対戦相手への準備・対策の段階でかなり後れを取ったと言わざるを得ない。あえて擁護するとしたらこの試合に至るまでの道程と因縁か。
片や2勝1分け無敗で4位のチーム。片や1敗2分けで今季未勝利の15位で前節からは中3日で迎える今季初のホームゲーム。かつてチームを率いた指揮官。トレード的に移籍した選手。初めて背負うキャプテンという重荷。最初の失点に絡んだ責任感?探せばキリがないくらい終わった後からならこじつけられそう。結論としてはメンバーが定まらないことからもチームの完成度で完全に負けたということか。
時間の無さを悔やんでも仕方がない。次の試合は中5日。全てを解決する魔法の一手よりも先々を見据えた確かな一歩を今は大事にして欲しい。
この日も前節に引き続き前半立ち上がりから容易く守備ブロックを破壊されるレッズ。柏のビルドアップ時に主にサンタナ、原口、サヴィオの3人で前からプレスをかけるのだが熊坂へのパスコースを切れずに熊坂から自由に展開され3分早々には小屋松の決定機。対照的に柏のハイプレスは上手くハマっていて何度も柏のプレスに屈し苦し紛れのロングボールを蹴らされボールロストするレッズ。とは言え失点シーンはプレスの巧拙からもたらされたわけではなく脈絡のない小屋松のゴラッソによるものだった。
失点前よりはボールを持てるようになりFKからボザのヘディングやサヴィオの枠内ミドル等徐々に反撃の兆しが見えてきた矢先の30分に柏の追加点。再び流れが柏に傾きなかなかボールを奪えないレッズ。43分に杉岡にアクシデントが発生し田中を投入する柏。前半ATにふいに転がり込んできた前田の決定機も小島のファインセーブでゴールならず。
HTにレッズは前田と松本を下げて金子とグスタフソンを投入。柏も木下を下げて渡井を投入。相手にシュートを打たせず対照的にシュート数を稼ぐものの前半ATのような完全に崩しを成功させての決定機は作れないレッズ。70分にサヴィオと原口を下げて松尾と長倉を投入。時間の経過とともによりリスクをかけて前掛かりに攻勢に出るもやはり決定機には至らないレッズ。そのままあえなくタイムアップ。
失点シーンだけを切り取るとミスにミスが重なっていることや単純に走り負けていることから個人の頑張りが足りないようにも見えるが、1人ではなく複数人にエラーが発生したことを踏まえると対戦相手への準備・対策の段階でかなり後れを取ったと言わざるを得ない。あえて擁護するとしたらこの試合に至るまでの道程と因縁か。
片や2勝1分け無敗で4位のチーム。片や1敗2分けで今季未勝利の15位で前節からは中3日で迎える今季初のホームゲーム。かつてチームを率いた指揮官。トレード的に移籍した選手。初めて背負うキャプテンという重荷。最初の失点に絡んだ責任感?探せばキリがないくらい終わった後からならこじつけられそう。結論としてはメンバーが定まらないことからもチームの完成度で完全に負けたということか。
時間の無さを悔やんでも仕方がない。次の試合は中5日。全てを解決する魔法の一手よりも先々を見据えた確かな一歩を今は大事にして欲しい。
2025年5月16日金曜日
2025 J1リーグ 第3節 湘南ベルマーレ戦の感想
2/26(水) 19:00 レモンガススタジアム平塚
立ち上がりで目立ったのはファウルをとって欲しそうに倒れるが笛を吹いてもらえないレッズの選手。それと怪我か何かでベンチ外の荻原に代わりスタメン出場した長沼の多発するミス。それと湘南のスムーズなビルドアップと下りてくる選手を捕まえられないレッズ。前2つは置いておくとしても湘南のビルドアップに対しプレスで制限をかけることもブロックを組んで跳ね返すこともロクに出来ない悲惨なレッズの守備には目を覆いたくなった。
1番危険だと感じたのが7分の形。(鈴木が3人いるので背番号で)5番から3番、3番から下りてきた10番、どフリーで前を向いて13番へ縦。たった3本のパスでバイタルエリアでボザと1対1を作られスペースに出してオーバーラップした3番のマイナスクロスをグスタフソンが何とかブロック。全体的にスライドが遅かったり、寄せが遅かったり、間に合ってもパスコースが切れていなかったりでとにかくプレスの精度があまりにも低すぎた。失点する24分までボールは終始握られ9本のシュートを被弾しレッズは1本もシュートを打てないまさにサンドバッグ状態だった。
正確には失点後もボールを握られたまま取り上げることが出来なかったためその後もポゼッションは回復せずシュートも打たれていた。決定機にエリア内でミスキックするサンタナや、ドリブルで突破しようとする金子の前を横切って進路を塞ぐ安居等ボール保持でもミスが減らないレッズは有効な打開策も見出せないまま前半終了。
HTにレッズはグスタフソンと原口を交代。湘南も福田とルキアンを交代。遅れ気味だったプレスを早めてとにかくボールホルダーに早めに食いつく守備を後半立ち上がりから見せるレッズ。しかし奪ってからのボール保持が縦に早いばかりで落ち着いてボールを回せないうえ開始3分でCKから失点し出鼻を挫かれるレッズ。
52分にオフサイドで取り消しになった幻の3点目以降に湘南のプレスもようやく沈静化しボールが持てるようになるレッズ。流れが来ていたとはとても言えない状況だったにもかかわらず唐突にレッズにゴールが生まれる。布石があったとすれば直前の60分に似たような位置から似たような角度で関根からの縦1本がサンタナへ通ってチャンスになりかけたことか。その1分後のゴールシーンでは関根からポケット突撃した松本への縦パスが通りニアへの折り返しを原口がスルーして後ろから詰めたサンタナが冷静に左足で突き刺した。
反撃開始といきたかったレッズだが気を引き締めた湘南が持ち直したこととスタメン出場した選手らの疲労も相まって五分の状況に。72分にエリア内で原口が倒される決定機未遂のシーンも作るがあと一歩及ばないレッズ。直後の73分にサンタナと金子を下げて長倉と松尾を、80分にサヴィオと松本を下げて前田と中島を投入するスコルジャ監督。
ラスト15分は相手のシュートをゼロに抑えボールを握りなんとかゴール前まで迫るものの決定機を作るには至らないレッズ。そのままあえなく敗戦となった。
確かに前節からは中3日の連戦ではあるものの開幕して3試合目で前半立ち上がりから疲労が濃厚ではとてもこの先の長いシーズンは戦えない。そもそも相手も同じ日程だしやはりこの敗戦を日程による疲労と認めることはできない。今季から大幅に変わったジャッジ基準も混乱をもたらす一因にはなっただろうが試合中にアジャストできないと厳しい。あとは日頃からいつスタメン起用されてもいいように常に準備が出来ているか。コンディションなのか周りとのコミュニケーションなのかはわからないがミスを減らすためにやれることは全てやれているか。次の今季初のホームゲームに向けてこの敗戦が見直すきっかけになることを祈る。
立ち上がりで目立ったのはファウルをとって欲しそうに倒れるが笛を吹いてもらえないレッズの選手。それと怪我か何かでベンチ外の荻原に代わりスタメン出場した長沼の多発するミス。それと湘南のスムーズなビルドアップと下りてくる選手を捕まえられないレッズ。前2つは置いておくとしても湘南のビルドアップに対しプレスで制限をかけることもブロックを組んで跳ね返すこともロクに出来ない悲惨なレッズの守備には目を覆いたくなった。
1番危険だと感じたのが7分の形。(鈴木が3人いるので背番号で)5番から3番、3番から下りてきた10番、どフリーで前を向いて13番へ縦。たった3本のパスでバイタルエリアでボザと1対1を作られスペースに出してオーバーラップした3番のマイナスクロスをグスタフソンが何とかブロック。全体的にスライドが遅かったり、寄せが遅かったり、間に合ってもパスコースが切れていなかったりでとにかくプレスの精度があまりにも低すぎた。失点する24分までボールは終始握られ9本のシュートを被弾しレッズは1本もシュートを打てないまさにサンドバッグ状態だった。
正確には失点後もボールを握られたまま取り上げることが出来なかったためその後もポゼッションは回復せずシュートも打たれていた。決定機にエリア内でミスキックするサンタナや、ドリブルで突破しようとする金子の前を横切って進路を塞ぐ安居等ボール保持でもミスが減らないレッズは有効な打開策も見出せないまま前半終了。
HTにレッズはグスタフソンと原口を交代。湘南も福田とルキアンを交代。遅れ気味だったプレスを早めてとにかくボールホルダーに早めに食いつく守備を後半立ち上がりから見せるレッズ。しかし奪ってからのボール保持が縦に早いばかりで落ち着いてボールを回せないうえ開始3分でCKから失点し出鼻を挫かれるレッズ。
52分にオフサイドで取り消しになった幻の3点目以降に湘南のプレスもようやく沈静化しボールが持てるようになるレッズ。流れが来ていたとはとても言えない状況だったにもかかわらず唐突にレッズにゴールが生まれる。布石があったとすれば直前の60分に似たような位置から似たような角度で関根からの縦1本がサンタナへ通ってチャンスになりかけたことか。その1分後のゴールシーンでは関根からポケット突撃した松本への縦パスが通りニアへの折り返しを原口がスルーして後ろから詰めたサンタナが冷静に左足で突き刺した。
反撃開始といきたかったレッズだが気を引き締めた湘南が持ち直したこととスタメン出場した選手らの疲労も相まって五分の状況に。72分にエリア内で原口が倒される決定機未遂のシーンも作るがあと一歩及ばないレッズ。直後の73分にサンタナと金子を下げて長倉と松尾を、80分にサヴィオと松本を下げて前田と中島を投入するスコルジャ監督。
ラスト15分は相手のシュートをゼロに抑えボールを握りなんとかゴール前まで迫るものの決定機を作るには至らないレッズ。そのままあえなく敗戦となった。
確かに前節からは中3日の連戦ではあるものの開幕して3試合目で前半立ち上がりから疲労が濃厚ではとてもこの先の長いシーズンは戦えない。そもそも相手も同じ日程だしやはりこの敗戦を日程による疲労と認めることはできない。今季から大幅に変わったジャッジ基準も混乱をもたらす一因にはなっただろうが試合中にアジャストできないと厳しい。あとは日頃からいつスタメン起用されてもいいように常に準備が出来ているか。コンディションなのか周りとのコミュニケーションなのかはわからないがミスを減らすためにやれることは全てやれているか。次の今季初のホームゲームに向けてこの敗戦が見直すきっかけになることを祈る。
2025年5月11日日曜日
2025 J1リーグ 第2節 京都サンガ戦の感想
2/22(土) 14:00 サンガスタジアム by KYOCERA
この日の1stシュートはレッズ。荻原のアーリークロスをサンタナがフリックして松本のハーフボレー。前節とは打って変わって立ち上がりから繋ぐビルドアップを見せるレッズ。6分に渡邊がエリアスに背後から潰され倒れ込む。一度は立ち上がり続行の意思を見せる渡邊だが5分後に自ら腰を下ろし担架で運ばれていった。2分後にグスタフソン投入。
この時間帯レッズが何度も見せていた崩しのパターンが右から左へのファークロス。19分に金子からサンタナへ。21分に金子からサヴィオへ。23分にサンタナからグスタフソンへ。蹴る選手、詰める選手が様々だったのでこの形は対京都用にチームで準備してきた形と思われた。但し受け手まで通ったのは2本目のサヴィオへのクロスのみ。
一方で京都はハイプレスからレッズのミスを誘い20分過ぎくらいから何度か際どいシーンを作る。レッズが縦に入れたら受け手に対し背後から厳しくプレスをかけ先に足を出してボールを引っかけていた。またこの時間帯に荻原は対面したマルコに手を焼き守備でミスを連発。荻原は関与しないものの26分にはエリアスのロブスルーパスに原の裏抜けから左足ボレーという決定機を作られた。負けじとレッズも29分CKのこぼれから金子が単独で2人抜いてエリア内で左足シュートを放つもエリアスに頭で跳ね返された。
どちらが押しているとも流れが来ているとも言えない前半AT45分。平戸のクロスからマルコが頭で合わせ京都が遂にネットを揺らすことに成功。しかしOFRによりマルコの荻原へのプッシングが認められゴールは取り消し。既に前半から9回もファウルを重ねていたが結局ファウルでゴールを無効にした京都。とは言えレッズも露呈していた穴を突かれた格好なのでHT直前にはっきりとそれが確認できたのは修正するチャンスを得られたことを喜ぶべきか。
HTの交代はどちらも無し。51分マルコへのロングボールはホイブラーテンが対応。53分静止した状態から金子の2人抜きと前半の課題の修正とチャンスメイクの再現を見せるレッズ。
56分に平戸のミドル。直後の57分には西川の目の前を通り過ぎる折り返しクロス。30秒後くらいにもう1本ミドル被弾で一転して劣勢に陥るレッズ。59分についにエリアスにゴールをこじ開けられ今度こそ京都が先制に成功。この失点シーンだけを切り取ると松本が守備で迷子状態ではあるもののサヴィオも持ち場を離れて逆サイドへ出張っていてその隙を見逃さなかった福岡がレッズが空けたスペースを利用し見事なクロスで先制点を演出した。
先制後もハイプレスもファウル上等の危ない守備もサボらない京都に反撃の糸口が掴めないレッズは63分に松本OUT原口IN。すると67分にサヴィオのクロスに原口が飛び込む決定機。この時間帯レッズが立て続けに狙ったのが相手の最終ライン裏へサンタナを走らせるシンプルなロングボール。ハイプレスをサボらない京都は背後に広大なスペースがあるのは前半から変わらないものの、サンタナが抜け出すタイミングを掴んだか、疲れからか相手の陣形が間延びしたか、セカンドボールの勝ち方を覚えたかわからないが突如このロングボール作戦が奏功し始める。
すると72分、マルコのバックパスがミスになりあたかもサンタナへのスルーパスになったかのように裏へ抜け出し飛び出したGK太田をかわして冷静に無人のゴールへミドルシュートを決めて追いついた。この同点ゴールへの布石があったとすれば直前のロングボール大作戦が成功しかけたこと。ハイプレスを志向するチームの最終ライン裏の広大なスペースはDFだけでは守り切れないためGKは常に飛び出してカバーする準備をしていた。マルコが出す瞬間太田はペナルティエリアを大きく出ていて昨季の国立のロングシュートも頭をよぎったかもしれないがとにかくサンタナがバックパスに反応した瞬間にもう前に出て1対1を仕掛けるしかなかった。もう2,3m後ろに立っていたら引き返す選択肢もあり得たが直前のレッズのプレーがそうさせなかった。
その後75分にエリアスOUT奥川IN、川﨑OUT米本INでこの日最初の交代カードを切る京都。引き続き裏を狙って際どいボールを蹴ってサンタナ、サヴィオ、原口を走らせるレッズとトランジションとセカンドボールに全てを懸ける京都。レッズはスタメンの選手たちが目に見えて疲れていて最早ボールをコントロールできず前に蹴っ飛ばすことしか出来なくなっていて相手に即回収され再三決定機を作られ逆転どころではなくなる。この時間に京都に勝ち越しを許さなかったのは最後の最後で西川の冴え渡るセービングがあってこそだった。
ゴールは互いに自分達のミスから発生したもののその質や(この試合だけでなく他の試合を含めた)発生頻度を振り返ればゴールを自力で割ったのは京都の方で10回やり直したとしても勝ち越すのは京都ではないか。主力の負傷交代でゲームプランに狂いは生じたことと思われるが、まず方向性として試合をコントロールするチームビルディングに舵を切って貰いたいのだが開幕2試合で方針転換はさすがに無理か。ましてや次は中3日の連戦。数々の課題の中から何に手を付け修正するか取捨選択が必要になる。監督の手腕の見せ所。
この日の1stシュートはレッズ。荻原のアーリークロスをサンタナがフリックして松本のハーフボレー。前節とは打って変わって立ち上がりから繋ぐビルドアップを見せるレッズ。6分に渡邊がエリアスに背後から潰され倒れ込む。一度は立ち上がり続行の意思を見せる渡邊だが5分後に自ら腰を下ろし担架で運ばれていった。2分後にグスタフソン投入。
この時間帯レッズが何度も見せていた崩しのパターンが右から左へのファークロス。19分に金子からサンタナへ。21分に金子からサヴィオへ。23分にサンタナからグスタフソンへ。蹴る選手、詰める選手が様々だったのでこの形は対京都用にチームで準備してきた形と思われた。但し受け手まで通ったのは2本目のサヴィオへのクロスのみ。
一方で京都はハイプレスからレッズのミスを誘い20分過ぎくらいから何度か際どいシーンを作る。レッズが縦に入れたら受け手に対し背後から厳しくプレスをかけ先に足を出してボールを引っかけていた。またこの時間帯に荻原は対面したマルコに手を焼き守備でミスを連発。荻原は関与しないものの26分にはエリアスのロブスルーパスに原の裏抜けから左足ボレーという決定機を作られた。負けじとレッズも29分CKのこぼれから金子が単独で2人抜いてエリア内で左足シュートを放つもエリアスに頭で跳ね返された。
どちらが押しているとも流れが来ているとも言えない前半AT45分。平戸のクロスからマルコが頭で合わせ京都が遂にネットを揺らすことに成功。しかしOFRによりマルコの荻原へのプッシングが認められゴールは取り消し。既に前半から9回もファウルを重ねていたが結局ファウルでゴールを無効にした京都。とは言えレッズも露呈していた穴を突かれた格好なのでHT直前にはっきりとそれが確認できたのは修正するチャンスを得られたことを喜ぶべきか。
HTの交代はどちらも無し。51分マルコへのロングボールはホイブラーテンが対応。53分静止した状態から金子の2人抜きと前半の課題の修正とチャンスメイクの再現を見せるレッズ。
56分に平戸のミドル。直後の57分には西川の目の前を通り過ぎる折り返しクロス。30秒後くらいにもう1本ミドル被弾で一転して劣勢に陥るレッズ。59分についにエリアスにゴールをこじ開けられ今度こそ京都が先制に成功。この失点シーンだけを切り取ると松本が守備で迷子状態ではあるもののサヴィオも持ち場を離れて逆サイドへ出張っていてその隙を見逃さなかった福岡がレッズが空けたスペースを利用し見事なクロスで先制点を演出した。
先制後もハイプレスもファウル上等の危ない守備もサボらない京都に反撃の糸口が掴めないレッズは63分に松本OUT原口IN。すると67分にサヴィオのクロスに原口が飛び込む決定機。この時間帯レッズが立て続けに狙ったのが相手の最終ライン裏へサンタナを走らせるシンプルなロングボール。ハイプレスをサボらない京都は背後に広大なスペースがあるのは前半から変わらないものの、サンタナが抜け出すタイミングを掴んだか、疲れからか相手の陣形が間延びしたか、セカンドボールの勝ち方を覚えたかわからないが突如このロングボール作戦が奏功し始める。
すると72分、マルコのバックパスがミスになりあたかもサンタナへのスルーパスになったかのように裏へ抜け出し飛び出したGK太田をかわして冷静に無人のゴールへミドルシュートを決めて追いついた。この同点ゴールへの布石があったとすれば直前のロングボール大作戦が成功しかけたこと。ハイプレスを志向するチームの最終ライン裏の広大なスペースはDFだけでは守り切れないためGKは常に飛び出してカバーする準備をしていた。マルコが出す瞬間太田はペナルティエリアを大きく出ていて昨季の国立のロングシュートも頭をよぎったかもしれないがとにかくサンタナがバックパスに反応した瞬間にもう前に出て1対1を仕掛けるしかなかった。もう2,3m後ろに立っていたら引き返す選択肢もあり得たが直前のレッズのプレーがそうさせなかった。
その後75分にエリアスOUT奥川IN、川﨑OUT米本INでこの日最初の交代カードを切る京都。引き続き裏を狙って際どいボールを蹴ってサンタナ、サヴィオ、原口を走らせるレッズとトランジションとセカンドボールに全てを懸ける京都。レッズはスタメンの選手たちが目に見えて疲れていて最早ボールをコントロールできず前に蹴っ飛ばすことしか出来なくなっていて相手に即回収され再三決定機を作られ逆転どころではなくなる。この時間に京都に勝ち越しを許さなかったのは最後の最後で西川の冴え渡るセービングがあってこそだった。
ゴールは互いに自分達のミスから発生したもののその質や(この試合だけでなく他の試合を含めた)発生頻度を振り返ればゴールを自力で割ったのは京都の方で10回やり直したとしても勝ち越すのは京都ではないか。主力の負傷交代でゲームプランに狂いは生じたことと思われるが、まず方向性として試合をコントロールするチームビルディングに舵を切って貰いたいのだが開幕2試合で方針転換はさすがに無理か。ましてや次は中3日の連戦。数々の課題の中から何に手を付け修正するか取捨選択が必要になる。監督の手腕の見せ所。
2025年5月9日金曜日
2025 J1リーグ 第1節 ヴィッセル神戸戦の感想
2/15(土) 14:00 ノエビアスタジアム神戸
最初に主導権を握ったのはレッズ。レッズはボールを持ったら前しか見えてないと言わんばかりにとにかく縦。戻してやり直すことなどまるで頭に無い。後ろから繋ぐ気もほぼ無く概ね大きく蹴るかドリブルで運ぶ。大きく蹴る時はなるべく相手の最終ライン裏くらいに蹴って神戸DFが後ろ向きに対応しなきゃならないように蹴る。但し3分や7分にあったようなエリア内に進入するチャンスはドリブルから生まれていた。神戸もボールを持ったら大体蹴るので似たスタイル同士の対決になった。
レッズがこの日初めて繋ぐビルドアップを見せたのが14分。西川にまでかけるハイプレスを掻い潜ってライン際の荻原から同じくライン際の松本への縦をフリックしサンタナへ。ターンして浮き球を中央の関根へ。ジャンプして胸で渡邊に落としてワンタッチで右の金子へ。本多を前に置いたままファークロスは酒井がクリア。荻原から松本、左から右に振ってラストサードの崩しへ、という形は17分にも再現されていて事前によく練習した組み立てかと思われた。
神戸が慌てずゆっくりボールを回しテンポを落とすとレッズのターンが終わりどちらのターンとも言えない膠着状態に。徐々にファウルが増えるレッズ。前半終了間際に一瞬ヒヤッとしたものの神戸にほぼチャンスを与えず、かと言ってレッズもシュート数は稼いだものの決定機と呼べるほどのシーンは無いまま前半終了。
HTの選手交代は双方無く後半開始。サヴィオのミスからピンチを招きエリア内でフリーの大迫に頭で合わされる決定機を作られる。
49分に酒井にアクシデントが発生し6分後に交代で日高を投入。FK、CK、ロングスロー等セットプレーからチャンスメイクする神戸。63分に汰木OUTパトリッキIN。が、7分後にパトリッキOUT飯野IN。70分に金子OUT原口IN。互いに交代カードを切り合うも流れがどちらかに傾くこともなくこのまま終わるかと思われた81分。レッズのCKからホイブラーテンが頭で逸らしてネットを揺らし先制成功、かと思われたが混戦から松本の背後から腕に当たったプレーがハンドの判定が下りゴールは取り消し。
88分に荻原OUT長沼IN、サヴィオOUT前田IN。その直後に大迫に抜け出され西川と1対1になりこの日最大のピンチを迎えるも西川のブロックで九死に一生を得るレッズ。その後ATに少しレッズにチャンスがあったものの決定機と呼べるほどではなくドローで終了。
キックオフ直後の前へ前へのハイテンションや16回というファウルの多さから開幕戦特有のかかり気味の状態が見られたレッズ。そのかかった時間帯にチャンスは作ったので決め切れていれば最高の開幕戦で終えられたはずだがそこはやはりディフェンディングチャンピオン神戸のホームゲームということもあって簡単にはいかなかった。ただ相手にチャンスはほぼ作らせなかったので10回やったとしても1回もこちらが負ける姿は想像できないほどこちらが試合をコントロールしていたことはチームとして自信を持っていいと思う。
開幕戦ということで以下新加入選手等の気になったプレー。
関根:過去何度もトライしては諦めてを繰り返してきたSBというポジションを遂にスタメンから務めることになった関根だがなかなか堂に入ったプレーだったのでは。ビルドアップ時のスムーズさ、金子、安居らとの連携も内に入って前方へのフィードも上手くやれていたのでは。
サヴィオ:7分の中央爆走からのアウトサイドスルーパスに痺れた。
松本:裏抜けからのポスト直撃シュートに痺れた。ビルドアップの出口役も完璧。
金子:抜き切らずにクロスを放り込めるのがいい。
最初に主導権を握ったのはレッズ。レッズはボールを持ったら前しか見えてないと言わんばかりにとにかく縦。戻してやり直すことなどまるで頭に無い。後ろから繋ぐ気もほぼ無く概ね大きく蹴るかドリブルで運ぶ。大きく蹴る時はなるべく相手の最終ライン裏くらいに蹴って神戸DFが後ろ向きに対応しなきゃならないように蹴る。但し3分や7分にあったようなエリア内に進入するチャンスはドリブルから生まれていた。神戸もボールを持ったら大体蹴るので似たスタイル同士の対決になった。
レッズがこの日初めて繋ぐビルドアップを見せたのが14分。西川にまでかけるハイプレスを掻い潜ってライン際の荻原から同じくライン際の松本への縦をフリックしサンタナへ。ターンして浮き球を中央の関根へ。ジャンプして胸で渡邊に落としてワンタッチで右の金子へ。本多を前に置いたままファークロスは酒井がクリア。荻原から松本、左から右に振ってラストサードの崩しへ、という形は17分にも再現されていて事前によく練習した組み立てかと思われた。
神戸が慌てずゆっくりボールを回しテンポを落とすとレッズのターンが終わりどちらのターンとも言えない膠着状態に。徐々にファウルが増えるレッズ。前半終了間際に一瞬ヒヤッとしたものの神戸にほぼチャンスを与えず、かと言ってレッズもシュート数は稼いだものの決定機と呼べるほどのシーンは無いまま前半終了。
HTの選手交代は双方無く後半開始。サヴィオのミスからピンチを招きエリア内でフリーの大迫に頭で合わされる決定機を作られる。
49分に酒井にアクシデントが発生し6分後に交代で日高を投入。FK、CK、ロングスロー等セットプレーからチャンスメイクする神戸。63分に汰木OUTパトリッキIN。が、7分後にパトリッキOUT飯野IN。70分に金子OUT原口IN。互いに交代カードを切り合うも流れがどちらかに傾くこともなくこのまま終わるかと思われた81分。レッズのCKからホイブラーテンが頭で逸らしてネットを揺らし先制成功、かと思われたが混戦から松本の背後から腕に当たったプレーがハンドの判定が下りゴールは取り消し。
88分に荻原OUT長沼IN、サヴィオOUT前田IN。その直後に大迫に抜け出され西川と1対1になりこの日最大のピンチを迎えるも西川のブロックで九死に一生を得るレッズ。その後ATに少しレッズにチャンスがあったものの決定機と呼べるほどではなくドローで終了。
キックオフ直後の前へ前へのハイテンションや16回というファウルの多さから開幕戦特有のかかり気味の状態が見られたレッズ。そのかかった時間帯にチャンスは作ったので決め切れていれば最高の開幕戦で終えられたはずだがそこはやはりディフェンディングチャンピオン神戸のホームゲームということもあって簡単にはいかなかった。ただ相手にチャンスはほぼ作らせなかったので10回やったとしても1回もこちらが負ける姿は想像できないほどこちらが試合をコントロールしていたことはチームとして自信を持っていいと思う。
開幕戦ということで以下新加入選手等の気になったプレー。
関根:過去何度もトライしては諦めてを繰り返してきたSBというポジションを遂にスタメンから務めることになった関根だがなかなか堂に入ったプレーだったのでは。ビルドアップ時のスムーズさ、金子、安居らとの連携も内に入って前方へのフィードも上手くやれていたのでは。
サヴィオ:7分の中央爆走からのアウトサイドスルーパスに痺れた。
松本:裏抜けからのポスト直撃シュートに痺れた。ビルドアップの出口役も完璧。
金子:抜き切らずにクロスを放り込めるのがいい。
2025年2月14日金曜日
2025 J1リーグ 順位予想
今年は結構ジンクスとかオカルトを根拠に予想した順位もあり。
昨年に続いて「離脱」は夏に海外移籍しそうな選手。
■予想順位
1位 浦和レッズ
ここだけは毎年全力で思考停止。
2位 サンフレッチェ広島
離脱予想:田中、満田、東、中野
就任初年度から3位、翌年3位、そして昨季は準優勝とついに優勝まであと1歩のところまでこぎ着けたスキッベ監督もついに4年目。ともすればマンネリ化してしまいそうな危険を孕む長期政権にここらで何か変化を加えたくなるものだが今オフの移籍も例年通りの少数精鋭。28歳でまさかの欧州移籍しちゃったから30歳ならどうだ?ってことでジャーメイン獲得。松本の代役は田中か井上ということで移籍収支はプラス。課題は終盤失速の原因になっていたと思われるACL2が今季はJ1開幕からあること。夏に海外行きそうな有望な20代前半を多く抱えていることや25-26のACLEにも出ることになるのでさらなる補強が夏にあるかどうか。
3位 鹿島アントラーズ
離脱予想:濃野
2024J1監督大移動の1人目鬼木監督就任ということで誰か1人くらい教え子を連れていくかなと思ったものの川崎からの加入は無し。8年間川崎を率いた鬼木監督のサッカーに最も必要な選手は家長と谷口と仮定。家長役を鈴木に任命したとして谷口は誰かとなると植田も関川もタイプが違うように思える。利き足が同じ左足ということで新加入キムテヒョンが一番近いようにすら思える。しかし実際にテヒョンをCBに起用した場合最も手薄な左SBは昨季と同じく安西1人に全て背負わせることになるのだろうか。
4位 ヴィッセル神戸
離脱予想:宮代
シーズン後半からのACLが負担になって失速するだろうと予想したらまるでに苦にせず勝ち進むどころか天皇杯まで獲って2冠達成した神戸に対し、本当に甘すぎる予想をしたとこれでも反省したつもりなのだがそれでも3連覇予想はできない。それくらい新加入選手が少ない。山口が抜けた穴は怪我で戦線離脱していた間に別の選手がしっかり埋めて優勝を果たしたのでいいとしても初瀬の穴埋めはしなくていいのか。左SB自体は本多も半分くらい務めていたからいいとしてもFK、CK、クロスと計7アシストの選手を失う痛手をどうリカバーするのか。神戸最大のストロングポイントだと思っていた夏の補強もここ2年はおとなしめ。
5位 町田ゼルビア
離脱予想:藤尾、林
様々な方面で旋風を巻き起こしJ1初参戦で3位という輝かしい成績を残した町田。ストーブリーグでも派手にリーグ最多の20人放出。移籍した選手の中で最多出場時間は藤本の1829分。鈴木が抜けて中村を獲り、柴戸が抜けて前を獲り、そして藤本が抜けたポジションは相馬に何とかしてもらう算段かと思われる。シーズン後半から始まるこれまた初参戦となるACLEは負担になるかどうか。
6位 横浜Fマリノス
離脱予想:山根
キャンプレポートからは3-4-2-1を導入してるらしい。ゼロからのチーム作りとも書いてありリーグ3位の61得点や、対照的に多すぎるリーグ17位の62失点と、どちらも忘れてゼロベースの構築と考えていいのだろうか。実際チームを解体する勢いで放出したDFは計8人で加入したDFは4人。昨季の浦和レッズに怪我人が続出した原因の全てがもし2023の過密日程にあるとしたらマリノスはここからがほんとうの地獄なのかもしれない。
7位 FC東京
離脱予想:高、安斎
監督大移動第2弾。鹿島同様監督と共に新潟からFC東京へ移籍した選手は無し…のはずが昨年高が新潟から加入している。しかも高は松橋新潟のキーマンだったようで2023シーズンはGK小島に次ぐ出場時間2555分。新潟では専ら4-2-3-1でクラモフスキーは4-2-1-3ということで移行も特に問題なさそう。ただ2人で13ゴール稼いだディエゴと荒木が抜けてヒアンと佐藤で埋め切れるかどうか。
8位 アビスパ福岡
離脱予想:松岡、重見
監督大移動第3弾。何せ多方面に選手を売りまくってる鳥栖なので福岡にもミョンヒ監督の教え子は松岡、金森、岩崎、田代と4人もいる。中でも松岡は7位で終えた2021年の鳥栖を支えた重要選手。当時の鳥栖も2024福岡も3バックなのでFC東京同様移行はスムーズのはず。「前のチーム」と言われるほど福岡を象徴する選手になっていた前の移籍や宮やグローリ等放出した選手の合計出場時間は9450分。かなり痛手のように見えるが名古、見木、上島と何人もJ1即戦力を獲得しているので移籍収支はプラス。あとはリーグ最少の33得点という課題をどう解決するか。
9位 名古屋グランパス
離脱予想:三國
ランゲラックの抜けた穴にシュミット、ハチャンレの代わりに宮か佐藤、パトリックの代わりにカストロか浅野ということで移籍収支はプラス。長谷川監督就任以降の3年を振り返ると2022の総得点はリーグ16位、総失点は最少の1位。2023は得点は10位、失点は6位。2024は得点は14位、失点は8位。カストロ復帰が最大の朗報かと思われる名古屋だがカストロが最もいい数字を残した2020を長谷川監督の下では一度も越えられていない。ユンカーも開幕前に怪我。浅野も昨季は怪我が多かった。
10位 ガンバ大阪
離脱予想:半田
合わせて13ゴールを稼いだ坂本とダワンが抜けてるので誰がどう見ても移籍収支はマイナス。失点はリーグ2位の少なさなのに得点が10位でこっちを増やさなきゃならないのに高体連上がりとドイツ2部からの選手に託さなきゃならないのは厳しすぎる。怪我さえ治れば林もいるけど。唯一ポジれる要素は半田が移籍しなかったこと。
11位 東京ヴェルディ
離脱予想:林、谷口、木村
まさかの6位フィニッシュである意味町田以上のサプライズをもたらしたヴェルディの最大の敵は引き抜きかと思われたが主力放出は見木1人。4人も借りパク成功してることを思えば移籍収支はプラス。唯一の懸念は広島で2位、6位、8位、10位と毎年順位を落とし続けたことからも城福監督の2年目のジンクスが怖い。
12位 柏レイソル
離脱予想:細谷、古賀
関根サヴィオの主力放出は17位で命からがらJ1残留を果たした柏からすると誰もが降格予想をするほどの超痛手と言えそうだが2年リカルド監督を見てきたレッズサポからするとおそらくそれは無い。降格するクラブに共通して言えるのは守備が脆いことだがリカルド監督ならそこはきっと安定すると思う。課題はおそらく得点。昨季のトップスコアラー木下はレッズではたったの2分でリカルドに見限られてしまった。徳島時代の教え子の垣田に細谷の復調も期待されるが一番重要なピース岩尾役を誰が務めるのかが気になる。
13位 川崎フロンターレ
離脱予想:高井、山田、佐々木
水戸時代から数えて7年間長谷部監督に重用された前こそが長谷部サッカーの最重要キーマンだったように思われるが町田にかっさらわれた川崎。唯一薫陶を受けた遠野もマリノスへ移籍した。そもそも長谷部監督と川崎ではスタイルも真逆では?レッズサポ目線だとどうしても「継続性があるか?ないか?」ばっかり気になってしまう。移籍収支はプラマイゼロか微マイナスくらい。主力で抜けたのは遠野だけとは言え加入も新人と完全移籍を除いたらドイツ2部とJ3から2人だけ。
14位 セレッソ大阪
離脱予想:西尾、舩木
パパスが多用しているのは4-2-3-1。色々試した小菊監督がラスト2年で最も多かったのは4-1-2-3ということでどの道4バックは間違いなさそう。全得点の約半数を担ったレオセアラ移籍は相当なインパクトだがFWの助っ人外国人を3人も獲ってるので危機感は持ってそう。鳥海の穴は畠中で埋めるのはいいとしてもカピシャーバと為田が抜けたポジションはかなり手薄。3人の新助っ人の誰かがハマってくれなかったら終わりでは。
15位 ファジアーノ岡山
離脱予想:阿部
失点数はリーグ2位で得点数は10位なのが昇格時のヴェルディと似ている。3-4-2-1でボールを持たない所も似てる。ヴェルディの下位互換くらいを予想。主力放出はCB本山だけで江坂立田佐々木が加入してるので補強はプラス。ヴェルディの互換ということは守備はしっかりしていると見てJ1残留予想。
16位 横浜FC
離脱予想:山根
失点数はJ2最少で得点数は4位。髙橋の代わりに武蔵、カプリーニの代わりに駒井、ガブリエウの代わりに伊藤か山崎と概ね足りてそうだが井上の穴は誰が埋める?駒井にやらせたらカプリーニのポジションが空く。いずれにせよ後ろが厚めで前が手薄では。移籍収支は微マイナス。
17位 京都サンガ
離脱予想:福田、川﨑、佐藤
金子が抜けたCHのポジションは十分足りているので問題なし。豊川が抜けた右WGはマルコ1人なので薄い。本業は左WGの奥川にやらせるつもり?いつ落ちてもおかしくない危うい勝ち点推移を毎年しているが夏の補強がハマるのも毎年恒例になりつつあるので京都なりの残留パターンを習得したと言えるかも。
18位 アルビレックス新潟
離脱予想:秋山
樹森新監督はスポニチによると「基本的には4-4-2でやっていく」らしい。スタイル継承宣言もあったとのこと。金沢とのTM3本中2本練習生が出ている右SBは新加入ゲリアがやってくれそうなのでひとまず安心。ただでさえリーグ19位の失点数で守備の改善という課題もあるのに小島デン長倉が抜けた穴も埋めなければならないのは厳しすぎる。
19位 湘南ベルマーレ
離脱予想:池田、福田
「浦和レッズと第3節で試合したクラブは降格する」という9年続いていたジンクスが22年と23年は不発に終わり呪いは解けたかと思ったら札幌が降格して呪い復活。オカルトだけを信じて湘南を降格予想するのではなく、なんだかんだでずっと落ちないと思っていた鳥栖と札幌がついに落ちたことがこの予想に踏み切らせた。得点数がリーグ7位で失点数が16位というアンバランスさも札幌を彷彿とさせる。怪我人もかなり多かった。
20位 清水エスパルス
離脱予想:山原
清水を降格予想する根拠となるデータは一応あるもののこれも湘南同様ほぼオカルト。まず前提として昇格クラブは必ず1クラブは落ちるのが6年続いている。しかも落ちるのは決まって昇格した2か3クラブのうち(J2で)一番失点が多かったクラブだった。今年はそれが清水。主力が4人も抜けているが穴を埋め切れていないこともマイナス。
昨年に続いて「離脱」は夏に海外移籍しそうな選手。
■予想順位
1位 浦和レッズ
ここだけは毎年全力で思考停止。
2位 サンフレッチェ広島
離脱予想:田中、満田、東、中野
就任初年度から3位、翌年3位、そして昨季は準優勝とついに優勝まであと1歩のところまでこぎ着けたスキッベ監督もついに4年目。ともすればマンネリ化してしまいそうな危険を孕む長期政権にここらで何か変化を加えたくなるものだが今オフの移籍も例年通りの少数精鋭。28歳でまさかの欧州移籍しちゃったから30歳ならどうだ?ってことでジャーメイン獲得。松本の代役は田中か井上ということで移籍収支はプラス。課題は終盤失速の原因になっていたと思われるACL2が今季はJ1開幕からあること。夏に海外行きそうな有望な20代前半を多く抱えていることや25-26のACLEにも出ることになるのでさらなる補強が夏にあるかどうか。
3位 鹿島アントラーズ
離脱予想:濃野
2024J1監督大移動の1人目鬼木監督就任ということで誰か1人くらい教え子を連れていくかなと思ったものの川崎からの加入は無し。8年間川崎を率いた鬼木監督のサッカーに最も必要な選手は家長と谷口と仮定。家長役を鈴木に任命したとして谷口は誰かとなると植田も関川もタイプが違うように思える。利き足が同じ左足ということで新加入キムテヒョンが一番近いようにすら思える。しかし実際にテヒョンをCBに起用した場合最も手薄な左SBは昨季と同じく安西1人に全て背負わせることになるのだろうか。
4位 ヴィッセル神戸
離脱予想:宮代
シーズン後半からのACLが負担になって失速するだろうと予想したらまるでに苦にせず勝ち進むどころか天皇杯まで獲って2冠達成した神戸に対し、本当に甘すぎる予想をしたとこれでも反省したつもりなのだがそれでも3連覇予想はできない。それくらい新加入選手が少ない。山口が抜けた穴は怪我で戦線離脱していた間に別の選手がしっかり埋めて優勝を果たしたのでいいとしても初瀬の穴埋めはしなくていいのか。左SB自体は本多も半分くらい務めていたからいいとしてもFK、CK、クロスと計7アシストの選手を失う痛手をどうリカバーするのか。神戸最大のストロングポイントだと思っていた夏の補強もここ2年はおとなしめ。
5位 町田ゼルビア
離脱予想:藤尾、林
様々な方面で旋風を巻き起こしJ1初参戦で3位という輝かしい成績を残した町田。ストーブリーグでも派手にリーグ最多の20人放出。移籍した選手の中で最多出場時間は藤本の1829分。鈴木が抜けて中村を獲り、柴戸が抜けて前を獲り、そして藤本が抜けたポジションは相馬に何とかしてもらう算段かと思われる。シーズン後半から始まるこれまた初参戦となるACLEは負担になるかどうか。
6位 横浜Fマリノス
離脱予想:山根
キャンプレポートからは3-4-2-1を導入してるらしい。ゼロからのチーム作りとも書いてありリーグ3位の61得点や、対照的に多すぎるリーグ17位の62失点と、どちらも忘れてゼロベースの構築と考えていいのだろうか。実際チームを解体する勢いで放出したDFは計8人で加入したDFは4人。昨季の浦和レッズに怪我人が続出した原因の全てがもし2023の過密日程にあるとしたらマリノスはここからがほんとうの地獄なのかもしれない。
7位 FC東京
離脱予想:高、安斎
監督大移動第2弾。鹿島同様監督と共に新潟からFC東京へ移籍した選手は無し…のはずが昨年高が新潟から加入している。しかも高は松橋新潟のキーマンだったようで2023シーズンはGK小島に次ぐ出場時間2555分。新潟では専ら4-2-3-1でクラモフスキーは4-2-1-3ということで移行も特に問題なさそう。ただ2人で13ゴール稼いだディエゴと荒木が抜けてヒアンと佐藤で埋め切れるかどうか。
8位 アビスパ福岡
離脱予想:松岡、重見
監督大移動第3弾。何せ多方面に選手を売りまくってる鳥栖なので福岡にもミョンヒ監督の教え子は松岡、金森、岩崎、田代と4人もいる。中でも松岡は7位で終えた2021年の鳥栖を支えた重要選手。当時の鳥栖も2024福岡も3バックなのでFC東京同様移行はスムーズのはず。「前のチーム」と言われるほど福岡を象徴する選手になっていた前の移籍や宮やグローリ等放出した選手の合計出場時間は9450分。かなり痛手のように見えるが名古、見木、上島と何人もJ1即戦力を獲得しているので移籍収支はプラス。あとはリーグ最少の33得点という課題をどう解決するか。
9位 名古屋グランパス
離脱予想:三國
ランゲラックの抜けた穴にシュミット、ハチャンレの代わりに宮か佐藤、パトリックの代わりにカストロか浅野ということで移籍収支はプラス。長谷川監督就任以降の3年を振り返ると2022の総得点はリーグ16位、総失点は最少の1位。2023は得点は10位、失点は6位。2024は得点は14位、失点は8位。カストロ復帰が最大の朗報かと思われる名古屋だがカストロが最もいい数字を残した2020を長谷川監督の下では一度も越えられていない。ユンカーも開幕前に怪我。浅野も昨季は怪我が多かった。
10位 ガンバ大阪
離脱予想:半田
合わせて13ゴールを稼いだ坂本とダワンが抜けてるので誰がどう見ても移籍収支はマイナス。失点はリーグ2位の少なさなのに得点が10位でこっちを増やさなきゃならないのに高体連上がりとドイツ2部からの選手に託さなきゃならないのは厳しすぎる。怪我さえ治れば林もいるけど。唯一ポジれる要素は半田が移籍しなかったこと。
11位 東京ヴェルディ
離脱予想:林、谷口、木村
まさかの6位フィニッシュである意味町田以上のサプライズをもたらしたヴェルディの最大の敵は引き抜きかと思われたが主力放出は見木1人。4人も借りパク成功してることを思えば移籍収支はプラス。唯一の懸念は広島で2位、6位、8位、10位と毎年順位を落とし続けたことからも城福監督の2年目のジンクスが怖い。
12位 柏レイソル
離脱予想:細谷、古賀
関根サヴィオの主力放出は17位で命からがらJ1残留を果たした柏からすると誰もが降格予想をするほどの超痛手と言えそうだが2年リカルド監督を見てきたレッズサポからするとおそらくそれは無い。降格するクラブに共通して言えるのは守備が脆いことだがリカルド監督ならそこはきっと安定すると思う。課題はおそらく得点。昨季のトップスコアラー木下はレッズではたったの2分でリカルドに見限られてしまった。徳島時代の教え子の垣田に細谷の復調も期待されるが一番重要なピース岩尾役を誰が務めるのかが気になる。
13位 川崎フロンターレ
離脱予想:高井、山田、佐々木
水戸時代から数えて7年間長谷部監督に重用された前こそが長谷部サッカーの最重要キーマンだったように思われるが町田にかっさらわれた川崎。唯一薫陶を受けた遠野もマリノスへ移籍した。そもそも長谷部監督と川崎ではスタイルも真逆では?レッズサポ目線だとどうしても「継続性があるか?ないか?」ばっかり気になってしまう。移籍収支はプラマイゼロか微マイナスくらい。主力で抜けたのは遠野だけとは言え加入も新人と完全移籍を除いたらドイツ2部とJ3から2人だけ。
14位 セレッソ大阪
離脱予想:西尾、舩木
パパスが多用しているのは4-2-3-1。色々試した小菊監督がラスト2年で最も多かったのは4-1-2-3ということでどの道4バックは間違いなさそう。全得点の約半数を担ったレオセアラ移籍は相当なインパクトだがFWの助っ人外国人を3人も獲ってるので危機感は持ってそう。鳥海の穴は畠中で埋めるのはいいとしてもカピシャーバと為田が抜けたポジションはかなり手薄。3人の新助っ人の誰かがハマってくれなかったら終わりでは。
15位 ファジアーノ岡山
離脱予想:阿部
失点数はリーグ2位で得点数は10位なのが昇格時のヴェルディと似ている。3-4-2-1でボールを持たない所も似てる。ヴェルディの下位互換くらいを予想。主力放出はCB本山だけで江坂立田佐々木が加入してるので補強はプラス。ヴェルディの互換ということは守備はしっかりしていると見てJ1残留予想。
16位 横浜FC
離脱予想:山根
失点数はJ2最少で得点数は4位。髙橋の代わりに武蔵、カプリーニの代わりに駒井、ガブリエウの代わりに伊藤か山崎と概ね足りてそうだが井上の穴は誰が埋める?駒井にやらせたらカプリーニのポジションが空く。いずれにせよ後ろが厚めで前が手薄では。移籍収支は微マイナス。
17位 京都サンガ
離脱予想:福田、川﨑、佐藤
金子が抜けたCHのポジションは十分足りているので問題なし。豊川が抜けた右WGはマルコ1人なので薄い。本業は左WGの奥川にやらせるつもり?いつ落ちてもおかしくない危うい勝ち点推移を毎年しているが夏の補強がハマるのも毎年恒例になりつつあるので京都なりの残留パターンを習得したと言えるかも。
18位 アルビレックス新潟
離脱予想:秋山
樹森新監督はスポニチによると「基本的には4-4-2でやっていく」らしい。スタイル継承宣言もあったとのこと。金沢とのTM3本中2本練習生が出ている右SBは新加入ゲリアがやってくれそうなのでひとまず安心。ただでさえリーグ19位の失点数で守備の改善という課題もあるのに小島デン長倉が抜けた穴も埋めなければならないのは厳しすぎる。
19位 湘南ベルマーレ
離脱予想:池田、福田
「浦和レッズと第3節で試合したクラブは降格する」という9年続いていたジンクスが22年と23年は不発に終わり呪いは解けたかと思ったら札幌が降格して呪い復活。オカルトだけを信じて湘南を降格予想するのではなく、なんだかんだでずっと落ちないと思っていた鳥栖と札幌がついに落ちたことがこの予想に踏み切らせた。得点数がリーグ7位で失点数が16位というアンバランスさも札幌を彷彿とさせる。怪我人もかなり多かった。
20位 清水エスパルス
離脱予想:山原
清水を降格予想する根拠となるデータは一応あるもののこれも湘南同様ほぼオカルト。まず前提として昇格クラブは必ず1クラブは落ちるのが6年続いている。しかも落ちるのは決まって昇格した2か3クラブのうち(J2で)一番失点が多かったクラブだった。今年はそれが清水。主力が4人も抜けているが穴を埋め切れていないこともマイナス。
2025年1月21日火曜日
2024 J1リーグ 順位予想結果
3クラブ的中。15,16,17位は当てたかった。
2024 J1リーグ 順位予想
浦和レッズ
予想 1位
結果 13位
怪我人出し過ぎ。
サンフレッチェ広島
予想 2位
結果 2位
行くなら満田が最有力候補で次点で東だと思っていた海外移籍はなんと川村、大橋の移籍というどちらもノーマークの選手が移籍したものの開幕してからの新井獲得や川辺の3年ぶりの復帰等もあり予想通りの2位。もう少しターンオーバーして負担を分散できれば終盤失速することも無かったかも?
横浜Fマリノス
予想 3位
結果 9位
シーズン前半はACL8試合、後半にACLE6試合、天皇杯5試合、ルヴァンカップ4試合、リーグ戦38試合、計61試合。2023年に60試合こなしてボロボロになったレッズを見てる側からすれば9位でもよくぞ戦ったと健闘を称えたい。
川崎フロンターレ
予想 4位
結果 8位
広島同様行くかもと予想した2人が海外に行かず瀬古と大南というノーマークの2人が海外移籍。何せ6年間も4位以内をキープし4度優勝してる川崎なので2023年の8位からなんだかんだで修正してくるだろうと予想していたが2年連続8位。長らくJ1の王者として君臨してきた神奈川2強が揃ってこの順位に落ち着いたのは一時代の終焉を感じるとともに順位予想もこれまで通りとはいかないのかもしれない。
ヴィッセル神戸
予想 5位
結果 1位
まさかの連覇。しかも天皇杯まで獲って2冠。予想通り夏の主力放出も特に無し。怪我人もそこそこ出したしACLも並行するなら昨季よりも順位を落とすのがセオリーのはずだったが吉田監督が想像以上にターンオーバーが上手すぎた。5位予想をしたこちらとしては昨オフ獲得選手の見積もりが甘すぎたか。まさか宮代があんなハマるとは思っていなかったので。
鹿島アントラーズ
予想 6位
結果 5位
「今年こそは」と下振れを予想すると定位置の5位をとるのが鹿島。2年連続で同じミス。まるで成長していない……
ガンバ大阪
予想 7位
結果 4位
ハズレはハズレだけどもこの結果は褒められてもいいと思っている。13位,15位,16位からの7位予想が予想を超えて4位フィニッシュなんて誰が予想できるものか。夏の海外流出は半田を予想したが行かずに山本が移籍。入れ替わりで加入した林は怪我で全然出れず7月半ばから9試合勝ち無しで失速。課題は夏。
セレッソ大阪
予想 8位
結果 10位
予想時は得点力不足を課題に挙げ課題解決はブエノに託された?と書いたら2年目のレオセアラが大爆発し21ゴールを量産。にもかかわらず総得点はリーグ16位の43ゴール。毎熊の移籍は予想通り。ガンバ同様夏に8試合勝ち無しで失速。個人的に気になるのはフォーメーションをやたら弄っているところ。監督が交代してるレッズでも2種なのに交代してないセレッソは4種も使って全て6試合以上試している。
FC東京
予想 9位
結果 7位
誤差の範囲内のズレではあるもののこの2位差を生んだのは確実に荒木。松木の海外移籍も読み通りだし五輪招集も野澤は当たったけど佳史扶と松木が呼ばれず荒木が招集されて何もかも荒木1人に予想を狂わされた。なんとか他で帳尻を合わせたかった。
サガン鳥栖
予想 10位
結果 20位
まさかのブービー。夏も冬も主力を何人も引き抜かれまくってることを思えば何ら不思議ではないとは言えそれでも毎年中位を守ってきたのが鳥栖だったからこそ他所を先に予想したうえで空いた順位に鳥栖を据える消去法的予想だったのだが。これが移籍情報をベースとした予想の限界なのかもしれない。
北海道コンサドーレ札幌
予想 11位
結果 19位
鳥栖に続きまさかの降格2クラブ目。5年連続で10~12位で大安定だった札幌が遂に。10~12位で予想しておけばOKなどと適当な予想をしたしっぺ返しとでも言わんばかりの結果。でも鳥栖と違って昨オフの移籍をちゃんと振り返れば確かにこれまでに無い引き抜かれ方をしているのでこっちは鳥栖よりは納得。
アビスパ福岡
予想 12位
結果 12位
2023年の予想結果を受けて「お騒がせ乱高下クラブ」と評した福岡がようやく納得の順位に落ち着いて予想的中。22年総得点ビリ、23年総得点15位で24年はまたビリ。前年からの5位ダウンは山岸が抜けた分が直に響いたと見ていいのでは。
名古屋グランパス
予想 13位
結果 11位
個人的に昨オフの移籍ではノーマークだった三國が守備の要としてハマり逆に最も期待されたであろう山岸が負傷離脱もあり2ゴール止まりに終わった名古屋。シーズン後半はカップ戦に全振りでリーグ戦を捨てたのかも。
町田ゼルビア
予想 14位
結果 3位
フォーメーションと保持率から柏以上鹿島未満と予想したらまさか鹿島より上位で終わるとは。15節から28節までの間首位を守り優勝した神戸より長く首位に立ってたものの夏に平河が移籍したり怪我人が出たこともあって31節から5試合勝ち無し。J1初挑戦でこの結果は立派。
アルビレックス新潟
予想 15位
結果 16位
予想時に「主力が離脱しても的確に補うフロント」と評したものの開幕後の引き抜きにはさすがに対応し切れず右SBの藤原の総出場時間はチーム最長3323分。昨オフの移籍も例年になく主力の流出が多かったことも痛手だった様子。差し当たっての問題は19点も増えた失点から守備の改善か。
柏レイソル
予想 16位
結果 17位
柏の生き死には細谷次第、と予想したが正直十中八九移籍する前提の順位予想だった。出て行っても補強で帳尻合わせてなんとか残留という想定だったが細谷は出て行かず補強も垣田を獲得したものの予想の1つ下でギリギリの残留という結果。木下はチーム内トップスコアラーだし関根は1年で海外旅立つほどブレイクしたし上手くいったように見える昨オフの補強もマイナス収支という見方は外れていなかったのでは。
湘南ベルマーレ
予想 17位
結果 15位
15,16,17位はシャッフルするだけで当たってた僅差で正直外した気がしない。大橋が抜けた穴はさぞ大きかろうと予想したが2桁得点のFWを3人も出し直近のJ1の9シーズンで最多の53得点。にもかかわらず昨季同様の15位というのは素直に喜んでいいのかどうか。
ジュビロ磐田
予想 18位
結果 18位
横内監督の手腕には期待してたもののブラジル人ガチャ4連という補強の怪しさから降格予想したら的中。ジャーメインの骨折とかCBの五輪招集とか、どちらもそんなに長くないとは言え当落線上の磐田にはかなり効いたか。
京都サンガ
予想 19位
結果 14位
シーズン前半で3勝11敗5分けで後半が9勝4敗6分けと露骨な右肩上がり。夏にブラジル人ガチャで大当たりを引いたのは誰でも分かる変化だがそれだけでここまでの勝ち点ペースに回復するものかどうか。
東京ヴェルディ
予想 20位
結果 6位
予想から最も遠い結果を出してくれたヴェルディ。ポポヴィッチにしろ城福にしろ何人かの監督にとってJ1リベンジ成功のシーズンになったように思えた。やはり堅固な守備を構築できるチームは簡単には落ちない。
2024 J1リーグ 順位予想
浦和レッズ
予想 1位
結果 13位
怪我人出し過ぎ。
サンフレッチェ広島
予想 2位
結果 2位
行くなら満田が最有力候補で次点で東だと思っていた海外移籍はなんと川村、大橋の移籍というどちらもノーマークの選手が移籍したものの開幕してからの新井獲得や川辺の3年ぶりの復帰等もあり予想通りの2位。もう少しターンオーバーして負担を分散できれば終盤失速することも無かったかも?
横浜Fマリノス
予想 3位
結果 9位
シーズン前半はACL8試合、後半にACLE6試合、天皇杯5試合、ルヴァンカップ4試合、リーグ戦38試合、計61試合。2023年に60試合こなしてボロボロになったレッズを見てる側からすれば9位でもよくぞ戦ったと健闘を称えたい。
川崎フロンターレ
予想 4位
結果 8位
広島同様行くかもと予想した2人が海外に行かず瀬古と大南というノーマークの2人が海外移籍。何せ6年間も4位以内をキープし4度優勝してる川崎なので2023年の8位からなんだかんだで修正してくるだろうと予想していたが2年連続8位。長らくJ1の王者として君臨してきた神奈川2強が揃ってこの順位に落ち着いたのは一時代の終焉を感じるとともに順位予想もこれまで通りとはいかないのかもしれない。
ヴィッセル神戸
予想 5位
結果 1位
まさかの連覇。しかも天皇杯まで獲って2冠。予想通り夏の主力放出も特に無し。怪我人もそこそこ出したしACLも並行するなら昨季よりも順位を落とすのがセオリーのはずだったが吉田監督が想像以上にターンオーバーが上手すぎた。5位予想をしたこちらとしては昨オフ獲得選手の見積もりが甘すぎたか。まさか宮代があんなハマるとは思っていなかったので。
鹿島アントラーズ
予想 6位
結果 5位
「今年こそは」と下振れを予想すると定位置の5位をとるのが鹿島。2年連続で同じミス。まるで成長していない……
ガンバ大阪
予想 7位
結果 4位
ハズレはハズレだけどもこの結果は褒められてもいいと思っている。13位,15位,16位からの7位予想が予想を超えて4位フィニッシュなんて誰が予想できるものか。夏の海外流出は半田を予想したが行かずに山本が移籍。入れ替わりで加入した林は怪我で全然出れず7月半ばから9試合勝ち無しで失速。課題は夏。
セレッソ大阪
予想 8位
結果 10位
予想時は得点力不足を課題に挙げ課題解決はブエノに託された?と書いたら2年目のレオセアラが大爆発し21ゴールを量産。にもかかわらず総得点はリーグ16位の43ゴール。毎熊の移籍は予想通り。ガンバ同様夏に8試合勝ち無しで失速。個人的に気になるのはフォーメーションをやたら弄っているところ。監督が交代してるレッズでも2種なのに交代してないセレッソは4種も使って全て6試合以上試している。
FC東京
予想 9位
結果 7位
誤差の範囲内のズレではあるもののこの2位差を生んだのは確実に荒木。松木の海外移籍も読み通りだし五輪招集も野澤は当たったけど佳史扶と松木が呼ばれず荒木が招集されて何もかも荒木1人に予想を狂わされた。なんとか他で帳尻を合わせたかった。
サガン鳥栖
予想 10位
結果 20位
まさかのブービー。夏も冬も主力を何人も引き抜かれまくってることを思えば何ら不思議ではないとは言えそれでも毎年中位を守ってきたのが鳥栖だったからこそ他所を先に予想したうえで空いた順位に鳥栖を据える消去法的予想だったのだが。これが移籍情報をベースとした予想の限界なのかもしれない。
北海道コンサドーレ札幌
予想 11位
結果 19位
鳥栖に続きまさかの降格2クラブ目。5年連続で10~12位で大安定だった札幌が遂に。10~12位で予想しておけばOKなどと適当な予想をしたしっぺ返しとでも言わんばかりの結果。でも鳥栖と違って昨オフの移籍をちゃんと振り返れば確かにこれまでに無い引き抜かれ方をしているのでこっちは鳥栖よりは納得。
アビスパ福岡
予想 12位
結果 12位
2023年の予想結果を受けて「お騒がせ乱高下クラブ」と評した福岡がようやく納得の順位に落ち着いて予想的中。22年総得点ビリ、23年総得点15位で24年はまたビリ。前年からの5位ダウンは山岸が抜けた分が直に響いたと見ていいのでは。
名古屋グランパス
予想 13位
結果 11位
個人的に昨オフの移籍ではノーマークだった三國が守備の要としてハマり逆に最も期待されたであろう山岸が負傷離脱もあり2ゴール止まりに終わった名古屋。シーズン後半はカップ戦に全振りでリーグ戦を捨てたのかも。
町田ゼルビア
予想 14位
結果 3位
フォーメーションと保持率から柏以上鹿島未満と予想したらまさか鹿島より上位で終わるとは。15節から28節までの間首位を守り優勝した神戸より長く首位に立ってたものの夏に平河が移籍したり怪我人が出たこともあって31節から5試合勝ち無し。J1初挑戦でこの結果は立派。
アルビレックス新潟
予想 15位
結果 16位
予想時に「主力が離脱しても的確に補うフロント」と評したものの開幕後の引き抜きにはさすがに対応し切れず右SBの藤原の総出場時間はチーム最長3323分。昨オフの移籍も例年になく主力の流出が多かったことも痛手だった様子。差し当たっての問題は19点も増えた失点から守備の改善か。
柏レイソル
予想 16位
結果 17位
柏の生き死には細谷次第、と予想したが正直十中八九移籍する前提の順位予想だった。出て行っても補強で帳尻合わせてなんとか残留という想定だったが細谷は出て行かず補強も垣田を獲得したものの予想の1つ下でギリギリの残留という結果。木下はチーム内トップスコアラーだし関根は1年で海外旅立つほどブレイクしたし上手くいったように見える昨オフの補強もマイナス収支という見方は外れていなかったのでは。
湘南ベルマーレ
予想 17位
結果 15位
15,16,17位はシャッフルするだけで当たってた僅差で正直外した気がしない。大橋が抜けた穴はさぞ大きかろうと予想したが2桁得点のFWを3人も出し直近のJ1の9シーズンで最多の53得点。にもかかわらず昨季同様の15位というのは素直に喜んでいいのかどうか。
ジュビロ磐田
予想 18位
結果 18位
横内監督の手腕には期待してたもののブラジル人ガチャ4連という補強の怪しさから降格予想したら的中。ジャーメインの骨折とかCBの五輪招集とか、どちらもそんなに長くないとは言え当落線上の磐田にはかなり効いたか。
京都サンガ
予想 19位
結果 14位
シーズン前半で3勝11敗5分けで後半が9勝4敗6分けと露骨な右肩上がり。夏にブラジル人ガチャで大当たりを引いたのは誰でも分かる変化だがそれだけでここまでの勝ち点ペースに回復するものかどうか。
東京ヴェルディ
予想 20位
結果 6位
予想から最も遠い結果を出してくれたヴェルディ。ポポヴィッチにしろ城福にしろ何人かの監督にとってJ1リベンジ成功のシーズンになったように思えた。やはり堅固な守備を構築できるチームは簡単には落ちない。
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